HSPの仕事術⑨〜HSPの共通の悩み「多面的なものごとをどこからどうやって伝えよう」 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

HSP/HSCプロデューサー 皆川公美子です。
 
1つの物事を説明して、相手に伝えようとしたときに
 
こういう時は、こうで
こういうときはこうで
こっちの角度から見るとこうで
 
AはBである! ってほど
単純なもんだいじゃないよなあ〜
 
なんでそんなにみんなシンプルに書けるわけ?
と思ったことは ないでしょうか?
 
 
ものごとっていろんな面があるのに
なんで一方向からだけ
断言できるんだろう・・・的な(笑)
 
こんなこともある
あんなこともある
全部伝えなきゃ
 
 
そのように感じる方は
物事を立体的に捉えていて
捉えている情報が大きすぎるのかもしれません。
 
ぱっと絵を見せられて

この絵を目の見えない人に
説明して。
 
と言われたら、
どこからどう説明しよか、って
一瞬考えちゃいますね。
 
全部わかってイメージしてもらうためには
多分1時間くらい説明がいる。と思う人と
 
「赤と青の手の形の椅子があってさ、
あと3つくらい抽象的なオブジェが
壁にかかってるの」でいいじゃんという人が
います。
 
 
 
 
有名ブロガーさんであっても
ひと言で言い切っていたり
一刀両断していたりすると
 
えーそのことにはこういう局面もあるのに
こういう局面もあるのにと
いつまでも考えていたりする。
 
わたしが洞察系と呼ぶHSPのなかの一部の方たちは
モノゴトの真実にとても高い関心があって
立体的に大きな情報量を捉えるので
言い切りが苦手です。
 
 
 
子どもの場合それはこんなふうにでます。
お友達の家でお母さんが
 
 
「おやつよ〜〜」って言ってどさっとお菓子のお皿を置いてくれた。
5人いた子どもたちは
わーーーーいい!って走り寄ってきて、
 
ぐわし!!!
 
って次の瞬間に手づかみしてる。
でも中にひとりだけ、
動きの鈍い子がいる。
 
その子の頭のなかでは
「お菓子何個あるかな?みんなで5人いるから
ひとり何個ずつ食べていいのかな?
ってよりさきに、お母さん食べていいって言ったっけ?
あ、みんなもう掴んでる!!」
 
そんなふうにぐるぐると考えているうちに
場は進行している(笑)という感じ。
 
 

動きが鈍いのではなくて、頭の中でいろいろ考えているから行動が止まっているのです。

社会人になっても、そういう人は
プロジェクトがはじまってから
この人数だとこうでああで
半年くらいたつとこうなってくるだろうな、
この人とこの人はあまり相性がよくないから
がっつり組ませるみたいなんじゃなくて
少し距離がとれるようなかかわりができる
仕事の配置にしたほうがいいんじゃないのかな
等々(笑)言うので
 
「考えすぎ」「複雑系」などと言われてしまう。
 
 
心あたりある方、いますか?
 
情報量が多すぎて多面的に捉えるほど
不自由感が出てしまうのは
こういうカラクリです。
 
思いついて、すぐそれを実行、
くらいのほうが
客観的には捉えている世界がこじんまりなのに
「デキル」「行動力がある」「機敏に動ける」
と周りからは受け取られます。
 
 
人間は自分が認識しているモノゴトに対して共感するので、
自分より捉えている世界が大きい人の情報は認識できません。
 
それがHSPが周りから言われる言葉No. 1の
【考えすぎ】につながるわけです。
 
 
要するに
モノゴトを立体的に
または面で
捉える人と
 
線で捉える人がいる、
みたいなイメージ。
 
 
 
なんでみんなスムーズに動けるの?と思ったときには
自分の情報量が客観的に大きすぎないかどうか、まわりを観察してみましょう。
 
 
お仕事のなかでそういう自分の情報量の多さに困っている場合は、
 
今、どの情報を出し、どの情報を出さないか
それは仕事が進んでいく時系列のなかの
どういうタイミングで出していくのがいいか、
それを決めればいいだけです。
 
そして、やっぱり多面的に捉えているものは
多面的な構造で出して行こう。


(客観的にそこまで見てくれる人がいると、
便利ですよ。
わたしも自分のことはわかりづらいので
人にお願いしています。。)
 
 
 
 

 

 

<これまでのHSP仕事術連載>

HSPの仕事術〜時間軸<未来>の人をあまり見たことがなーい
HSPの仕事術②〜競争や争いや戦いがからっきしできないことを、自分に許す
HSPの仕事術③〜直感力も論理力と同等に扱う

HSPの仕事術④〜感性の似た人にだけ届ける、と腹をくくる

HSPの仕事術⑤〜お役立ちや成果も書くけど、世界観も書き続ける

HSPの仕事術⑥~HSPは会社に向かない?!

HSPの仕事術⑦~ターゲットを決めづらいという特性
HSPの仕事術⑧~目標や指針は一歩先、くらい。遠すぎるゴールはNG。

 

◆HSPの仕事術コラムまとめ

 

感受性の高い、繊細、敏感さんの世界を
現実につなぐ
「オンリーワンの仕事が社会にとどくライティング講座(仮)」をもうすぐリリース予定です。
 

周波数講座を改定し、より届く・広める力をご自分のものに
していただける体験型講座です。

理論を聞くだけで終わりでなく、フィードバックややりとりをしながら、

ご自身の表現術と本質をゲットしていただけるような作りになっています。
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