(広島県HPより)
 
桜のピンク色や菜の花の黄色から、若葉の緑色や菖蒲や杜若、そして紫陽花の紫色…。
季節の彩りも変わりつつ、今年も着実に日々が進んでゆきますね。

 

さてさて、大変お待たせしました。

第4回「広島蘖の会」のお知らせでございます~。

 

~広島蘖(ひこばえ)の会とは?~
広島県を舞台に、いわゆる「宗教二世」をはじめ、「親や親族が信じる宗教や組織により、自身の生活に多大な影響を受け、問題を抱えるすべての方々」を対象にした、少人数の自助的な集いです。

特に、下記の2点を最も大切にしています。

①瀬戸内海の美しい景色や美味しい味覚を楽しみながら、参加者同士が少人数でゆっくりコミュニケーションを取れること。


②東京圏にて数多く開催される「オフ会」への参加が困難な、中四国および九州沖縄エリアの方々が可能な限り参加しやすいこと。

※「蘖の会」コンセプトについてはこちら
※前回(第3回)開催時はこちら

前編

後編

 

実施要項

開催日時:
2024年(令和6年)6月9日(日曜日)

募集人数:
5名
※世話人みなせに「現地スタッフ」2名を加えて、全員で最大8名(2卓を囲める人数)
 

集合場所および時間:
JR福山駅改札に10時20分

※福山駅は改札が1か所しかなく、新幹線ご利用の方も、新幹線改札から在来線改札を抜ける形になるので、わかりやすいかと思います。


今回のコース:備後鞆の浦、「潮待ちの港町」を味わい尽くす一日広島県福山市)

 

広島県の東端に位置する人口約45万人の街、福山市

広島県第二の、そして瀬戸内沿岸でも5番目の規模を誇る都市。

(ちなみに、①広島市②岡山市③松山市④倉敷市の順)

 

太平洋戦争の空襲による焼け野原を復興すべく、行政と市民が一体となって1000本のバラの苗が植えられて以来、福山市は「ばらの街」として知られるようになり、「思いやり、優しさ、助け合いの心」を表わす「ローズマインド」という言葉も生まれました。

 

現在でも、新生児が誕生した世帯と、新入学生の世帯には、市よりバラの苗木がプレゼントされるという行政サービスも行われています。

 

一度などは「百万本のバラの町」としてギネス世界記録認定を目指したものの、だれも正確な本数を数えることができず、そのまま頓挫した…とゆー、おマヌケなエピソードもあったりする(笑)

 

2010年に誕生した福山市の公式キャラクター、バラの妖精「ローラ」ちゃん。

 

この福山市の南端、沼隈(ぬまくま)半島にある港町「鞆」から備後灘に至る一帯が「鞆の浦(とものうら)」。

瀬戸内海のほぼ中央に位置するこの海域は、西は豊後水道、東は紀伊水道から流れ来る潮流が交差する地点でもあります。

 

 

潮の流れには「満ち引き」がありますので、

 

満潮時:鞆の浦で双方の潮の流れがぶつかって、潮位が増える。

干潮時:鞆の浦を境にして、双方へ潮が引いてゆく

 

…と、潮の変わり目が激しいため(干満差は4.3m。これは有明海の5mに次ぐ、全国2位の大きさ)、古来より瀬戸内海を航る船は、安全上必ずこの鞆の港で停泊し、潮目が変わるのを待たなければならなかったわけです。

 

このような事情もあり、鞆の港は、古くは万葉の時代より「潮待ちの港」として、また瀬戸内海の重要拠点として機能していたのでありました。

 

また、鞆の浦は歴史上、数々の重要な出来事の舞台となってきました。

 

現在でも絶景を楽しめる「福禅寺対潮楼」は、江戸時代の朝鮮通信使の迎賓館として使用され、その眺めは当時の通信使従事官より「日東第一形勝」(朝鮮より東の世界で一番風光明媚な場所の意)と絶賛されるほどでした。

(福山市HPより)

 

また幕末には、坂本龍馬率いる「海援隊」所有の蒸気船「いろは丸」が、「徳川御三家」のひとつである紀州藩の戦艦「明光丸」と衝突、沈没したのもこの鞆の浦であり、日本で初めて国際法を盾にして龍馬が紀州藩と渡り合った場のひとつともなったのがこの「対潮楼」でありました。

 

※龍馬の交渉と周到な根回しの結果、現在の金額に換算して120億から130億円(高知銀行試算)もの賠償金を紀州藩よりせしめたものの、龍馬は11月に京都で暗殺されてしまう。その賠償金をだれが、どのように使ったのかは現在も諸説紛々である。

 

1934年(昭和9)年3月16日、鞆の浦は「瀬戸内海国立公園」として、雲仙(長崎県)、霧島(鹿児島県)と並んで日本最初の国立公園に指定されました。

(国立公園指定時の記念切手:Wikipediaより)

 

「鞆港」は、

 

「常夜灯(灯台)」、

「雁木(階段状の船着場)」、

「波止場(埠頭)」、

「船番所(検問所)」、

「焚場(ドック)」といった、江戸時代当時の港湾施設すべてが現代までそのまま残されている、全国唯一の港です。

 

また、港周辺の街並みもそのまま残されていて、当時の古地図が現在でも通用するほどに大変珍しい、見ごたえのある区域です。

4月初旬、下見時にお世話になった、「鞆の浦しおまちガイド」の北村女史。

ハンドアウトを効果的に使い、わたしたちの身近な事柄に結びつける分かりやすさと興味深さ、何よりも鞆の浦への溢れる愛がガンガンつたわり、「ガイドの端くれ」としてむちゃくちゃ勉強になりました!

 

その他にも、


2017(平成29)年10月:ユネスコ記憶遺産認定
2017(平成29)年11月:国重要伝統的建造物群保存地区認定
2018(平成30)年5月:日本遺産認定(瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町~セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦~)

 

…等々、まさに「景観の三冠王」とも言えるほどに、世界的にも評価の高い美しい地域なのであります。

 

さらに、渡し舟で5分の距離にある「仙酔島」は、古代の火山活動によって形成され、現在でもその影響が残る奇岩や奇妙な育ち方をしている植物が溢れる、広島県随一のパワースポットでもあります。

 

船着場付近の「岩のトンネル」。地層にも注目!

 

火山活動の影響?か、うねうねとした生え方をしているウバメガシの木。

 

…そもそも、「仙人もその景色の美しさに酔いしれてうっかり時を忘れてしまった」という言い伝えからその名がついたほど、まさに「人外レベル」の美しさです。

 

これほどまでに美しい鞆の浦は、過去数々の映画やドラマのロケ地になってきました。

 

たとえば…

ウルヴァリンSAMURAI(2013)

 

 

ドラマ「流星ワゴン」(2015)

 

…そして忘れちゃいけない!

「崖の上のポニョ」(2005)!!

 

海を舞台にした作品は、宮崎(駿)がいつか描きたいと長年夢見てきたが、「波を描くのが大変」という理由で、それまで踏み切れずにいた。

2004年11月にスタジオジブリの社員旅行で訪れた瀬戸内海の港町である広島県福山市の鞆の浦(とものうら)を非常に気に入り、準備として2005年の春、鞆の浦の海に隣した崖の上の一軒家に2ヶ月間滞在し、さらに2006年夏、単身でこもった。

 

本作の構想もこの時に練り、自身を極限に追いつめる鬼気迫った姿がNHKで放送された。

2ヶ月間滞在では、瀬戸内と関東の屋根瓦との違いや、太平洋との波の違いに特に興味を引いた。

(Wikipediaより引用)

 

 

 

…だから「猫バス」も走ってる(笑)

 

…さらにさらに!!

 

鞆の浦はその特徴的な潮の流れから、古来より鯛漁が盛んに行われていました。

それゆえに、瀬戸内の鯛を使ったグルメは外せません!

(名店の一軒「千とせ」さま:福山観光コンベンション協会HPより)

 

みなせが食べた「鯛おにぎり」。

 

鞆の浦特産の「保命酒(ほうめいしゅ)」は、江戸時代の公家、上級武士、豪商に愛飲されただけでなく、朝鮮通信使のもてなし、さらには黒船でやってきたペリーやハリスにも饗されたほど、珍重されていたお酒です。

焼酎に餅米と麴を入れて発酵させた味醂に、さらに16種類の生薬を入れて…。

試飲してみましたが、トロリと甘い味わいでした。

「『養命酒』と似たようのものか?」とガイドさんに質問したところ、「全く別物ですっ!!」と、胸張って答えてくださいました(笑)

 

…とまぁ、こないだ自ら下見をしてきたこともありまして、「コレデモカ!!」と言わんばかりにてんこ盛りに綴ってもまだまだ足りないくらいに、見どころ、味わいどころがたくさんあるのです。

 

 

…これほどまでに美しく、素晴らしい「鞆の浦」で、

同じ背景を持つ仲間と美しい景色と美味しいグルメを楽しみつつ、ゆっくりと語らい、「つながりを紡ぐ」時間を過ごすのはいかがでしょうか?

 

「その人自身」と、その「つながり」をいちばん大切に。

マインド溢れる「広島スタッフ」の仲間と一緒に、みなさまのご参加をこころよりお待ちしております♪

 

当日の予定(進行状況により、若干の変更あり)

10時20分:福山駅改札にて待ち合わせ
10時半:福山駅前より「鞆の浦」行きバス乗車
11時:鞆の浦バスセンター着、ランチ
12時半:観光、及び自由行動(「広島スタッフ」が、コースを鋭意準備中)
15時半:再集合、ティータイム
16時25分:鞆の浦バスセンター発のバスに乗車
17時:福山駅前にて解散、希望者は二次会へ

会費について
「広島蘖の会」は、みなせが京都より「出張開催」の形になりますゆえ、会費を下記の通り設定させていただきます。
当日、現金にてスタッフへお渡しくださいませ。

¥3,000(ランチ代込み、交通費等のその他雑費は各自別途負担)


※福山駅前~鞆の浦間の往復バス運賃は¥1,120(ICカード可)

※当日の満足度、次回以降への期待に応じて、参加者からの「自発的な寄付」歓迎(笑)


キャンセル料について
最終締め切り日(5月31日)まで無料。
※それ以後のキャンセルはランチ代相当のキャンセル料(詳細は個別連絡)を請求いたします。

 

お申込みについて
「広島蘖の会」は、中四国、九州沖縄地域における「宗教二世」はじめとした人々の「つながりを紡ぐ」ことを第一目的として開催します。
よって、お住まいの地域に応じ、お申込期間を以下の通り設定します。

一次募集:

4月21日(日曜日)午前10時~

対象:中四国、九州沖縄在住、もしくは(現住地域に関わらず)この地域で現役時代を過ごされた

二次募集:

5月1日(水曜日)午後6時~

対象:全国の方


締め切り(一次、二次共通):
5月31日(金曜日)24時


※提携をさせていただいている(一社)陽だまりさまへご相談されているみなさまは、「陽だまり」公式LINEから担当相談員を通してお申込みいただくことが可能です。

 


「やむを得ず中止」の判断基準について
 下記のいずれかに該当する「止むを得ない状況」になりました折には、大変申し訳ありませんが開催を中止いたします。




1.開催4日前(6月5日水曜日)20時の時点で、国もしくは広島県知事、福山市長による「緊急事態宣言」 、「まん延防止等重点措置」 およびそれに類する宣言・指示が福山市下に発令されており、その制限の内容が「広島蘖の会」実施に著しい支障(例:移動ができない、食事ができない等)をきたし、当日まで解除の見通しが立たないと判断される場合。



2.開催前日(6月8日土曜日)20時の時点で、福山市内に何らかの気象警報が発令され、翌朝までに解除の見通しが立たないと判断される場合。



上記に該当する場合、(判断に迷う状況を含め)お申込みいただいた方々へ速やかに、個別に連絡させていただきます。


その他注意事項
※「広島蘖の会」は、「京都蘖の会」同様、「完全事前お申し込み制」です。

世話人であるみなせ、および広島スタッフが特定の個人に参加を依頼したり、特別に招待したりすることはありません。

※お店の予約の都合、および正規の手続きにてお申込みくださった方々を「守る」観点より、「アポ無しの当日飛び入り」等、正規のお申し込み手続きを経ない方の参加は固くお断りします。

※ 「広島蘖の会」は、参加者同士がゆっくりコミュニケーションを取るための場です。
よって「広島蘖の会」の場を利用したご自身のビジネスの宣伝や営業、商品の販売、勧誘、集客目的のSNS投稿を厳に禁止します。
(但し、別に定める「宣伝広告料」を世話人みなせにお支払いいただくことで特別に許可します。

ご希望の方は、世話人みなせまで直接お問い合わせくださいませ。)

※交通機関の都合上、指定した待ち合わせ時間や場所の変更をご希望の方はその旨お申し出くださいませ。
可能な限り対応させていただきます。

※お子さま同伴での参加をご希望の方は、個人的にその旨ご相談くださいませ。都度対応させていただきます。


※やり取りの際に使用させていただいた個人情報は、当会に関する連絡のみに使用させていただき、(ご本人の要望がない限り)当会終了後に削除いたします。

以上

 

♪ポーニョポニョポニョさかなのこ~…

参加者は当日ちゃんと歌えるようになっておくこと(ウソw