水で抽出する水出しコーヒーを淹れています。
カクテルに使うのはもちろんですが、そのままコーヒーとしてのオーダーも受けております。

お酒を飲んだあとのコーヒーって体によいのです。
 アセトアルデヒドを排出促進するので二日酔いを軽くしたり、薬効成分が肝臓を労るので肝ガンのリスクを減らしたり。
良いこと尽くめのコーヒーなので、オクターブでは美味しいコーヒーカクテルをいくつも用意しておすすめしているのです。
その一つが‘‘コーヒークーラー’’です。
三位一体のコーヒー尽くしカクテル。

・素材一
水出しコーヒーメーカーに水の代わりにウォッカを仕込み仕上げた特製コーヒーウォッカ。
・素材二
カルーアコーヒーリキュール。
・素材三
ブラジルの深煎り豆を六時間掛けて抽出した水出しコーヒー。

こればかりオーダーするファンも多い、リピート必至の一杯なのです。
あ、そして心配無用、水出しコーヒーはカフェインが少ないのでご安心ください、ちゃんと眠れますよ。


《レシピ》
・自家製コーヒーウォッカ・・20ml
・カルーア・・・・・・・・・15ml
・水出しコーヒー・・・・・・100ml


●シェーク
‘‘アンナ・カレーニナ’’はトルストイの代表作のひとつ。
今回ご紹介するのは、自尊心が強く、高慢だけれど己の気持ちに正直に生きた女性アンナのイメージで作られたカクテルです。
トルストイとかドストエフスキーとかその辺の文豪って、まどろっこしい表現やまわりくどい言葉選びにページが埋め尽くされてる印象です。訳してる方々がそうしているの?
分かりませんけども、イライラしながら読んでくと慣れてきて、それが快感に変わるんですよね。「はぁ、読み疲れた、でもまだこんなに先が長くて嬉しいぞくぞくするう。」みたいな。
学生の頃によく読んでましたロシアな感じ。
トルストイの文章ってきれいですよね。


真っ赤なカクテルの正体はウォッカ9割カシス1割。
アンナの美貌と強い存在感が表現されているでしょうか。
かなりの飲み応えではありますが、ほんの少しのカシスの優雅な香りと甘みが強さを包み込んで、全体を飲みやすくまとめあげているのです。
このレシピ、シンプルで好きだなー。


《レシピ》
・ウォッカ・・・・・・55ml
・カシス・・・・・・・5ml
・マラスキーノチェリー


●ステア

キューバに太陽は今日も燦々と降り注いでいるだろうか。
キューバの太陽はスペイン語で‘‘ソル・クバーノ’’。

1980年、サントリートロピカルカクテルコンテストでグランプリに輝いたカクテルがソルクバーノでした。
作者は神戸のBar‘‘サヴォイ北野坂’’の木村義久さん。
日本人のオリジナルカクテルが日本中に広まり、スタンダードカクテルと呼ばれる一杯となるのは稀で、今までに数えるくらいしかありません。
そう、ソルクバーノは全国に広まった素晴らしい一杯なのです。

オリジナルレシピはびっくりするほどラムが入ります。
多くのBarではラムの分量をぐっと抑えて、飲みやすくアレンジしています。
オクターブでも通常は、ラムを半分以下にしております。
でもリピーターが多いのはオリジナルレシピの方なんですよね。
アルコールは強いかもしれないけれど、やはり美味しいですからね。

私は2杯空けて記憶を無くしたことがあります。皆さんもお気を付けて。



《レシピ》
・ホワイトラム・・・・・・・・30ml
・グレープフルーツジュース・・60ml
・トニックウォーター・・・・・60ml


●ビルド


《オリジナルレシピ》
・ホワイトラム・・・・・・・・80m
・グレープフルーツジュース・・60ml
・トニックウォーター・・・・・60ml


●ビルド