金華山はツブラジイの新緑、満開で黄金色に染まりました。
古来稲葉山と呼ばれ、道三が築いたのは稲葉山城、信長が岐阜城と名付けました。
金華山と呼ばれるようになったのは明治以降らしい。
若い頃金華山下の会社に勤めて、屋上から金華山系にチラホラ見られる桜の季節もきれい
でしたが、岐阜城から水道山までの金華山系の黄金色に包まれた美しさは脳裏に焼き付いて
います。
山麓の御手洗から金華山、岐阜城。
御手洗池。ほんの最近池の周囲が整備されました。
この後ろの山、岐阜城へ登るめい想の道の途中にあった稲葉神社に参拝する前に手を洗ったことから
この名があります。
関ケ原合戦時の岐阜城主、織田秀信は石田三成に味方したため、福島正則、池田輝政に攻められ
落城。その折に多くの奥女中がこの池に身を投げたと伝わります。
金華山の次に犬山市池野、満開とニュースのあったヒトツバタゴ自生地を訪れました。
ヒトツバタゴは東海地方の木曽川流域と長崎の対馬に自生し、極めて特異な分布と言われます。
1923年に国の天然記念物に指定された大木が7本あり、樹齢は200~250年、枝全体に雪が
降り積もったような景観です。
昨今当地でも公園や神社、街路樹にまで植えられるようになり「なんじゃもんじゃ」の別名があります。
その地方には珍しい正体不明の立派な木であったことから名付けられたらしい。
もちろんこれほどの大木には初めて出会いました。
地元に戻って、奥西美濃、揖斐川町春日へ。
岐阜のマチュピチュ、天空の茶園と呼ばれる「上ケ流(かみがれ)茶園」へ訪れました。
標高300~400mの高地の茶園。
刈り取り寸前の茶園の手入れをする地元の方に伺ったところ、まだほんの3年ほど前から、マスコミで
取り上げられ、大勢の観光客が訪れるようになったばかり。
地元の皆で道路や散策路の整備をされたそうです。
戦前は林業や養蚕の村であったのが、戦後養蚕が廃って桑畑から茶畑に改植したそうです。
きれいな畝になっているのが機械刈りできる「やぶきた」に改植されたもの、在来種は島模様で
一目瞭然です。
日本中の茶園は8割がやぶきたに改植されて、産地のお茶の味の特徴がなくなったと言われます。
静岡の茶農家、杉山彦三郎が明治末期、藪を切り開いて改植した藪の北の方に育った茶の木が
八十八夜頃収穫でき、味も良く収穫も安定していることから日本中に広まり、「やぶきた」と呼ばれて
います。
在来種茶園。少数派ですが、味に特徴があってこちらを好む方もあります。
山間の道沿いにはヤマフジが満開。クマバチ(熊蜂)が蜜を求めて飛び回っていました。
体は大きくともミツバチ属だそうです。
シャガも道沿い彼方此方に群生。
昨年訪れた京都の群生地
次いで新緑に包まれた貯水量日本一の揖斐川上流のロックフィルダム、徳山ダム。
ダムへ流れ落ちる千丈滝
徳山ダムの最上流部
いよいよ鮎釣りシーズン、 5月11日には長良川鵜飼も尾瀬鵜飼いも開幕しました。
身も心も明るくなる新緑の季節到来です。
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