釘師物語 -10ページ目

『家路』

ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調『新世界より』 第2楽章『家路』



真夜中 九州道を南下した

真っ暗闇の中
ザーザーと降り続く雨
更に更に 闇へといざなうかのような雨


途中高速道路は
23個もあるトンネル群を通る

急流くだりで有名な球磨川沿い
険しい山々
霧か 朝靄か

真っ暗な 闇が
その色を 薄める
雨も小さくなった

とあるトンネルを抜けたとき
山の稜線がおぼろげに見えた

次のトンネルに入るわずかな距離
気あらしのような
白い霞が
すり抜ける

深い深い 闇の底から
一気に 天上へと上がって行く

水墨画のような山々の中を
上へ 上へと
見えるのは
濃い黒と 淡い黒

車の音が聞こえない
タイヤが地面についていないのかも知れない

何かに引き寄せられるかのごとく
車は上がる

幾重にも重なる 急峻な稜線と 白い霞
幻想的な風景を目の当たりにして
ああ もうここは違うんだな と思う


空は 白み
雨はすっかり 追うのをやめた
先を走る車も見えないような 濃い霧が
すっかり 上に居ることを知らせてくれる


熊本から宮崎に入る
加久籐トンネル
長い 長い
九州で2番目に長いトンネル

そこを抜けると・・・

ああ なんという光景だ
正面には 緑いっぱいの えびのの平野が広がる
奥には 雄大な霧島の山々が 静かに迎えてくれる
左から まぶしい陽が差しこみ
朝靄の 白を浮き立たせる


ふと 右を見る

こんな虹 見たことない!
視野の中に収まりきれない!

大きな 大きな

そして

きれいな きれいな 虹

赤、橙、黄、緑、青、藍、紫
きらきら光る七色が
なだらかな峰の前にあった

まるで 天上に降り立った気分だ



そうか

そうなんだ

大好きなお母さん お父さんが眠る街に近づいて
やっと やっと
心の 安らぎを得られたんだね

ありがとう

よかったね

産経抄2013.11.6

こんばんわー。耳鳴りのする釘師です。( ´(ェ)`)


昨日の産経抄。

わが国とモンゴル、そしてモンゴルと北朝鮮との関わりを皮肉っています。


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産経抄 2013.11.6


 今ではほとんど使われなくなったが、 「むくりこくり」という言葉があった。

「蒙古高句麗(もうこ こうくり)」がなまったものだという。例えばぐずっている子供を「むくりこくりが来るぞ」と脅して泣きやます。鬼など怖いものの代名詞ともなっていたようだ。


 13世紀、朝鮮半島まで版図に収めた蒙古(モンゴル)の元(げん)は、半島の高麗軍を率い2度日本を攻めた。鎌倉武士の奮闘と「神風」のおかげで支配を免れたが、この時の恐怖は日本の対大陸・半島政策の基本となった。

日本では半島を高句麗とも呼び、この言葉が生まれた。


 最近のモンゴルと北朝鮮の接近を伝えるニュースから、思わずその事を思い出した。

先月末にはモンゴルのエルベドグジ大統領が北朝鮮を訪問した。モンゴルは、石炭や胴、ウランなど

鉱山を開発するための労働力を北朝鮮に求め、協定を結んでいるという。


 国際的に孤立を深める北朝鮮にとっても、外貨獲得のための「渡りに船」のようだ。

元の時代と違い、現在のモンゴルは親日的だ。大相撲などを通して交流も深い。むしろ拉致問題など解決のため、日本と北朝鮮との間の仲介役を期待する向きもあるほどである。


 だが東京の朝鮮総連中央本部の土地・建物をモンゴル企業が落札した問題は、うさん臭さが増すばかりだ。モンゴル企業の実態は今もよくわからない。加えて「北朝鮮首脳が裏で動いていた」とう情報もある。北がモンゴルを利用していると疑わせるに十分だ。


 どうやら、モンゴル企業への売却が東京地裁で認められれば、朝鮮総連に貸与される可能性が濃いという。極めて反日性の高い団体が今まで通り、都心の一等地に居座ることになる。

日本人にとっては「むくりこくり」がよみがえってしまう。

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 二度の元寇は「神風」(台風)によって、日本は救われた。。。

・・・と学校の教科書で学んだ。


んがっ!


それは、日本の強さを隠す記述だったのだなー。

と、改めて教科書のでたらめ振りを認識している。


台風によって、元の艦船が打撃を受けたのは事実だが、

日本の侍は、強かった。


最初は、見たこともない元の武器と戦法に戸惑ったが、徐々に慣れ、

二度目の弘安の役(1281年)では、博多湾からの上陸すら元は苦しんだ。



 しかしここで云っているのは、侍の強さではない。

元軍の残虐さだ。

・・・「むごい」とい言葉も、この元寇によってできたと言われている。


元軍といっても、その内訳はモンゴル人2万人、朝鮮人1万人。

元と高句麗の連合軍だった。「連合」という言葉は適切じゃないな。


元は支配した地域の剛健な若者をむりやり元軍に引き入れていたからだ。


朝鮮半島に近い対馬、壱岐では、、、

老人と男は惨殺され、

女は辱めを受けた。

田畑は荒らされ、家は燃やされた。


生き残った若い女と子供は、朝鮮半島や支那へと奴隷として売り飛ばされた。

日本から朝鮮半島に向かう船の腹にくくりつけて。。。

・・・手のひらに穴を開け、針金を通して、くくりつけた。

  手ごわい日本の追っ手(弓)をかわす為に。



 また、日本を襲ったのは、元が初めてではない。


朝鮮半島に「新羅(しらぎ)」という国があった。

新羅は、国策として半島に近い壱岐、対馬や五島列島、ずっと下って奄美大島なども襲った。

私の住む北九州も広範囲でやられた。

9世紀の頃である。


その残虐性は、記述するのもはばかれるくらいに「むごかった」。




 しかし時代は変わり、当時の敵、蒙古=モンゴルは親日国となっている。

拉致問題の解決には、モンゴルとの連携が不可欠だろう。

そこには、旭鷲山関のような元相撲取りの下支えがある。人との交流は乞う所で生きている。



※参考 蒙古襲来の動画(新羅入寇をふくむ)

 →you tube



ではでは。(・ω・)/

美しき勁(つよ)き国へ 2013.11.4

最近、クラシックばかり聴いているせいか、今も頭の中でバイオリンが鳴り響いています。w


誰だっ!


そりゃー、耳鳴りだろ、って言ったのはっ!ヽ(`Д´)ノ



釘師物語


さて、昨日の産経新聞一面。


原発に関して、櫻井よしこさんの提言。


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原発恐れず議論の時


 原発事故で被災した福島・浜通りの人々約30人が9月、チェルノブイリを訪れた。

そこで彼らが見たものは日本で報じられてきた放射能汚染に苦しむ荒廃した町とは全く異なる、よみがえった町と子育てにいそしむ人々の姿だった。


 ウクライナの首都キエフでは国立放射線医学病院を訪れ、原発事故の健康被害についても学んだ。

同病院が原発職員や周辺住民約2万3千人を27年間追跡調査した結果、他地域と住民との間にがん発生率で有意の差はなかった分析に、浜通りの人々は驚いた。チェルノブイリの放射線拡散量は福島の50倍といわれているのに、である。


 ウクライナは実は広島と長崎の体験に学び、被爆者手帳の配布と定期診断で人々の健康データを一括管理してきた。

浜通りの人々のまとめ役として訪露したNPO法人ハッピーロードネット理事長の西本由美子さんは「チェルノブイリは広島、長崎から学んだ。なぜ、福島はチェルノブイリ、さらには広島、長崎かに学べないのでしょう」と問う。


 こうした事例に学ばず科学に背を向けたこと、不必要な恐怖を引き起こした一因であろう。

たとえばCT検査1回で10ミリシーベルトの放射線を受けることが明らかな中で、安全のためには1ミリシーベルト/年を超えてはならないとかいうような過度な恐れが、今も人々を福島から遠ざけている。人の戻らない故郷は廃墟となる。


 ウクライナは1986年の原発事故後、90年に原発を廃止した。すると経済が破綻し、自殺者が急増した。旧ソ連の崩壊でウクライナは共和国として独立、93年、安全性を高めて原発を再稼動させ、経済と人々の暮らしを立て直した。現在15基が運転中で、さらに2基を計画中である。


 放射能も原発も、正しく恐れることが大事だ。恐れすぎ、厳しく規制しすぎることの負の影響はかつてのウクライナ、現在の福島に見てとれる。浜通りの人々は深刻なのは放射能汚染よりも情報汚染であることを知ったという。


 日本で今顕著な情報汚染は汚染水問題だろう。

汚染水はALPS(多核種除去設備)で処理し、希釈して海へ流すのが国際社会にのっとている方法であり、人体への被害を示すエビデンス(※根拠、証拠)ではない。


 だが、国も専門家も世論の反発と不信の前で、科学的に処理すれば汚染水は安全だと説明できない他方大半のメディアは反原発の視点で非科学的な汚染水報道を流し続ける。


 これでは汚染水問題はおろか、原発、エネルギー政策、アベノミクス、ひいては日本の安全保障政策など、まともに論じられるはずがない。


 日本の原発の安全性は3・11の後、顕著に高まりつつある。安全重視を大前提として、日本経済および安全保障にどれほど原発が必要かを広く論ずるときではないか。


(後略)

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正確な情報で論を積み上げ、的確で今の日本に絶対不可欠な提言をし続ける櫻井さんに拍手を送りたい。


櫻井よしこさんの指摘は、新聞二面へと続く。



原発停止によって日本は貿易赤字に転落した。


実に30年ぶり。


すべては、火力発電の燃料費調達のためにだ。


12年度で8.2兆円の赤字、13年度は、さらに3.6兆円増える見込みだ。




昭和17年当時、99%を海外に依存し、そのエネルギー調達をストップされたがために大戦へと踏み切らざるを得なかった。


現在の海外依存度は92%!


まさに首根っこを押さえられようとしている。



そんな日本を横目に、世界は原発まっしぐら。


現在建てられている原発は432基。


これが2035年には倍増するという。



日本の周りを見ても、


韓国23基、建設中も含めると32基。

支那17基、同71基

台湾6基、同8基。



日本の原発は、世界も認める世界最高峰の技術だ。


世界に展開する原子炉メーカー4社の内、3社は日本のメーカー。


さらに最も重要な原子炉圧力容器は、世界の8割が日本製鋼所の技術に頼っている。



非科学的な風評被害の蔓延する日本。


マスメディアにはそう期待はできない。


メディアがダメでも、政府には原発再稼動の議論を進めてもらいたい。



※ぜひ読んでもらいたい関連記事 (→週刊新潮コラム)



ではでは。(・ω・)/