おいしいカレー |    遠い目の食いしん坊

おいしいカレー

昔ながらのとろみのあるカレーが好きだ。

実家の基本ルーは バーモントとジャワの2つを行ったりきたりでした。
(秀樹感激!懐かしい。今、誰がCMしてるんだろう)

料理をしないのにうるさい男であり、そして愛読書が「美味しんぼ」の男である
大学で一人暮らしだったとき、粗挽ウィンナー炒めとご飯で生活してた弟は、
小学生のころから「カレーの玉ねぎはあめ色になるまでソテーすると美味しいんだよ」など母にいろいろ影で忠告していた。
そのせいだろうか、母のカレーは、弟に叱咤激励され、ドンドン美味しくなっていった。

弟のうんちく「ルーは複数混ぜると良い」で、色々混じっているようである。
お肉は「豚肉」。豚肉は豚肉でも『安い豚ばら』、つまり腹の部分の『薄切り』がいい。

子ども時代、私は人参でも何でも食べれる子だったのだけど、なぜか気を使った母は必ず1cm四方の大きさに切ってくれた。
そして必ず一言。

「人参食べると美人になるよ。」

子ども心ながら・・

「人参食べたら目が良くなるのでは?!」


と思ったり。(当時我が家では しいたけも美人の元・・・)
人参とは対照的にデカイじゃがいも。。潰しながら食べていたな。


帰国する度に一度はカレーが出てくる。
うちの旦那は、母のカレーが異常に好きだ。外食などでもカレーを食べている彼だけど、

「おかーさんのカレーはレストランのよりおいしい。あんなに美味しいカレーは食べたことがない。なんで君のカレーはあんなのじゃないの。」

などと、いつのまにか、私のカレーがたいした美味しくない談義に発展する。

どーして母のカレーが美味しいのかまだコツは聞いていません。なんとなく聞いていません。

肉じゃがの残りで作る、白滝の混じったカレー。
正月の煮物の残りで作る、和野菜で作るカレー。

こういう残りものカレーも楽しみのひとつです。旦那はあまり好まないようですが。
(ちなみに娘はカレーを食べません)

カレーの付け合せの福神漬け、、、これは旦那の好物で、無いととてもがっかりします。日本じゃないので、その辺のコンビにに走って買いに行くことはできないので、無い時は我慢してもらう。
最近、無着色の福神漬けがあるけども、やはりあのトンでもなく赤い福神漬けが好きだ。食が進む。
ラッキョウは、市販のものは匂いが強くて食べれないので,我が家は無し。

1日目でかなりお肉が減ったカレーを復活させるべく、
2日目にカツカレーになったときの旦那の嬉しい顔。

そして、3日目にまた出てきたときのうなだれた顔。



そんな顔しなさんな♪ 好きなくせに。