金華山下の長良川で開催される長良鵜飼より上流の、関市小瀬の長良川で行われる
小瀬鵜飼へはじめて訪れました。長良川鵜飼へは4度ほど訪れています。
長良川鵜飼は宮内庁式部職の鵜匠さんが6人、代々引き継いでおられますが
小瀬鵜飼も宮内庁式部職で皇室への鮎献上や伊勢神宮等への奉納が行われ、
鵜匠さんは3人で少しスケールが小さくなります。
夕闇が迫る頃、三艘の鵜船にそれぞれ8羽の鵜が鵜籠を担いだ船頭さんにより運び込まれます。


18人ほどをのせた観覧船は前後の手こぎにより鵜飼のはじまる上流までこぎ出されます。

鵜飼が始まる前に観覧船の観客向けに足立鵜匠さんが鵜飼について、小瀬鵜飼の歴史や
鵜のさばき方などを丁寧に説明して下さいました。
暗闇の中で鵜船の到着を待ちます。
観客も長良川鵜飼では数百人になりますが、訪れた日、小瀬鵜飼の観客は船4艘、40人ほどでした。
すっかり観光化、ショー化された長良川鵜飼とは異なり、周りは一面山で、建物の明かり、車の明かり
などがない、篝火、提灯のろうそくのみの漆黒の舞台で行われます。


篝火のパチパチはぜる音、鵜匠さんの「ホウ、ホウ」と鵜にかける声のみが響き渡ります。
フラッシュを何度か焚せて頂きましたが雰囲気を壊すようで申し訳なく、ほとんどフラッシュなしでの
撮影です。


船着き場まで観覧船の横でたっぷり鵜飼漁を繰り広げて頂けます。

長良川鵜飼とはひと味違う、まさに幽玄の世界を堪能させて頂けました。

漁が終わって8羽の鵜の紐を解いて鵜籠に入れるところまで全て見せて頂けます。
この日も不漁とのことで、小振りの鮎を4匹ほど魚籠から取りだして見せて頂けました。

長良鵜飼に比し小規模ですし、訪れる交通事情も悪いし、観覧料が安いわけでもなく、
鵜匠さん、スタッフの皆さんが精一杯おもてなし下さる心意気が伝わる、素晴らしい小瀬鵜飼でした。
2010年の長良川鵜飼
https://ameblo.jp/ksuigyok/entry-10615434969.html
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