2024年6月前半に一人でゆるゆると福島や栃木の湯を巡ったシリーズ、その5。
まずはここまで行程リンク集から。
ようやく立寄ることができた二岐温泉「大丸あすなろ荘」のお話、後編です。
前編よりさらに写真が多めなのであしからず!
二岐温泉 大丸あすなろ荘 <後編>
1F部分にあった館内の大浴場「あすなろ湯」(前編)の近くに、外にある浴場への入口がある。
ここから残りの浴場へ参りましょう!
残りの浴場とは「自噴泉岩風呂」と「渓流露天風呂(男性)」。
まずは「自噴泉岩風呂」の方へ。
こちらが温泉フリークならチェックを入れざるを得ない、足元湧出の浴場![]()
「自噴泉岩風呂」
この浴場は1つしかなく、男湯時間、女湯時間、混浴時間と区切られている。
立寄り入浴ができる時間帯は混浴。
女性の先客がいるとなかなか緊張してしまうし撮影もできない状況だけれども、こちらも終始独り占め![]()
建物自体もそうだけれども脱衣所あたりの木材も新しく、最近リニューアルしたのでしょう。
浴槽がある位置はさらに低いところ↓。
では憧れの浴場内へ。
岩の上にある浴槽は底がデコボコしているので、広いわりにはそれほどたくさんの人は入れないと思われる。
洗い場エリアは浴槽と同じぐらいの広さ。
カランから出るのは水のみだったかと。メモしてないので違ったらごめんなさい。
浴室の一番奥には観音像が。
奇跡の足元湧出浴槽なので、観音様がおられても自然な雰囲気![]()
ではその源泉のお話を。
無色透明な湯は源泉名が「二岐温泉 10号泉 岩風呂」。
この源泉は詳細な分析書が掲げられていた。
源泉温度53.6度、pH8.8の、カルシウム-硫酸塩泉。こちらも純石膏泉。
成分総計は1.449g/kg。
もちろん自然湧出で、湧出量は43.3リットル/分。
この浴槽だけでこの湧出量はかなりの量でしょう。
完全かけ流しと言いたいところだけれども源泉温度が結構高くこのままだと入れないということで、洗い場からのホースから加水がされていた。
この状況で加水かけ流し。
浴槽温度を測ってみると。。。
41.5度と入りやすい状況に加水で調整されている。
これならぼくが入っている間だけでも加水をストップしても問題なかろうということで、ホースの水は浴槽の外へ外す!
もちろん入浴後は元に戻しておきましたよ。
これで入浴時だけでも完全かけ流し?ということで![]()
さて、この自然湧出の源泉の成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンはカルシウムが347.2mg。以下ナトリウム73.6mg、カリウム3.4mg、ストロンチウム0.8mgなど。
陰イオンは硫酸が959.0mgでほとんど。以下炭酸水素9.8mg、炭酸6.0mg、塩化物2.2mg、フッ素0.4mgなど。
非乖離成分はメタケイ酸が46.1mg、メタホウ酸が0.3mg。
自然湧出の量がしっかりあるので、この状態でもオーバーフローは顕著。
ごつごつした浴槽の底、目立つのはこの窪みですよね。
寄ってみるとこんな感じ↓。
この底からブクブク気泡が出ていれば実に映えるのですが、そういう写真は撮れず。
ただし収まりの良い窪みであることは間違いなし![]()
この湯口↓が気になった方もいらっしゃるでしょう。
硫酸塩泉らしいこんもりした析出物もいい雰囲気ですが、ここからは湯は出ておらず。
これは足元湧出が不足したときなどに別源泉を足したりしてたんでしょうかね。
とりあえずこの時は底から自然湧出の単独源泉のみだったはず。
析出物といえば、浴槽の縁の寄り写真↓も載せておきます。
源泉の風味は石膏系、硫酸塩泉の香り。
石膏系の甘味、そして僅かな塩味。
あすなろ湯もそうだけれども、風味に派手さはないのがまたいいんですよ。
さて、どうしても足元湧出のプクプク写真を撮りたい![]()
そのための防水デジカメだし。
訪れた際にその気泡が観察できたエリアは、浴槽の奥側↓。拡大写真なので不鮮明でスミマセン。
複雑にえぐれた部分から出ました、気泡![]()
![]()
おわかりいただけますかね。真ん中下半分のプクプク具合。
二岐温泉に足元湧出浴槽は、ぼくが知るところでこの「大丸あすなろ荘 自噴岩風呂」↑と、「柏屋旅館 自噴巌風呂」↓の2つあるんですよ。
実に値打ちのある温泉地ですよね~![]()
心地よいスベスベ感。
生まれたての湯に包まれる至福の気持ちよさ![]()
イケてない入浴写真しか撮れなかったのはちょっと後悔(^^;
さて、自噴泉岩風呂を堪能した後は一度着衣。
男湯は渓流露天風呂、女湯は子宝の湯となる分岐地点へ。
「渓流露天風呂」
簡易な脱衣所へ到着。
こちらも終始独り占めで入浴![]()
二俣川のまさに渓流沿いの絶景露天風呂が2つ。
これまた開放感がたまりませんねぇ![]()
まずは手前側の浴槽から。
使用源泉は共に大浴場「あすなろ湯」の源泉と同じ。
すなわち「二岐温泉4,5,6,11,12号 混合泉」。
詳細な分析書がないのも同じ(^^;
泉質はカルシウム-硫酸塩泉。やはり純石膏泉。
総計やpHは不明だけれども、アルカリ性。
混合泉で源泉温度が50.8度。
基本は完全かけ流し、冬季は加温かけ流しというのも同じ。
浴槽の温度を測ってみると。。。
42.1度ときっちり湯守されている。
あすなろ湯の露天風呂同様、基本の湯口は浴槽内投入だった。奥にもう一つ地味な湯口があるのだけれどもメモ無し(^^;
浴槽内の湯口は勢いよく投入されており、温度を測ってみると。。。
42.3度と浴槽温度とあまり変わらない。
地味な湯口から熱い源泉が投入されていたのかな。未確認!
源泉の風味はあすなろ湯と同じく、淡い石膏臭とその淡い甘味、喉に引っかかる感じなど。
石膏泉の心地よさもそうだけれども、やはりここはこの渓流沿いのシチュエーションにある景色や空気の心地よさでしょう。
次は奥の方の浴槽。
基本は同じ。
手前よりちょっとぬるかったんだっけ。。。メモなし。
足元湧出がありそうな浴槽の底だけれども、確認はできず。
あったらそう謳っているでしょうし。
湯口には茶色っぽい沈着あり。
でも使用源泉は同じ。
どちらがよいとか無いけれども、他に入浴客が居たら仲良く分けて入れるということですかね。
普段は湯とじっくり向かい合える内湯が好きだけれども、渓流沿いの露天風呂もやっぱり好きですわ![]()
緑の濃い時期だったのも良いタイミングだったかも。
帰り際に、女湯である「子宝の湯」を外側から観察。
湯舟や源泉はもちろん観察できないものの、どうやらこの子宝の湯、別源泉みたい。
すなわち「二岐温泉 11号泉」の単独使用らしい。
渓流の男湯はあすなろ湯と同じ混合泉なのに、女湯は違う源泉使いとは!
この11号は混合泉にも含まれているのだけれども、源泉マニア的には単独使用により値打ちを感じるわけで。
そういう意味では女性の方がよりたくさんの源泉バージョンを楽しめてお得なのではと思う次第であります!
次はこの日泊まる温泉地へ行く前に、このエリアへ行く度に立寄る温泉地へ。
二岐温泉 大丸あすなろ荘
福島県岩瀬郡天栄村湯本字二俣5
0248-84-2311
立寄り入浴料 1000円
立寄り時間 11時~14時半(入館)
立寄り不可の日は月に何日かあり・要確認
【自噴泉岩風呂】
<源泉名:二岐温泉 10号泉 岩風呂>
カルシウム-硫酸塩泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
53.6度
pH8.8
成分総計 1.449g/kg
43.3/分 自然湧出(足元湧出)
無色透明
淡石膏臭あり
淡甘味、微塩味あり
スベスベ感あり
(加水)かけ流し
【渓流露天風呂】
<源泉名:二岐温泉4,5,6,11,12号 混合泉>
カルシウム-硫酸塩泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
50.8℃
アルカリ性
無色透明
淡石膏臭あり
淡甘味あり
自然なスベスベ感あり
完全かけ流し(あるいは加温かけ流し)
2024年6月入湯
※数値はH25の分析より











































