2021年8月中旬の南紀の1泊旅のお話。
「ホテル浦島」の浴場シリーズを続けてきたが、今回が最後。
いつものようにここまでの行程リンク集から。
本館宿泊の者が入れる5つの浴場、最後になるのが「滝の湯」。
まずは館内マップで場所をチェック。
本館にあるフロントからは一番近い浴場だろう。
「ハマユウの湯」と同様に男女入れ替え制で、どちらかに入れるように時間帯は対になっている。
すなわち入浴可能時間が、女性:15時~24時、男性:6時~12時。
すなわち翌朝の朝、6時半頃に向かった。
撮影禁止だとフライングしてとか頑張る必要はないからねぇ(^^ゞ
ホテル浦島 <滝の湯 編>
先客は1人。
入れ替わる様にしばし独り占めができた。
浴槽の温度に関する掲示があった。
40.5度~43度ですとなっているが、温度がアバウトということではなく、3つの浴槽があって微妙に温度を変えているのだ。
浴場オープンの段階で浴槽温度を測った管理表があったのでこっそり撮影。
オープンして30分ちょい過ぎた頃の実感では内風呂と露天後は大体そんな感じ、露天前というのが43度近くあるように感じた。
ではまずオフィシャルサイトから拝借した写真より。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
↑大きな内湯と露天風呂があることは分かるが、特に内湯はあまり浴場の魅力を伝えてない。
まずはその内湯から。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
浴場奥にある大きな岩から源泉が滝のように投じられている。
那智の滝をイメージしたらしいが、浴場の名前の由縁だ。
※写真は観光紹介サイトより拝借
浴槽は多角形だがプールのように広く、洗い場も十分な規模。
上の写真からは洗い場は改装されたようだ↓
※写真は観光紹介サイトより拝借
カランやシャワーからは他と同様、真湯、真水が出る。
全体像はこんな感じ。
浴槽内は体感で41~2度ぐらいだった。
※写真は観光紹介サイトより拝借
ぼくが訪れたときの実際の湯の色は、こんなに↑青味はなくその上の写真ぐらい、白灰色にやや濁り。
湯を入れてからの時間が少なく浴槽が広いからか、3つの浴槽の中で一番濁りが薄かった。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
その使用源泉は「ハマユウの湯」や「忘帰洞」と同じ、源泉名が「ホテル浦島 温泉集中タンク(岩窟湯、翁湯、赤島1号泉、赤島2号泉、浦島湯、鯨湯)」。
メイン使用の混合泉。
おさらいになるが、源泉温度は51.5度、pH7.3の含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。
成分総計は5.671g/kg。
動力揚湯で合わせて574リットル/分の湧出量。
総硫黄を計算すると約16.67mg。
こちらも完全かけ流しで使用している。
これ↓は改装前の浴場のようだ。
※写真は観光紹介サイトより拝借
やはりこの豪快な湯口が見ていて飽きない。
風味はお馴染み、コクのあるタマゴ臭。
そしてコクのあるタマゴ味にマイルドな塩味。
しっかりとしたスベスベ感があった。
では露天エリアへ。
手前が「あつめ湯」とされた方、奥が小さいがぬるめ。
※写真は観光紹介サイトより拝借
露天風呂から内湯方面を見た状況はこんな↓感じ。
※写真は観光紹介サイトより拝借
この「滝の湯」の3つの浴槽だけでもなかなかの入り応えとなる。
あつめ湯の方から。
※写真は観光紹介サイトより拝借
内湯よりも濁りはやや強く、色味もこんな↑感じ。
体感で先述通り43度近くあり、変化が楽しめた。
もちろん使用源泉は同じ。
湯口の寄り写真ぐらい撮らせていただいてもよいでしょう。
このような析出物が素晴らしい湯口。
灰色っぽい沈着もこちらの源泉の特徴であろう。
奥の浴槽も同じ源泉で、体感で40度ぐらいだった。
※写真は観光紹介サイトより拝借
やはり内湯の岩の湯口が素晴らしく、基本的に内湯に一番長く入っていた。
これにて本館宿泊者が入れる浴場にすべて入浴。
色々細かなチェックと何度でも感動を味わうため洞窟風呂の2つは複数回、ハマユウや磯の湯も2回は訪れた。
1回だけというのはここ、滝の湯だけだった。
これにてホテル浦島のお風呂の話は終わり。
次回は浦島シリーズ最後にオマケで、見学だけ行った山上館のお話を簡単に。
ホテル浦島
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2
0735-52-1011
本館で1泊2食付きのプラン
「滝の湯」
男性:6時~12時 女性:15時~24時
<源泉名:ホテル浦島 温泉集中タンク(岩窟湯、翁湯、赤島1号泉、赤島2号泉、浦島湯、鯨湯)>
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 (低張性・中性・高温泉)
51.5度
pH7.3
成分総計 5.671g/kg
574リットル/分(動力揚湯)
白灰色やや濁り~濁り
コクタマゴ臭あり
コクタマゴ味、マイルド塩味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2021年8月入湯
※数値はH27分析書より