「試練」をバネに
強く賢く前向きに生きるヒントビックリマーク


夫婦間コミュニケーションコーチ
木村グロースようこです。


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ドイツではもう、

ほぼ話題に登らなくなった

新型コロナ感染状況ですが、

 

なんとかは、

忘れた頃にやってくる

 

先日夫がバッチリ陽性反応。

 

実は我が家は、一昨年の4月に

夫婦揃って感染したんですが、

 

その時も、まず夫が、

自分の母親からもらってきて、

 

彼の症状が出た三日後くらいに、

私も陽性反応が出ました。

 


今回、夫は39℃の熱が出て、

身体中が痛くて大変ではあったんですが、

幸い、丸三日くらいで治りました。

 

 

 

今回は逃げ切れるかな〜

 

と思ったんですが、

やはり私も風邪のような症状が出て、

陽性反応もうっすらと💦

 

ただ、前回に比べたら

症状はずっと軽くてすみました。

 

 

 

そんなこんなの嵐が過ぎ去り、
久しぶりに、ゆっくり夫婦で

話す時間が取れた、とある朝。

 

夫が話してくれたのは、

今回コロナ隔離中に体験した

不思議な感覚についてでした。

 

 


彼自身、48年間生きてきて
初めてだというその体験は
何かというと、
 
「何かに対して祈りたい」
と思ったこと。
 

ドイツ人なんだから、
イエスキリストに祈らないの?
 
と思うかもしれませんが、
これには事情があって、
 
夫の両親は、どっちかといえば
宗教というもの全般に対して
かなり否定的な考えを
持っている人達なんです。
 
 
 
そういう両親に育てられたので、
祈るという行為が、
夫の今までの人生には、
ほとんど存在していなかった。
 
 
夫の両親の考えがそうなるまでには、
父親にも母親にも、かなり深い理由が
あるのですが、それは置いておくとして、
 

そういう両親のもとに育ったので、

夫は洗礼も受けていないし、

教会にも行かないし、

 

どうかすると、

 

神に、あるいは神的な存在に

祈ることはネガティブなこと、

人間として愚かなこと、

 

くらいの考え方で

教育されて育ってるんです。

 


そんな夫が、今回の高熱で

ウンウン言っていた時に

ふと頭に浮かんだのが、

 

こんな時に

祈る対象があったら、

どれだけ気持ちが

楽になるだろう

 


これは、夫の育ちを考えたら革命的で、

本人もかなり驚いていました。

 

 


そこで夫が思い至ったのが、

私の文化的背景です。

 

私は全く信心深くはないんですが、

日本で暮らしていたときは、

祈るという行為が日常にありました。

 

 

実家に帰ったら、

まずはお仏壇と神棚に手を合わせるし、

お盆はお墓参りで手を合わせるし、

初詣で神社に行けば手を合わせます。

 

幼い時からお葬式も身近だったし、

そう考えると、宗教はずっと、

生まれた時からゆるく確実に

そこに存在するものでした。


そこで夫が私に質問したんですね。

 

そういう、

祈るという習慣を

ドイツで恋しく

思ったりしないのかと。

 


私は「別にそうでもないなぁ」と答えながら、

気がついたら涙が頬を伝っていました。
 

 
 
 

信心深くはないけれど、

 

自分が心から敬うご先祖様、

具体的に言えばひいおばあちゃん、

おじいちゃんおばあちゃんに、

仏壇に向かって手を合わせることが、

 

どれだけ自分の心の安定に

大事だったかというのが、

夫の質問で初めて認識できたんです。

 

 


私が日本からドイツに来たことで、

「犠牲」というと大袈裟ですが、

失ったことがどれだけ大きいか。

 

夫婦で気がついた瞬間でした。

 

 


私自身、日本から出たらスイッチを切って、

意識しないようにしてたんだなぁと思います。

そうやって自分が意識してない部分で、

海外に住むことで喪失していることがあって、

 

それも含めて、

海外で暮らす

ということなんですよね。

 


じゃあ、どうするかなんですが、

自分が大切にしていることが

どうやったら実現できるか

を考えてみるのも、

今すぐできること。

例えば、仏壇はないけど、

おじいちゃんおばあちゃんについて考えたり、

夫に思い出話をしてみたりとか。

 

日本独特の考え方の本を読むとか。

 

ちょうど今、茂木健一郎さんの

「生きがい」の本を読んでいるんですが、

そういう風にして、自分の中に息づく

日本文化とじっくり向き合ってみる、とか。

 


そしてこれがポイントだと思うんですが、

そうやって改めて考えてみた

自分にとって大切なことを、

機会を見てパートナーに伝えること。

 


言葉にして伝えるのは、

なかなか難しいかもしれませんし、

相手側に受け取る余裕があるかどうかも

大事ですよね。

 

なので、時間をかけてもいいし、

話すタイミングを気長に待つのも

いいんじゃないかなと思います。


あなたは、いかがでしょうか?

 

国際結婚でもそうじゃなくても、

相手の環境に入って暮らすことで、

自分が失っていたことは、

きっと何かあると思うんですね。

 

 

今回の私の場合では、

日本では日常的にあった

「祈る」という行為。

 

それを、

 

あぁなくしてしまって悲しい、とか、

だからドイツ暮らしは辛い、とか

いうことじゃなくて、それも含めて、

海外で暮らすことだと、知ること。

 


それがね、

 

ひいては自分のルーツを大切にすることだし、

自分を大切にすることにもつながるなぁ

と感じたのでした。

 


ちょっと今日は抽象的な話に

なってしまったのですが、

読んでくださっているあなたに、

どこか少しでも、響くところが

あったら嬉しいです。
 

 

 

 

 

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