2021年8月中旬に悪天候の中で強行した南紀の一泊旅。
8回も続けた「ホテル浦島」シリーズは終了。
チェックアウト後のお話。
まずは今までの投稿のリンク集をどうぞ。
ホテル浦島をチェックアウトした時点でどうにもならないレベルの豪雨
船ではなくバスで専用駐車場まで送ってもらい、あまりの荒天に諦めムードの中、大好きな湯川エリアから1湯ぐらい立ち寄ることにする。
国道42号を「きよもん湯」あたりからゆかし潟の方へ。
少し奥まったところにあるのが目的地「四季の郷温泉」。
有名かつぼくも大好きな「ゆりの山温泉」からも近い。
さらに超極上だった「ここ」もこの近辺。
看板の写真は車の中から。
無休と聞いてはいたが、こんな豪雨で果たしてやっているのか。
足元の悪い中、建物の向こう側へ向かう。
そこは大丈夫、営業中だった
四季の郷温泉
ホテル浦島で朝もいくつか湯に入ってたりしたので、こちらに着いたのは10時20分頃。
前日の予定では10時からのオープンアタック、何ならフライングしてと思っていたのだが、ホテル浦島の濃厚な湯巡りで若干遅れてしまう。
結果的にはそれが失敗だった(^^ゞ
こんな豪雨の中なら貸切状態だろうと勝手に思っていたのだが。。。
入浴料は500円。
営業時間は10時~21時で元旦以外年中無休。
ただし営業時間は17時迄としてある情報もあるので、最新の終了時間は要確認で。
浴場は男女別に内湯が1つずつ。
脱衣所はきれいさっぱりしていたものの、浴場からはすでに話し声が(^^ゞ
最低でも2人の先客は居るということだ。
「かけ流しです」とか「この温泉水は飲めます」など、ニンマリできる言葉が並んでいる
熱交換で加温してあることも説明されているが、後述するけどおそらくこの夏の時期はほとんど加温してないのではと思われた。
地元の常連と思われるオッチャン二人が湯船の中、しかも湯口の前で仲良く並んでかまびすしく話に夢中になっている。
挨拶しながらぼくが入っていっても構わずって感じ。
よって浴場内の写真はほとんど撮ることができなかった
例によって観光サイトなどから勝手に写真を拝借m(__)m
※写真は観光紹介サイトより拝借
浴槽は数人が入れるシンプルな構造。
無色透明な湯がしっかりかけ流されている。
カランから出る湯も源泉そのまま。
シャンプー類も常備されていた。
※写真は観光紹介サイトより拝借
源泉名はそのまま「四季の郷温泉」。
源泉温度38.0度、pH9.5のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.152g/kg。
湧出量は掘削自噴で154リットル/分。
総硫黄の計算値が載っており、0.9mg/kg。
※写真は観光紹介サイトより拝借
淡いタマゴ臭に淡いタマゴ味。
そしてわずかにほろ苦味もある。
まさに湯川の湯、大好きなヤツ
成分総計の少ない名湯の代表的なヤツだ。
浴槽内は体感で38度ぐらいと不感温度。
分析書の温度とほぼイコールだったので、暑い時期はほとんど加温してないのでは思ったのであった。
またそのために二人のオッチャンは浴槽内から全く出ようとしない。
外は豪雨だし、今日は一日風呂に入ってるかと思ったのか(^^ゞ
その時に盛り上がって止まらない二人の会話は、比較的近所にある「落合博満野球記念館」の地元ならではの話
コロナ禍の時期は臨時休業していたようなのだが、ぼくは行ったことがない。
落合本人が淹れる珈琲が飲めることもある(高いが)と聞いたこともある。
※写真は観光紹介サイトより拝借(編集)
オッチャンたちはさておき、湯はツルスベしっかり
そして細かな泡付きも多量にある極上湯で間違いない
成分の数値を抜粋。
陽イオンはナトリウムが38.7mgですでに90.32ミリバル%とほとんど。
カルシウムの3.5mgが続く。
陰イオンは一番高い値がなんと炭酸イオンの29.4mg、49.75ミリバル%。
高アルカリ性と合わせて極上浴感につながっているだろう。
塩化物イオンの13.1mg、硫酸イオンの13.0mgと続く。
メタケイ酸は45.8mgと規定値近くあった。
※写真は観光紹介サイトより拝借
オッチャンたちのプレッシャーもあり長湯は遠慮したが、改めて湯川エリアの湯の魅力を再認識。
ここは再訪してちゃんと自分の目線で撮影したい。
四季の郷温泉
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字橋ノ川287
0735-52-2515
入浴料 500円
10:00~21:00
元旦以外無休
※最新の営業時間は要確認
<源泉名:四季の郷温泉>
アルカリ性単純温泉 (低張性・アルカリ性・温泉)
38.0度
pH9.5
成分総計 0.152g/kg
154リットル/分(掘削自噴)
無色透明
淡タマゴ臭あり
淡タマゴ味、微ほろ苦味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
細かな泡付き多量
(熱交換による加温)かけ流し
2021年8月入湯
※数値はR2分析書より