HSP/HSC プロデューサー 皆川公美子です。
今日は個人で仕事をしている方に向けて、
ターゲット（たったひとりのお客さま、ペルソナとか言われるもの）を、
HSPのかたは決めづらいということについて書こうと思います。
これまで100名近い方とがっつりお仕事や活動の話をしてきました。
多くの方とお話したり、ホームページやブログを添削させていただくなかで
最も意外に思ったお悩み事がありました。
それは【サービスの相手（ターゲット）を絞っていくことができない】というお悩みです。
普通ビジネスを始める時がターゲットと言うものを絞って
そこから始めていくと言うのが一般的です。
なぜならば告知や投稿そういったもので自分の商品やサービスをお客様に表現していくときに、
ある1人のお客様像と言うものが決まっていないと表現にブレが出たり、
お客様に届かなかったり、そういうことが起きてくるからです。
雑誌などは、ものすごく細かくターゲット像が設定されているのをご存知ですか？
４０代 女性 都市部の郊外のマンションに住んでいる
だんなさんがいて、子どもは何人 何歳と何歳
所有している車は◯◯で 通わせているのは私学の幼稚園
小学校か中学校受験に敏感 貯蓄の額◯◯円
1日の生活リズムは・・・・・
などです。
HSPの人のビジネスにおいてはそのターゲットがいつまでたっても決まらない、
または絞ることができないと言うことがかなり頻繁に起こります。
ここからはご本人たちからうかがった感覚の話を皆様にシェアしますね。
感覚が鋭かったり、共感性が高くて人の気持ちをすぐわかってしまうHSPにとって
お相手にとってどういうサービスが1番ストライクで
どういうサービスで1番喜んでいただけるかは、手に取るようにわかります。
あ、ここでお悩みなのか、とかこのレベルのことは必要ないね、とか
「この人以外にはできないよ」ということがない。
それが仕事・ビジネスにとっては結構大変だという・・・
クライアントさんにとってどういう講座内容がいいのか
クライアントさんは何を必要としているか
逆に何はいらないか、
１対１のときは
「この人たち以外にはできないよ」ということが自分の分野では、ほぼない。
たとえばお料理教室を運営しているとして、
それが婚活のための２０〜４０代女性の、というのと
小さなお子様と暮らすお母様のためための、というのは両方できるよ！どっちもおいで！
というのは個人事業の場合けっこうハードルの高いものになるという感じです。
（ベジタリアンのための、とかお客さまへの他のキーワードがある場合は別です。）
これがお友達や個人的なことだったら
誰に対しても対応できるというのはとてもよろこばしいことですよね。
でも不特定多数の社会に向けて、何かを提供するとき
それはかなり「わかりにくい」ものとなることは否めません。
もちろんわかりやすけりゃいいってもんじゃないのですが
シンプルなものは強いメッセージを持つということもありますね。
私も全く同じようなことを経験してきています。
そのまま複数の路線をもって、実験してみていることがらもあります。
誰に対してもできるのにどうやって絞ればいいの
どちらも自分にとって同じ位大切なのに絞っていくことの根拠は何?
だってだれにだって、できるもん！
これは皆様の根源的な疑問のようです！
普通はビジネスとしてどちらが高い利益が出るかということに重きを置くと言うのがセオリーなのでしょうが、
自分の感性に正直なHSPの方々にとってそれはそこまでシンプルなことではないようです。
時代は動いています。
上記に対して逆のことを言うようですが
複数のファネルを持ったまま、行くという仕事術も同時に模索中です！
ええ、わたしも（笑）
＜これまでのHSP仕事術連載＞
HSPの仕事術〜時間軸＜未来＞の人をあまり見たことがなーい
HSPの仕事術②〜競争や争いや戦いがからっきしできないことを、自分に許す
HSPの仕事術③〜直感力も論理力と同等に扱う
HSPの仕事術⑤〜お役立ちや成果も書くけど、世界観も書き続ける
感受性の高い、繊細、敏感さんの世界を
現実につなぐ
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