遠い目の食いしん坊 -556ページ目

新築と中古の家の違い

娘 「私たちの家って 前に人が住んでいたの?」
 
私 「新築の家を買ったんだよ。」

娘 「・・じゃあ 少し安かったんだね? 古い家に比べて。」

私 「はぁ? なんで古い家より安いって言うの? 新しい家の方が高いんだよ。」

娘 「前に誰かが住んでいた家を買ったら食べ物も付いて来るんでしょ?」

私 「・・・食べ物は・・」


・・・・・2年ほど前の娘との会話♪  子どもは面白いなぁ。




道産子な思い出 1

我が家は普通の家庭でしたが、親戚にメロン農家がいるとか、父の仕事関係でお土産持たされたとかで、美味しいものをよくいただきました。

その中で遠い目になる思い出は・・・

  ★ 毛がに
居間の座卓に新聞を敷き詰めます。
かにを各自の前に 一匹(一杯)づつ ポンポンと置かれる。
父がお腹と甲羅をはがしてくれて、味噌たっぷりの部分は彼に移動。
(カニミソを食らう父を「なんてゲテモノ食い!」と思ってた。今大好き。)
足は母が包丁でちょっと切れ目を入れてくれたりしたけど、基本的には自己責任で果物フォークなり、楊枝なり(かにを食べる道具は無し)で食べる。
最初は小鳥のようにお上品についばみ、「はっ」と気がつくと猛獣の如く。。
手もベタベタ、口はもちろん、ほっぺもベタベタで痒い。
だけど美味しいんだよね。大きなあまーい毛がに。

★ メロン
親戚にメロン農家がいたので、夏になると大箱で届いた。
到着した時点でいい香りがぷーーんとしてくる。
我が家はメロンを食べるときは、お一人さま半個。
メロンをまな板において、包丁で真っ二つだ。
それを皮を突き破るくらいの勢いでスプーンでジュルジュルっと食べる。
あの種をとった後のゴワゴワ周辺も美味しい。
きれいに取り除く人もいるけど、あそこが一番甘い。
毎日この半分メロンで、贅沢ながらいやになりそうになったりしたな。。

<一度アメリカから『ハニュデューメロン』(蜂蜜の雫って意味だね)を数個実家に送った。美味しいのは最高においしいけど、完熟じゃないものは大根みたいな食感。差が激しいので、驚かれたな・・>

  ★ うに 
うにの初体験は、積丹に親戚とキャンプに行った時のうに。
その辺にうにがいるんだもん。子どもでも取れる。
海が透明だからうにが透けて見えるのね。
取っては、海水ですすいで食べました。
子どものころだったけど、「おいしい~~」って思った。

父がお世話した漁師の方から、1mx50cm近くあろう発砲スチーロール一杯の活きたうにが届くことがあった。
その量がすごくて、割るのに指は怪我するし大変。家族で完全消費絶対無理。

「どんぶりにしたい分だけわりなさい」

なんて感じで、うに食べ放題。弟は、馬鹿食いしすぎて吐いちゃった。吐くほどの贅沢。

その昔、美食のローマ人は、美味しいものを食べるために吐いては物を食べなおしたという。
まあ、弟の場合はそういうんじゃなくて単に食べすぎですけどね。


馬鹿食い、大食いって、英語では「Pig Out」といいます。

あまりにも典型的な例でしたね・・・・笑

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画像はサンディエゴへ旅行へ行ったときのビーチより。
足は旦那と娘です。

刑務所での最後の晩餐 ・あなたなら?

テキサス州は、全米でも死刑執行最多なことで有名だ。
テキサス刑務所のウェブサイトでは、1982年から死刑執行の前に死刑囚が何をリクエストして食べたかのリストがあった。(現在廃止)
このデータが以前の新聞記事にあったので紹介します。

アメリカ人の死刑執行前死刑囚の中で最もリクエストの多かったメニューは何でしょう?!

1位  フレンチフライ・・・日本でいう『フライドポテト』

2位  ハンバーガー
3位  ステーキ(高いTボーンステーキ)


ただし、ステーキのリクエストは却下。
刑務所のカフェテリアで用意できる(それ相応の)もの限定なんです。
刑務所のカフェテリアにはステーキはないんですね。(当たり前!)

4位 フライドチキン

タバコ、アルコール却下。

アイスクリームのリクエスト、ミルクシェイクのリクエストはOK。


<特殊注文をする死刑囚のメニュー>

★ベーコンチーズバーガー二つ(オニオン抜き)、フライドポテト(チリパウダーをかけて)、
★スコッチエッグ2つ(ゆで卵を中にいれたメンチカツみたいなの)、シロップを添えて。


<量的に特殊だった例>

★24個の柔らかいトルテイーヤのタコス、6個のエンチェラーダ、6個のトスターダ、玉ねぎの丸ごと2つ、パラペーニョ唐辛子5つ、チーズバーガ2つ、チョコレートシェイク、1リットルの牛乳。(メキシコ料理がメイン)


<質素な例>

★りんご一個
★ピクルス1瓶
★ポット一杯分のコーヒー
★一枚のトルテイーヤと水

すごく高価なもの、変わったものをリクエストする人はいないそうだ。(例: キャビア、フグ!)

興味深いのは、フライドチキンを頼むとき、野菜の付け合せも注文するところ。刑務所側では「子供のころ親に野菜を食べなさいと言われていたからかも。」と言っている。 ママン・・・



「今日他の奴らの食べているメニューと同じものでいい。」
「俺の最後の食事をホームレスにあげてくれ。」
「最後に欲しいのは 正義、平等、世界平和」

などと言った者もいるそうだ。

殺された被害者は,食べ物なんて選べないで亡くなったんだから、最後にリクエスト聞いてもらえるだけでもありがたいと思ってもらいたいもんだ。



人間って、死ぬ前には『Comfort Food 』(ほっとする食べ物)を求めるものなのだろうか。   (参照:11日の私のブログ)

アメリカ人の上記のリストのメニューを見ると、とても『ママの味』とか『ほっとする味』とは日本人には思えないと思うけど、アメリカ文化では、家族で一緒に行ったマックのバーガー、家族キャンプBBQで食べたハンバーガーが当てはまるんだろう。
食文化の違い。


日本の死刑囚も子どもの頃大好きだっ物、おかーちゃんの味を求めるのだろうか。

・・・私が死刑囚だったら? 
ご飯と切干大根とか、筋子のおにぎりかもしれない。
行き着くところは、やはり私にとっての 『Comfort Food』 。
あ、アメリカの刑務所のカフェテリアにないだろうから叶わぬリクエストなんだろうな。
こちらで死刑囚にならないように気をつけよう♪



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画像は昨日買ったタブーリ(Tabbouleh)という中近東のサラダみたいのと、ピタパンのチップ。
大好物たちです。
タブーリはレモン、トマト、物凄くたっぷりのパセリ、麦、キュウリ、オリーブオイルが入っています。すっぱい!





おいしいカレー

昔ながらのとろみのあるカレーが好きだ。

実家の基本ルーは バーモントとジャワの2つを行ったりきたりでした。
(秀樹感激!懐かしい。今、誰がCMしてるんだろう)

料理をしないのにうるさい男であり、そして愛読書が「美味しんぼ」の男である
大学で一人暮らしだったとき、粗挽ウィンナー炒めとご飯で生活してた弟は、
小学生のころから「カレーの玉ねぎはあめ色になるまでソテーすると美味しいんだよ」など母にいろいろ影で忠告していた。
そのせいだろうか、母のカレーは、弟に叱咤激励され、ドンドン美味しくなっていった。

弟のうんちく「ルーは複数混ぜると良い」で、色々混じっているようである。
お肉は「豚肉」。豚肉は豚肉でも『安い豚ばら』、つまり腹の部分の『薄切り』がいい。

子ども時代、私は人参でも何でも食べれる子だったのだけど、なぜか気を使った母は必ず1cm四方の大きさに切ってくれた。
そして必ず一言。

「人参食べると美人になるよ。」

子ども心ながら・・

「人参食べたら目が良くなるのでは?!」


と思ったり。(当時我が家では しいたけも美人の元・・・)
人参とは対照的にデカイじゃがいも。。潰しながら食べていたな。


帰国する度に一度はカレーが出てくる。
うちの旦那は、母のカレーが異常に好きだ。外食などでもカレーを食べている彼だけど、

「おかーさんのカレーはレストランのよりおいしい。あんなに美味しいカレーは食べたことがない。なんで君のカレーはあんなのじゃないの。」

などと、いつのまにか、私のカレーがたいした美味しくない談義に発展する。

どーして母のカレーが美味しいのかまだコツは聞いていません。なんとなく聞いていません。

肉じゃがの残りで作る、白滝の混じったカレー。
正月の煮物の残りで作る、和野菜で作るカレー。

こういう残りものカレーも楽しみのひとつです。旦那はあまり好まないようですが。
(ちなみに娘はカレーを食べません)

カレーの付け合せの福神漬け、、、これは旦那の好物で、無いととてもがっかりします。日本じゃないので、その辺のコンビにに走って買いに行くことはできないので、無い時は我慢してもらう。
最近、無着色の福神漬けがあるけども、やはりあのトンでもなく赤い福神漬けが好きだ。食が進む。
ラッキョウは、市販のものは匂いが強くて食べれないので,我が家は無し。

1日目でかなりお肉が減ったカレーを復活させるべく、
2日目にカツカレーになったときの旦那の嬉しい顔。

そして、3日目にまた出てきたときのうなだれた顔。



そんな顔しなさんな♪ 好きなくせに。


ちょっと食いしんぼうな弟

8歳下の弟も、食いしん坊の血筋。
ご飯類の大食い馬鹿食いはもちろん、甘味もばっちりの彼。
(甘い物好きな人のことを『SWEET TOOTH』と英語で言います)

日本の妹から電話がありました。

妹「弟君と一緒にスーパーに行ったんだけど、最初別々だったの。待ち合わせの薬局前に行くと、腕組して、すっごい真剣な顔して悩んでるの。まるで生死にでも関わるような事態を考えてるような。目はどこか一点を見つめて・・」

私「ええ? どしたんだろう。」

妹「なに悩んでいたと思う?」




 「おやきにしようか・・サザエのおはぎにしようか・・・」




(おやき=大判焼き、サザエのおはぎ=北海道で人気の十勝おはぎ)


・・・・ものすごい形相で悩んでいたそうな。



妹 「ばっかみたいなんだよ!本気で具合でも悪いかと思ったのに。」  


あんこ物が食べたくなり、見かけたどちらにも惹かれ選択の葛藤中だったそうです。





結局、両方買って、カレーパンも買って帰宅したそうな。(悩むな!)

。。。。。。。。。。。。。。。

実家では

「焼肉、ジンギスカンするから、お寿司取るからおなかすかせておいで!」
と弟に指令が行く。

弟は100%必ず何か食べてきます。しかも、一回分の食事をしてくる。
その30分後に宴会が行われるというのに。わかっているはずなのに。

「あー 俺、もう食えない。さっき、マックでハンバーガー何個か食べたし、たこ焼き我慢できなくて2箱食べたし。」

 食べてきても、彼の食欲は常人以上。
アメリカ人の旦那もあっけにとられるほど食べます。


つくづく「若さっていいな♪」と目が遠くなります。


★上記画像は、先日の私のブランチ。急にあんこが食べたくなり、あずきを煮たんです。(あんこになるのが待ちきれなくて茹であずきですが)
バナナとあんこベーグル。アジアンアメリカン?!
旦那と娘にも薦めたが、娘には吐きそうになられ、旦那は二階に普通のベーグルを持って退散された。キーーっ!

一口二口は美味しかったけどすぐ飽きた。敗因はバターを塗らなかったことにあると見ている。


★ 娘はかなり元気になりました。ご心配おかけしました。ありがとう。