♪サアマタアーイム♪  ガーシュウィン作曲の子守唄サマータイムは、数多くの歌い手たちがカヴァーし続ける名曲です。
私が好きなサマータイムはジャニス・ジョプリンのブルースロック風カヴァー。
ちょっと聴いてみてしびれるから。

そんなジャニスが大層好んでいた酒が‘‘サザンカンフォート’’です。
ライヴだとステージに用意してあったとか。死に際にボトルを抱いていたとかいないとか。

サザンカンフォートはアメリカ生まれのミックスフルーツリキュール。
バーボンをベースにピーチやレモンなどたくさんのフルーツを取り入れた複雑な美味しさになってます。
割り材で味わいが結構変わるのでおもしろいお酒かなと思います。
日本では21度の軽い美味しさのものと40度のバーボン感が強いものとが売られています。

このカクテルでは40度の‘‘サザンカンフォートブラック’’
がよいです。また、並行輸入品の35度のものや50度のものでも美味しく仕上がります。
個人の見解で21度のものが好きではないだけですね。
昔ながらのガツンと強いカンフォートでフラフラに酔いたいのですよジャニスさながらに!!
あ、私ジャニス大好きです。

そうは言いましたが、このカクテルはごくごく飲める美味しさなのでご心配無く。
晴れた空の下でも暑さの余韻が残る夜にバーでも楽しんで頂けます。


《レシピ》
・サザンカンフォートブラック・・30ml
・パインジュース・・・・・・・・45ml
・レモンジュース・・・・・・・・10ml
・ジンジャーエール・・・・70mlくらい


●シェーク

※泡が出るのでジンジャーエールまで注いでステア(かき混ぜる)した後に氷を沈める。

オクターブ・オーチャードNo.009【コーファイ】です。

こちらはニュージーランド産のゴールドキウイのカクテルです。
ニュージーランドの先住民族‘‘マオリ族’’の言葉で黄色を意味するコーファイ。
コーファイは、ニュージーランド原産の黄色い花を咲かせる木の名前でもあります。国の花かな。

マオリ族って馴染みがないかもしれませんね。
ラグビー・ニュージーランド代表が試合前に踊る伝統舞踊‘‘ハカ’’は見たこと聞いたことありますか?
あれはもともとマオリ族のものなんです。

日本でゴールドキウイが美味しい旬は夏でしょうか。
グリーンキウイと比べると糖度が高いので甘みが美味しいですね。

キウイって芯が無いから、皮を剥いたら丸ごと食べれるじゃないですか。ストレスフリーな食べ方ができるキウイが私は大好きです。
例えば桃とかは美味しいけど大きな種が邪魔でがぶりといけないストレスが。。
と、どうでもいい話はさておき、旬のニュージーランド産ゴールドキウイをお楽しみくださいませ。


《レシピ》
・ウォッカ・・・・・・・・・20ml
・ゴールドキウイジュース・・45ml
・シュガーシロップ・・0~1tsp(加減)


●シェーク

※ジュースは濾して種を取り除きます。


 オクターブ・オーチャード・シリーズ No.008 【新鲜药 シンシンヤオ】

旬のフルーツの美味しさを際立たせたレシピでお届けするオクターブオーチャードシリーズ。
夏はスイカです。
ウォッカと搾りたてスイカジュース。ひとつまみの岩塩。
瑞々しい甘さを楽しんで頂けます。

このようにシンプルな組み合わせは日本中いや世界で同時多発的に生まれます。
そのカクテルを‘‘ウォッカ&ウォーターメロン’’と呼び捨てるのは味気ないと私は思います。
それなりに有名なネーミングもありますが、市民権を得るには至っていません。
ならば各お店で名付ければ良いと思います。

オーチャードシリーズのネーミングは世界各地の言語で遊んでます。
そのフルーツの原産国とか生産量世界一とか、特に縁のある国の言葉で名前を付けるのです。
‘’新鲜药‘’は中国の言葉で新鮮な薬って意味です。

スイカの生産量世界一なのはそう、中国。圧倒的です。2位に20倍の差をつけてます。
消費量もすごくて、世界の生産量のうち7割を中国の皆さんが消費しているのです。
そのスイカ愛に敬意を表して(?)名前を付けさせて頂きましたー。

それでは短い期間にはなりますが旬の美味しさをどうぞ。


《レシピ》
・ウォッカ・・・・・・30ml
・スイカジュース・・・90ml
・塩・・・・・・・・ひとつまみ


●シェーク

※塩でスノースタイル(ハーフムーン)