美濃地方の里まで紅葉が下りてきました。
およそ木曽川、長良川、揖斐川の扇状地を美濃地方と呼びますが、日本の遠方に
旅行しますと、大垣?、岐阜?、美濃?です。
上質習字紙や障子紙などでは知られるようです。
江戸時代に尾張藩が美濃地方で作らせた紙が公用紙に採用され、障子紙の判形にもなり
日本標準規格として定着したものです。
この度、「本美濃紙」がユネスコ無形文化財遺産登録され、「美濃」が日本中で知られる
ことになりました。
「本美濃紙」とは手すきの美濃和紙のなかでも本美濃和紙保存会の8人が作る和紙を
いいます。
三十数年前になりますが放送局に勤める頃、お邪魔したお家のお名前までは失念しましたが
厳冬の板取川での原料のコウゾの水ざらしや紙漉など、一連の作業を数日に渡り取材、撮影、
させて頂いたことが懐かしい想い出です。
2012年 うだつの上がる街「美濃市」
http://ameblo.jp/ksuigyok/entry-11206328666.html
美濃地方で名高い紅葉所は、揖斐川町横蔵寺、養老公園、美濃市大矢田の紅葉谷、
土岐市の曽木公園でしょうか。
一日で数カ所を回ってみました。
まずは揖斐川町、横蔵寺。
赤い橋と紅葉の美しさで知られます。
横蔵寺は日本天台宗の宗祖・最澄が自作の薬師如来を安置して創建した寺とされています。
創建年は801年あるいは805年とも言われるが、元亀2年(1571年)、織田信長の兵火で焼失し、現在ある本堂、三重塔、仁王門などの主要伽藍は江戸時代の復興です。
国の重要文化財を含む多数の文化財を有し、「美濃の正倉院」とも呼ばれ、
紅葉の名所でもあり秋の行楽シーズンには特に多くの参拝客が訪れます。
多くの文化財を有する寺として知られるとともに、「ミイラのある寺」として知られています。
舎利堂に安置される「舎利仏」すなわちミイラは、妙心法師という人物の遺体で、36才で
断食修行の後即身成仏したと伝わり、日本のミイラ仏の中では最も若いと言われます。
この横蔵寺でもTV取材にお邪魔し、許可を得てミイラ像を撮影したのですが、
上司にTVに流す画ではないと全部カットされたのが苦い、懐かしい想い出です。
岐阜市、岐阜城北の松尾池の紅葉とおしどり。かっては100羽をこえるおしどりが越冬しましたが2011震災後、下流の集落からの要望で危険と、貯水水量を減らしてからすっかり少なくなり、訪れた日は5羽程度、しかも池の端にいて撮影困難です。
2011年1月の松尾池
http://ameblo.jp/ksuigyok/entry-10785781214.html
美濃市大矢田の紅葉谷もお邪魔しましたが、今年は不純な気候のせいか例年の
美しさがまったくありませんでした。
逆さもみじで名高い、中濃、土岐市の曽木公園。
毎年新聞に紹介されるも初めての訪問です。
5時半の点灯式を待つ間、お隣のバーデンパークで温泉に浸かりのんびりさせて頂きました。
飲み込まれそうな水面に写る紅葉の美しさ。
当地の紅葉も終わり、伊吹山に雪が見られるのも間近。いよいよ冬の到来です。
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