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夫婦間コミュニケーション・コーチ 
木村グロースようこです

 

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後悔したくない

 

 

人生の大きな決断に迫られた時、

決定打になる一言です。

 

でも実は、

この一言に翻弄される人も

多いのではないでしょうか。

 

今日は、

「子供のいない人生」を

受け入れる道を歩み始めた、

 

私達夫婦について

お話したいと思います。

 

 

 

悲しみとの向かい合い方

 

 

私たち夫婦は、

ドイツでふたり暮らしです。

 

 

残りの人生は

自分達の関係にコミットする

 

 

そういう強い意志で、

再婚しました。

 

 

 

一方で、

「家族」を築くことも

思い描いていました。

 

 

実はこれまでに二度、

赤ちゃんができましたが、

生まれる前に寿命を全うしました。

 
 
 
二人で一緒に子供を育てる。
・・・その夢が叶わない。
 
 
これは、夫婦が直面する困難の中で、
最も苦しいものの一つだと思います。

 

 

なぜかといえば、

妻と夫では、

 

悲しみに向き合うプロセスが

同じテンポで進むわけではないから。

 
 
 

私が、道ですれ違うベビーカーを見て

胸を詰まらせる日もあれば、

 

夫が友人家族の幼子を抱っこして、

その重みに泣きたくなる日もある。

 
 
 
だから、その日その時に、
 
相手に自分の悲しみの存在を
認めてもらえることが、
このプロセスでは本当に大切です。

 

 

 

後悔しない選択とは
 
 

二度目の流産の後、

不妊治療専門クリニックで、

治療について相談することにしました。

 

 

いくつかの検査の結果

私たち夫婦に突き付けられたのは

 

厳しい現実。

 

 

最初から顕微授精にトライしても、

出産できる確率は5%。

 

 

ただし、

妊娠できたとしても、

流産の確率は80%

 

 

 

この統計をどう受け取るかは、

個人個人で大きく異なると思います。

 

 

5%の可能性でも、

そこに賭けて挑戦する、

という方もいるでしょうし、

 

無事に出産できる

可能性が20%もあるなら、

がんばってみたい。

 

 

という考えの方も、

勿論いらっしゃると思います。

 

 

 

ですが私達は、

不妊治療はしない

という決断をしました。

 

 

 

それは、

 

・ 流産の絶望と悲しみを

 もう一度経験することに、

 今の私達には耐えられない

 

・ この10年間、

 もう十分に苦しんできた。

 

 

あるインタビュー番組で

イギリス人の作家の方が、

 

自身の辛い不妊治療の末に

「治療ストップする」決断をした際、

こう仰っていて、

 

なるほど!と思ったんです。

 

We used up all our

”heart-breaking card” already.

 

「心が折れる」札

全部使い切ってしまった。

 

だから、これ以上はやらないと

夫婦で決めた。

 

 

 

検査の結果をふまえて、

わたしたち夫婦も

じっくり話し合いました。

 

 

不妊治療がこれだけ

普通になった現代。

 

 

治療を「できることは全部」の

必須項目にするプレッシャーは、

あまりに大きい気がします。

 

 

まわりを見ると、

 

 

辛い治療に耐えて子供を授かり、

幸せに暮らしている人もいるし、

 

 

治療したけれど授からなくて、

結局夫婦関係も

壊れてしまったカップルも

 

 

治療して赤ちゃんができたけど

夫婦仲は散々で

全然ハッピーじゃない家族も

 

 

そして

 

治療を卒業する決心をして、

夫婦ふたりで満ち足りた人生を

送っている人もいる。

 

 

 

どれが正しくて、

どれが間違っている、

なんていうことは

絶対にありません。

 

 

 

逆説的なようですが、
後悔しない選択というのは、
 
 
自分の選択を後悔しない覚悟をする
 
自分の選択を正解にしていく生き方をする
 
 
これしかないんじゃないかと思います。
 
 
 
ベルリン暮らしで心が楽に
 
 
個人の選択が、
何を置いても尊重される。
 
 
そんな空気を感じるベルリン。
 
 
・ あなたはどうしたいの?
 
・ あなたがそう決めたのなら、
 応援するよ
 
 
これが基本。
 
 
 
もちろん、
「気遣い」は存在します。
 
 
でも、日本よりももっと
ストレートな気遣い。
 
 
「これは聞いてもいい?」
「言いたくなかったら、そう言ってね」
 
 
そこで、こちらがNOを出したら、
ちゃんと受け取ってくれる文化です。
 
 
そんなベルリンに暮らしているからこそ、
治療をしない、という決断ができた。
 
 
そう感じています。
 

 

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