すぷりんぐ、はず、かぁむ…。

 

4月。

各地でさくらも満開、一気に春爛漫のこの頃、いかがお過ごしでしょうか?

 

曲がりなりにも「京都観光ガイド」を名乗り、活動しているみなせも、曲がりなりにあれこれと多忙な日々を送っております。

(後は、金につながってくれるのみ!:笑)

 

…そんなわけで7年目のスタートとなる「初夏の京都蘖の会」のお知らせでございます~。

 

「京都蘖(ひこばえ)の会」とは?

京都(時々滋賀)を舞台に、各季節2回ずつ年8回開催する、いわゆる「宗教二世」をはじめ「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」を対象にした、少人数の自助的な集いです。

特に、下記の2点を最も大切にしています。

 

①古都京都、湖国滋賀の美しい景色や美味しい味覚を楽しみながら、参加者同士が少人数でゆっくりコミュニケーションを取り、交流を楽しめること。
 

②必要とされる方々がそれほど待たされることなく、かつ必要最小限の費用で参加できる、「交流のインフラ」として機能すること。

コンセプト等、詳細はこちらの記事参照。

昨年開催の「初夏の京都蘖の会」はこちら


前回(早春)の記事はこちら

…って、すぐ前の記事です(^^;

 

実施要項

開催日:
1回目:2024(令和6年)5月18日(土曜日)
2回目:2024 (令和6年)6月2日(日曜日)
※両日とも雨天決行

募集人数:
3名/回(「世話役」みなせを含めて1卓を囲める人数)
※最小催行人数:1名
 
集合場所:
JR京都駅烏丸口、中央改札前(駅ビル正面、0番ホーム向かいの改札)に10時半。
(参加者、その日の状況により変更有。お申込みいただいたみなさまに個別に連絡いたします)

 

お申込み状況

※すべて締め切りました。

次回「第4回広島蘖の会」、および「初秋の京都蘖の会」にてお待ちしております。

 

 

今回のコース:東山蹴上、疏水の流れと名刹の青もみじを愛でるひと時

 

お江戸日本橋七つだち〜

京都三条大橋から江戸日本橋へ至る、「東海道五十三次」。


江戸から京を目指してきた旅人たちにとって、最後の峠越えとなったのが、現在の山科区と左京区を隔てる「日ノ岡峠」でした。

 

長い旅を経て、眼下に広がる京の街を見下ろす、または京の街に別れを告げるべく振り向く…。

長きにわたり、さまざまな旅人たちが、それぞれの思いを抱いてこの道を歩いたのかもしれません。

 

そんな「日ノ岡峠」の京都側の出入り口となる地域が、今回のコースとなる蹴上(けあげ)になります。

 

「蹴上」…京都らしいと言えば京都らしい、背後に深い意味でもありそうな地名であります。

 

その由来を紐解いて見ると、

 

1.平安時代末期、奥州平泉へ向かう源義経に対し、通りすがりの平家の武者が乗った馬が泥水を蹴り上げて刃傷沙汰になった。

 

2.この近くにあった「粟田口処刑場」へ引かれてゆく罪人たちを、役人たちが後ろから蹴り上げた

 

以上2つの、どちらも血なまぐさい?由来から来ているようで、さしずめJWにとっての「誕生日」のように、禁止事項になりそうな地名だったりします(笑)

 

加えて、明治時代、いわゆる「東京奠都」により天皇不在となった京都を再生させる上で、この蹴上の地は非常に重要な拠点ともなりました。

 

…そう、琵琶湖疏水

(4月、山科安朱橋付近)

 

それまでは京都の水源といえば、鴨川や桂川といった川の水、もしくは井戸水。

(京都の井戸水の美味しさは特筆すべきなのですが、この辺を語りだすと長くなるので、別の機会へ…^^;)


そんな京都の街へ、お隣滋賀県から「琵琶湖の水」を引き込む水路(琵琶湖疏水)を建設します。

琵琶湖からやってきた水の最初の拠点となったのが、ここ蹴上の地。


日本最初の水力発電所が建設されたことで、全国に先駆けて市内電車が走るようになり、また京都市内の工業も活発になることで、京都は近代日本の最先端産業技術都市として息を吹き返したのでした!

 


(現在も現役の、関西電力所有の発電所です)

また、京都と大津の間を「疏水船」が行き琵琶湖を経由して遠くは北陸や東京に至る、長く物流の屋台骨を担いました。

特に、船ではクリアできない高低差を解消するために、船ごと車台に乗せてレール上を上下するインクライン(傾斜鉄道)は当時としては画期的な技術であり、現在でもその遺構は桜の名所として知られています。

 

 

さらに、琵琶湖疏水の流れは、新たな景観も生み出しました。

 

その水路と、それに伴う建造物の多くが赤レンガを用いて建築され、伝統的な京都の景観に溶け込んだ、モダンで美しい風景を作っております。

 

とりわけ、南禅寺境内に建設された「水路閣」は、古代ローマ帝国の水道橋をモチーフに、南禅寺の歴史的景観と見事に調和したデザインであります。

 

また、明治の元勲のひとりである山県有朋(第3代、第9代内閣総理大臣)の別荘として造営された「無鄰菴」は、この琵琶湖疏水の流れを引き込み、伝説の庭師、小川治兵衛(7代目)により、彼の故郷、長州の山里を思わせるような見事な景色を作り出しております。

 

 

…それで、7年目のスタートとなる「初夏の京都蘖の会」では、この琵琶湖疏水流れる蹴上の地を舞台に、「水」と「緑」をテーマに一日を作ってみようと思います。

 

清水寺、智積院、青蓮院、南禅寺、永観堂、哲学の道から銀閣寺…。

 

蹴上を含むこの東山界隈は「京都観光のゴールデンエリア」とも言うべき、世界的に有名な名所名刹が集中しておりまして、「京都蘖の会」では混雑を避けるためにもこれまでコースより外していたのですが、この度、7年目のスタートということもあり、新たなチャレンジ?として、今回のコースへと選ばせていただきました。

 

桜の季節が終わり、もみじの若葉輝く「青もみじ」の季節は。一年を通して比較的人出が落ち着くと言われています。

「紅葉の名所は、すなわち新緑の名所」…まさしく!

 

 

また、「無鄰菴」は時間と人数を区切った「事前予約制」を取るなど、少人数でゆっくりと観光できるように配慮がなされており、世話人みなせとしてもこのような制度を最大限活用させていただきます。

 

清々しい新緑の季節、京都市と京都市民にとって「命の水」とも言うべき琵琶湖疏水にまつわる、数々の名跡を楽しむ、少人数のプチツアーの一日をご一緒しませんか?

 

~当日のスケジュール~(進行具合により、若干前後します)

10時半:待ち合わせ、地下鉄で蹴上駅へ移動。

11時半:ランチ

13時:観光(南禅寺庭園、水路閣など)

15時:無鄰菴観光、およびティータイム

17時:解散、希望者は二次会

 

※現地の混雑具合、また無鄰菴の予約状況に応じてスケジュール変更の可能性があります旨、ご了承くださいませ。

 

~会費について~
現地での実費のみ(飲食代、交通費、拝観料等)

※大体の目安
ランチ代:¥3,500前後
地下鉄料金(京都~蹴上往復):¥520
無鄰菴入場料:¥600

~お申し込み方法~

4月13日土曜日午前10時より受付開始(1回目、2回目共通)
アメブロ、twitter等SNS上のメッセージ、もしくはLINE、みなせ宛の個人メールにてお申し込みください。

お申し込みの際には、下記の3点を必ず含めてくださいませ。

1.参加ご希望の日(5月18日 or 6月2日)

2.京都駅までご利用の交通機関(例:JR、新幹線、地下鉄、私鉄等)
3.みなせと「はじめまして」の方は、お申込みの際に簡単な自己紹介(お住まいの地域、年代、所属教団歴等)もいただければ幸いです。(オフ会、もしくはオンライン等ですでにみなせと面識のある方については必要ありません。)



※みなせのもとに届きさえすれば、どのアプリを使っていただいてもOKです)


※「京都蘖の会」は、お住まいの地域にかかわらず、全国の方がお申込み可能です。

※提携させていただいている(一社)「陽だまり」さまにご相談くださっているみなさまは、公式LINEアカウントより担当相談員を通したお申込みが可能です。

 

~締め切り~

定員に達する、あるいは開催当日の2週間前

(無鄰菴が要予約、キャンセル不可である関係上、通常より早く設定させていただきます。)

 

1回目:5月4日(土曜日)

2回目:5月19日(日曜日)

※いずれも24時最終締め切り

 

~「やむを得ず中止」の判断について~

下記のいずれかに該当する「止むを得ない状況」になりました折には、大変申し訳ありませんが開催を中止いたします。

1.開催4日前(1回目:5月14日火曜日、2回目:5月29日水曜日)20時の時点で、国もしくは京都府知事、京都市長による「緊急事態宣言」 、「まん延防止等重点措置」 およびそれに類する宣言・指示が京都市下に発令されており、その制限の内容が「京都蘖の会」実施に著しい支障(例:移動ができない、食事ができない、拝観が出来ない等)をきたし、当日まで解除の見通しが立たないと判断される場合。

2.開催前日(1回目:5月17日金曜日、2回目:6月1日土曜日)20時の時点で、京都市内に何らかの気象警報が発令され、翌朝までに解除の見通しが立たないと判断される場合。

上記に該当する場合、(判断に迷う状況を含め)お申込みいただいた方々へ速やかに、個別に連絡させていただきます。


~ご注意事項~

※お住まいの地域と交通機関の都合上、待ち合わせ時間や場所の変更ご希望の方はその旨お申し出くださいませ。
可能な限り対応させていただきます。

※小さなお子さま同伴での参加をご希望の方は、個人的にその旨ご相談くださいませ。

都度対応させていただきます。
(文化財保護の観点より、施設によっては拝観に年齢制限を設けている場合があります。)

 

※「京都蘖の会」は、「完全事前お申し込み制」です。
世話人であるみなせが特定の個人に参加を依頼したり、特別に招待したりすることはありません。
必ず、記載されている時期と手順にてお申込みいただくようお願いいたします。

※お店の予約の都合上、および正規の手続きにてお申込みくださった方々を「守る」観点より、「アポなしの当日飛び入り」等、正規のお申し込み手続きを経ない方の参加は固くお断りします。

※やり取りの際に使用させていただいた個人情報は、当会に関する連絡のみに使用させていただき、(ご本人の希望がない限り)当会終了後に削除いたします。

※ 「京都蘖の会」は、参加者同士がゆっくり交流し、深いコミュニケーションを取るための場です。
よって、「京都蘖の会」の場を利用した、ご自身のビジネスの宣伝や営業、勧誘、商品の販売、集客目的のSNS投稿を厳に禁止し、事前の許可無く行なった方は、以後のご参加をすべてお断りいたします。

(例外として、事前にご申告の上、別に定める「宣伝広告料」をお支払いいただくことで特別に許可します。ご希望の方は、みなせまで直接お問い合わせくださいませ。)

 

以上