嶽温泉、「西澤旅館」「赤格子館」と立寄った後は、以前より憧れていた湯段温泉へ向かう。
途中の行程が何ともステキ
こんな道を抜けつつだが、湯段温泉は嶽温泉からそんなに遠くない。
ただし湯段温泉、災害や色んな要因で、ここのところ営業している宿が減っている
写真↑の2宿はともに営業をしていなかった
この宿エリアより少し離れたところの別荘地エリア?にあるのが、最初の目的地「時雨庵」。
湯友推薦の宿だった。
これがバス停なのか未確認だが、宿と言うよりどなたかの別荘といった趣だ。
もちろん宿泊メインの宿。
9時頃から立寄り入浴ができると聞いて、行ってみた。
湯段温泉 時雨庵
女将さんより立寄りは快く受けてもらえた。
入浴料は300円と、青森標準・・・ありがたい。
浴場は男女別ということではなく、大小1つずつ。
小には湯を張ってないとのことで、大の方へ。
脱衣所はおよそ宿の脱衣所らしくなく、誰かの家のそれみたい
真ん中に大きなマッサージチェア(手前の布に覆われたヤツ)がドーンと置かれている。
この家庭的な雰囲気が何とも居心地よい
大浴場と言っても、浴槽レベルは2~3人ぐらい。
洗い場はそれなりに広くとられているが、茶色っぽい沈着がよい感じ
洗い場にはシャワー付きカランが並ぶ。
シャンプー類も完備。
浴槽で灰色やや濁りの湯は、源泉名「三上3号泉」。
源泉温度47.4度、pH6.6の、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。
成分総計は3.195g/kg。
湧出量は動力揚湯で340リットル/分ある。
完全かけ流しで使用され、オーバーフローによる黒っぽい沈着が刻まれ続けている。
投入されている源泉自体はほぼ無色透明。
加水用の蛇口はあるが、閉じられたまま。
全体的な赤茶色の沈着が鉄分を感じさせる。
そして源泉からは金気臭がする。
湯口に近づくと、淡いアブラ臭も感じられた。
淡い炭酸のシュワシュワ感と、甘味・酸味といった炭酸味がある。
遊離二酸化炭素は305.7mg。
淡いダシ味と僅かな塩味も。
なかなか複雑だけど、風味豊かでよろしい
しっかりとしたスベスベ感が心地よい
そして何といっても激泡である
あっという間に体中が気泡に包まれた
噂にたがわぬ素晴らしい湯、浴場。
これは泊まってゆっくり入りたくなる。
この湯を小浴場でも入ってみたい。
湯段でマスト湯であろう
湯段温泉 時雨庵
青森県弘前市大字常盤野字湯段萢4-36
0172-83-2089
立寄り入浴料 300円
<源泉:三上3号泉>
ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・中性・高温泉)
47.4度
pH6.6
成分総計 3.195g/kg
340リットル/分(掘削・動力揚湯)
源泉は無色透明
浴槽で灰色やや濁り
金気臭、淡アブラ臭あり
淡炭酸のシュワシュワ感あり
甘味・酸味といった炭酸味、淡ダシ味、微塩味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
大量の泡付きあり
完全かけ流し
2016年10月入湯
※数値はH22の分析表より