二月堂は東大寺金堂(大仏殿)の東、坂道を上り詰めた丘陵部の秘仏、十一面観音を
本尊とする仏堂です。 すぐ南には三月堂で知られる法華堂、これらの堂が所在する
一画を「上院」と称し、大仏開眼以前から存在した東大寺の前身寺院があった場所です。

二月堂は春を呼ぶ行事、「修二会」で知られます。
一般には3月12日深夜(13日未明)に行われる「お水取り」行法が有名です。
長さ3mもある大松明をかかえて跳びはね、内陣を一周した後その松明を礼堂に向けて
投げ倒し、火の粉をまき散らす松明加持です。
TVニュースで必ず、毎年紹介されますのでどなたも知るところです。
2月下旬になりますと当地大垣でも高齢の方々は皆さん「お水取りが終わらないと暖かく
ならないね」と言われます。
ウィキからお借りした写真です。

修二会の代名詞となっているお水取りは3月12日の夜行われるもので、二月堂前にある「若狭井」から
香水(こうずい)を汲み上げ、十一面観音に捧げる儀式です。
若狭井

お水送りの若狭小浜 を訪ねて 平成26年9月



お水取りで松明をかかえて走る舞台から奈良の景色。




二月堂から大仏殿の裏側を通って正倉院へ向かいます。

中学校の教科書にも載っていた正倉院、ようやくお目にかかることができました。
校倉造(あぜくらづくり)という建築様式を今でも覚えています。
古代美術工芸の粋集めた作品が多く残り、文化財の一大宝庫、シルクロードの東の終点
とも言われています。
茶道の世界でも正倉院御物をコピーした裂地などが使われます。
もちろん、遠くの外から建物を望むのみです。


正倉院の近くにある奈良奥山ドライブウェイを通って若草山(342m)へ向かいました。
ドライブウェイの途中、ビュースポットから大仏殿、右奥は興福寺の五重塔。

若草山に登る途中に鹿発見。 奈良公園の鹿はすべて角を切られていますが若草山の上までは
手が届かないようです。

若草山は標高342m、菅笠を三つ重ねたように見えることから三笠山とも呼ばれます。
遠く金剛、生駒の連山と矢田丘陵を望み、眼下に平城京を見渡す見事な眺望です。
尾根の登山道は閉山中で下まで降りれませんでした。

寒風吹き、訪れる人もなく、この素晴らしい景色を独り占めでした。

子供の頃「もういくつ寝るとお正月」とよく歌ったものです。
昭和30年代、正月には下着や、服、靴などを新調してもらえて、お宮参りをして、お年玉も
わずかですが貰って、本当に楽しみでした。
時代が変わってショッピングセンター、コンビニは正月も営業、おせち料理は母親の手作りから、
出来合いのおせちに変わってしまいました。昔を懐かしんでも仕方ないことですが寂しい正月に
なりました。 我が家では少しずつですが家内の手作りが嬉しくありがたい。
本年も多くの方々に拙いブログをご覧いただきありがとうございました。
ブログのサブタイトルにありますように写真がメインではありませんが、
来年も彼方此方訪れたいと思います。よろしくお願い致します。
皆様もよい年を迎えられますように。

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