芦ノ牧温泉 旅館 福泉 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2023年3月末、栃木や福島の温泉をおっさん2人で廻った旅シリーズ。

会津若松市まで来ました。

まずは恒例のここまで行程リンク集からどうぞ。

 

乃木温泉 ゆの郷

那珂川温泉 皆幸乃湯 ホテルアライ

中華食堂 つなしま(食事)

新甲子温泉 みやま荘

 

会津若松市まで入り、国道121号を進むと芦ノ牧トンネルがある。

 

 

トンネル出たらそこは芦ノ牧温泉エリア。

 

芦ノ牧温泉の開湯は千数百年前とも言われており、今でこそ古くからメジャーな温泉地という感覚だけれども、昔は行きつくことが難しい幻の温泉と言われていたそうな。

開湯は行基説と弘法大師説があるみたいだけれども、この辺のお話は古い温泉ならほぼ全国どこも同じようなものでしょうイヒ

 

このトンネルを出たところすぐにある交差点の一角にあるのが今回の目的地「旅館 福泉」。

 

 

この交差点、福泉の玄関を正面に見て左側へ行けば旅館街。

 

 

芦ノ牧温泉の多くの宿は、渓谷美も美しい大川とも呼ばれる阿賀川の流れに囲まれるようにある。

ちなみにそんな宿にも今回いくつか立ち寄りを試みたが、全部フラれてしまった(^^;

 

こちら「福泉」はどうでしょう。

 

 

あえて写真は載せないが、宿のすぐ近くには廃墟となった芦ノ牧ホテルの侘しい姿があった。

そう、芦ノ牧温泉は鬼怒川温泉などと同様、廃業大型ホテルの廃墟問題も抱えているのでした。

それはともかく。

宿へアプローチする前にもう少し観察。

 

はす向かいには源泉タンクが。

 

 

全部を調べたわけではないけれども、芦ノ牧温泉は基本混合泉の配湯というイメージ。

この辺りをいつか各宿ごとに確認してみたい。

 

そして温泉街とは直角の方向、121号沿い。

 

 

写真↑左の奥に少し緑色っぽく見えるあたり。

以前立ち寄った「芦ノ牧ドライブ温泉」はその辺にある。

 

 
いい加減、福泉へアタックしましょう!
 
 
芦ノ牧温泉 旅館 福泉
 
 
 
事前に入手したこちらの立ち寄り可能時間は8時~19時。
観光よりもビジネス利用の多そうな雰囲気で、玄関に立ち寄りを歓迎するような表記は一切なし。
 
 
ドアは無事開き、中で声をかけると女将さんが出てきてくれ、立ち寄りはOKとのことニコ
可能時間は一応要確認でお願いします。
 
 
立寄り入浴料500円
 
 
7500円ぐらいから2食付きの宿泊ができ、さらにお安く長期逗留にも対応できるそう。
調べたら部屋数は4つとのこと。こじんまり~。
 
浴場は階下。階段で下に。
 
 
階下といっても立地的には小高い丘の上にあるような感じなので地下ではない。
 
 
風呂→の指示に従うと、椅子が一つと簡易な籠が置いてあるスペース。
 
 
ここ↑が脱衣所。
以前は男女別の浴場があり、雰囲気のあるタイル浴槽だったがそれはどうやら失われた模様。
現在は小さな浴室が一つのみあり、貸切仕様にて利用することになっている。
 
 
この↑「入浴中」の札を掲げて貸切る。
 
では浴室へ。
 
 
コンクリートむき出しの実にシンプルな浴場。
これはこれでまた何とも興奮する佇まいではないですかイヒ
 
 
浴槽はせいぜい大人2人分ぐらいの規模。
 
 
洗い場のカラン&シャワーは一人分。
 
 
カランから出るのはおそらく源泉。
 
 
ではその源泉のお話。
 
 
無色透明な湯は源泉名が「芦ノ牧温泉綜合泉」。
動力揚湯の5本の源泉を混合しており、分析書にはそれぞれの湧出地住所が細かく表記されていた(詳細はここでは割愛)。
湯川原というエリアから3本、峠というエリアから2本だった。
混合泉で源泉温度56.8度pH7.5カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
成分総計1.252g/kg
湧出量の総計は1211リットル/分もあり、温泉地全体を十分賄える量でしょう。
 
この湯を完全かけ流しにて使用している。
 
 
浴槽が小さいので湯は新鮮極まりない状況イヒ
その浴槽の温度を測ってみると。。。
 
 
48.5度とこのままでは入れない(^^;
ただしお湯の上部の温度だったので、ここから丁寧に攪拌、湯もみをし、43度強ぐらいにしてから入浴。
加水はしないで大丈夫だった。
 
 
心地よい芒硝臭、淡い薬臭がする。
いわゆる芒硝味僅かな塩味があった。
 
湯口には芒硝泉らしい白いモコモコ析出物も確認。
 
 
ここで成分の数値を簡単に抜粋。
陽イオンではカルシウムが179.9mg、ナトリウムが182.7mg。ミリバルベースだとカルシウムが上にくる。
以下カリウム8.0mg、マグネシウム1.5mg、ストロンチウム0.9mg、リチウム0.3mgなど。
陰イオンは硫酸が629.5mg、塩化物が142.0mg、炭酸水素が32.3mg。以下ふっ化物3.9mg、臭素0.3mgなど。
非乖離成分ではメタケイ酸が61.0mg、メタホウ酸が9.1mg、メタ亜ひ酸が0.2mg。
 
湯口の温度を測ってみると。。。
 
 
50.2度。
しっかり熱いまま投入されている。
 
 
しっかりとしたスベスベ感もありながら、キシキシ感も少し
芒硝泉系の魅力が味わえる、メジャーな温泉だけあってさすがに良い湯照れ
 
一応おっさんツーショットも。
 
 
以前はこういう仲間3人、4人で巡ることもあったけれども、なかなか予定が合わなくなってしまった。
普段は基本ソロ活動なのは変わりなし。
 
芦ノ牧温泉は先述したように他の宿では立ち寄り入浴を断られたので移動。
次はこの日に泊まる宿のある、これまた有名な温泉地へ。実はお初の温泉地。
 
 
 

芦ノ牧温泉 旅館 福泉

 

福島県会津若松市大戸町芦牧803
0242-92-2236

立寄り入浴料 500円

8時~19時(要確認)

 

<源泉名:芦ノ牧温泉綜合泉>

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
56.8℃  
pH7.5  
成分総計 1.252g/kg
無色透明

芒硝臭、淡薬臭あり

芒硝味、微塩味あり

スベキシ感あり

完全かけ流し

 

2023年3月入湯
※数値はH26の分析表より