嶽温泉の西澤旅館の後、もう1軒だけ立寄ることにする。
簡易郵便局を兼ねている宿、「赤格子館」。
やはり朝8時から立寄り入浴もできるとのこと。
宿名の前で到着写真を撮ろうとするが、看板が見つからない。
玄関脇に生垣？で埋もれていたのを発見。
無事半顔写真を↓。
嶽温泉 赤格子館
館内はひっそりしていたが、女将さんが応対してくれた。
シャワーは無いけど良いかと聞かれる。
立寄り入浴料は300円。
大広間が開け放たれていたが、休憩に使っても良いかは未確認。
浴場は男女別に内湯が1つずつ。
終始貸切状況で入ることができた。
脱衣所にあった分析表で、西澤旅館で使用されていた源泉と同じ湯が供給されていることを確認。
浴場の中に見える浴槽の形状にワクワク
シンプルな浴場に、シンプルなポリバス
後に補強された柱がちょいと邪魔だが、この簡易感がマニア的にニンマリ
洗い場エリアには鏡はあるがむき出しで引かれて来た真水と、常時出ており桶に投じられている湯。
これは源泉であり、しかも熱い。
使用するには左の蛇口から加水をしないといけない。
浴槽が白いため白濁が強く見えるが、実際は淡い白濁。
おさらいになるが、配湯だが自噴の源泉名は「嶽温泉(嶽温泉旅館組合4～5号集湯槽、6～8集湯槽)」。
源泉温度は48.2度、pH2.03の、酸性・含硫黄-カルシウム-塩化物泉。
成分総計は2.991g/kg。
しっかりと投入され、しかも浴槽が小さめのためにオーバーフローはドバドバと言ってもよいだろう
もちろん完全かけ流しである。
白い浴槽に白い析出物が付着している感じ。
湯口は奥の隅側にある。
湯口のこんもり析出物が美しい。
源泉は完全に無色透明。
風味は西澤旅館で感じた感想とほぼ同じ。
コクのある硫黄臭があり、強い酸味、収斂味、少しの苦味も感じられた。
浴槽が小さいせいか、浴槽内の温度は43～4度と高め。
その分、より新鮮さを感じる
もちろん湯触りは柔らかく、スベスベ感もしっかりの極上浴感
そう、湯が熱めでも何とも心地よいのだ。
嶽温泉、またゆっくり訪れたい。
嶽温泉 赤格子館
青森県弘前市大字常盤野字湯の沢21
0172-83-2734
立寄り入浴料 300円
＜源泉：嶽温泉(嶽温泉旅館組合4～5号集湯槽、6～8集湯槽)＞
酸性・含硫黄-カルシウム-塩化物泉（低張性・酸性・高温泉）
48.2度
pH2.03
成分総計 2.991g/kg
自噴
淡白濁（源泉は無色透明）
コクのある硫黄臭あり
強い酸味、収斂味、淡苦味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2016年10月入湯
※数値はH24の分析表より