信じる、ということの物理的チカラについて | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

 

HSP/HSC プロデューサー 皆川公美子です。


日々、セッションやセミナーやイベントなどを通じて考えていることを

今日は記したいと思います。

 
セッションに来てくださったHSPの方の現実をご本人が生きやすくなる方向へ動かす、ということが自分のなかでは中心的な姿勢で、
そのためにどちらの方向からアプローチしようかというのを常に考えています。

 

 
大抵はHSPならではのお悩みやお仕事にたいすることなわけですが、
(社会と接触するときに、という議題のご相談が多いです)

 
ご相談によっては、
もうこれはわたしの1時間半のセッションじゃ、どうしようもないよねという難しいケースもあります。

 
その方の生きるエネルギーをあげるにはどうしたらいいだろう、
祈るしかない、みたいな局面です。
 
 
「正しいか、正しくないか」なんてなんの役にもたたない、
生きていくエネルギーがわく方向はどっちだ

という命のセンサーの現場においては何が一番パワフルか。
 
 
っていうときに、
その人の状態をアセスメント(見立て・判断)みたいのじゃなく、
その人の生命力を「信じる」ということが
ウルトラ大事だなあとつくづく思います。
子育てにおいても、これははずしちゃいけない視点な気がします。
 


ちょっと論点はずれるかもしれないけど、信じるチカラ=愛着形成の力について
精神科医の岡田先生がこう書いておられます。
 
 
「筆者は、医療少年院での20年にわたる臨床の中で、愛着というものの働きの重要性に改めて気づかされた。医療少年院につれてこられた子どもたちは、大部分が深刻な愛着障害を抱えていたのだが、治療や回復を困難にする原因も、まさにその点だったからである。
中略)
時間がたつにつれて、わかったことは、医学モデル(○○療法のようなもの・皆川注)にそった通常の治療をするケースよりも、愛着に焦点化した対応をしたケースの方が、ずっと改善が良いということだった。
その顕著な違いは、境界性パーソナリティ障害の治療において見られた。本人を医学モデルに沿って診察し、治療する場合と、本人の診断よりも、家族への働きかけを中心に行ったケースを比べると、後者の方が改善がよいという傾向が見られたのである」(愛着障害の克服 光文社新書 岡田尊司著)
 

 

 

 
書家の金澤翔子さんのお母様のお話を10年ほど前に聞いたとき、
そのときもうすでに彼女はご活躍だったけど、
ダウン症という困難を持ちながら、いまや一人暮らしをしているという驚異的な社会的回復をした一番の根源的理由はやっぱりお母さんの信じる力だったのではと思います。
 

写真をこちらよりお借りしました。

意志の力はフォトンにのっかるという話も最近聞くようになりました。
わたしにとって絵空事でもなんでもない、
経験上「だよね」という納得のうえにあります。

 

 

 ↑信じる力はフォトンに乗る というお話で塾の子どもたちをつぎつぎに日本○位に押し上げていく驚異の先生。村松大ちゃん先生。学習だけじゃない、部活もだ!

 


 
目に見える物質化した物体や状況を見るのではなくて、
そのうしろで何が作用しているか、
ということを
大切に見ていくことを、
日本の学校でも社会でも、大事にしていくときが来ているのではないかなあと

つくづく思います。

HSPの方はここのところをはじめから「あるもの」として捉えているきらいがあって

セッションでも多少スピリチャル?という方向は避けて通れない感じがすることも

あります。

 
 
要するに
「心?それは測れないし、証明できないから医療機関や役所の証明書がないと・・・」
などと言うのじゃなくて、
 
デンマークのように
「心地よくなくちゃ、パフォーマンスはあがらないって
みんな知ってるよ?」
 
って学校でも会社でもみんなが当たり前に認識しているみたいなことです。

 

自分の感受性を

「目に見えないけどなしにしない」という姿勢。

 

それこそが感受性の強いHSPさんには必要なことではないかしら。

 

 

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ご参加者の声はこちら

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