木曽三川公園センターのキバナコスモスが満開との報があり出かけてみました。
一面が黄色に包まれていました。 中央は高さ65m展望タワー。
秋桜のピンク系も各所に植えられています。
直径1~2mもある大きな葉を突き破って花が咲いています。
毎年のように訪れておりますが、岐阜県では一番名高い彼岸花の名所。
津屋川の堤防斜面3kmを10万本ともいわれる彼岸花が咲き誇ります。
後方は養老山系。
10数年前には下の地域に多種、多数の野鳥、カワセミまで見れましたが、
今では全く寄り付かなくなってしまいました。餌の小魚がいないのでしょうか。
田舎住まいの子供時代、土葬の時代、モグラやネズミが墓を掘り起こすのを防ぐため
彼岸花を植えたと伝わり、「死人花」、「地獄花」などと忌み嫌われた花でした。
田のあぜや堤防を壊されないためにも植えられたようです。
飢饉時、水にさらして毒を抜いて食用にも。
今のように彼岸花の美しさを楽しむなど考えられない時代でした。
別名、「曼殊沙華」とも呼ばれ、仏教では「天界の花」、「まんじゅしゃか」は
サンスクリスト語で「赤」の意味がありこの名が伝わったとも言われ、天界の花は
めでたいことが起きる予兆で天から降ってくるめでたい花とも伝わります。
九州には白い彼岸花の群生があり、黄色と赤の彼岸花の交配で
白い彼岸花ができるそうです。