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最近夫と義理の母についての話の中で

彼女の特別なスキルの話題になりました。

それは...

 

一人の時間を

確保すること

私のお姑さんはとっても社交的な人ですが

自分一人で過ごす時間も大切にする人です。

 

一人の空間で心を落ち着けたり

エネルギーを充電したりすることが

自分にとって必要不可欠だと心得ていて

その時間をちゃんと取ることができる。

夫が今でもはっきりと覚えている

お母さんの「一人時間確保術」を知り

彼女に対する尊敬の念が

グッと増したわけなんですが、

 

その理由は、

 

方法としては極めてシンプルだけど

決して簡単なことではない!

と思ったからです。


ドイツ人が「個人の意志」を

大切にできる人間に育つ背景が

垣間見られた、

 

夫の母の一人時間を

確保する方法とは...?

 

 

 

夫は弟との二人兄弟ですが

二人が小学生くらいの時から

 

お母さんの一人時間は

邪魔してはいけない

 

と感じていたそうなんですね。

それはなぜかというとお母さんが

子供にもちゃんとわかる方法で

「一人の時間を持つことの大切さ」を

自分の行動で見せていたからです。

あっけないほどシンプルな方法なのですが

それは単純に、言葉で伝えることでした。

 

Ich brauche jetzt Zeit für mich

(私には今、自分一人の時間が必要です)


こう言い置いて、

 

自分の部屋でも台所でも

そこに入ってドアをしめていたと

夫は記憶しています。

夫からこの話を聞いて

まず思い浮かんだ言葉は

「勇気」でした。

私には人間の子供はいないので

愛犬でしか想像できないんですが、

 

例えば犬が私に甘えてきて

その時にやっていることを

邪魔するとしますよね。

そんな時、

 

どんなに大事なことをしていたとしても

ついつい犬の甘えを優先させて

抱っこしたり、遊びの相手を

したりしちゃうんですよね。

特に日本の母親って

子供を最優先させることが当たり前

自分を犠牲にすることが当たり前

という社会的な考えが

あるように感じませんか?

 

ちなみにそれは何も

日本だけではなくて、

 

あのアメリカでさえ同じように

母親という人種は自分を

犠牲にすることが美徳!

という考えがあるというのは、

 

「「本当の」私に会いに行く」

という邦訳で出版されている

グレノン・ドイルさんの本で知りました。

ちょっと脱線しましたが...

 

母親は自分の人生を犠牲にしても

子供の望みを優先するという傾向は

程度の差はあれどこの国にも

存在するんじゃないかなと。

 


だからこそ、子供が

ママママ〜!と自分に何かを

求めてきていたとしても、

 

その時に自分が一人の時間を

持つことが必要だったなら、

 

それをきちんと自覚して

自分の望みを優先させるのは

ものすごく勇気が必要なこと

だと思うんです。

それは、

 

自分を大切にすることの勇気。



どれくらいの時間、夫の母親が

自分の部屋にこもっていたか

夫の記憶は定かではありませんが、

 

息子たちもね、そうやって、

お母さんの願いも尊重する

という土壌が作られる教育に

なっていたんだなぁと思います。

 


スノードームという

飾りがありますよね。

一人の時間って、

このスノードームの中の雪が

ゆっくりと沈んで行って、

 

中に入っている人形が姿を表すような、

そんな時間だと思うんですね。

 

中に入っているのは自分の本音とか

自分が大切にしたいもの。

 

だからこそ、

 

一人の時間って大切です。

 

 

ちなみに。。。


一人の時間を確保することについて

親が子供に与える影響について

とても心に響いたエピソードがあります。

 

最後に一つそれを紹介しますね。

先ほど著書を紹介したグレノン・ドイルと

勇気・恥・共感などについて研究を行っている

ブレネー・ブラウンとのインタビューで

聞いたエピソードです。

ブレネー・ブラウンが出張から帰ってきた日

息子さんのスポーツの練習試合の

予定が入っていました。

 

人と接する時間が長く

すっかり疲れていたブレネーは、

 

息子の練習試合に行くことよりも

一人になって自分の頭と身体を

休めることを優先すると決め、

 

練習試合には夫に代わりに

行ってもらうことにしたんです。

息子には「ごめんね、ママは一人になって

リチャージする時間が必要なの」と伝え、

息子はそれに納得した様子。

その翌日、ブレネーが息子に

今年の誕生日プレゼントに何がほしいか

リストを作るように言いました。

 

息子が作ってきたリストを見て

ブレネーは胸をつかれたそうなんです。

 

というのも、そのリストの一つが、

「一人の時間」だったから。

それについてブレネーが

息子に尋ねると、彼は

こう答えたそうです。

 

「一人の時間がほしいって、

願ったり言ったりしては

いけないと思ってた」って。

さて、ここでわかるのは、

 

親が自分を大切にする行動は

それはそのまま子供たちにも

自分を大切にする行動をしてもいいと

許可を出すことになる

 

ということなんですね。

夫の母が「私には一人の時間が必要なの」

と言ってそれを実行する姿を見せたことで、

 

母親の願いを尊重することと同時に

自分の願いを尊重することに

許可を出すことを学んだ

逆に言えば、

 

自分を大切にすることを

子供に教えようと思ったらまず

自分が自分を大切にする姿を

行動で見せなければいけない。

 


これって言ってしまえば、

夫婦間にも当てはまると思うんです。

 


一人の時間が必要だと夫に対して

遠慮なく言えるようになって来たのは、

ドイツに来てから10年くらい経ってから。

 

自分の大切を大切にすることで

相手の大切も、本当の意味で

大切にできるようになってきたと思います。


例えば今日も、娘の進路についての会話に

参加してほしいと夫に頼まれて、

 

他にやることは色々あるんですが

時間を作ってその会話に参加しました。

 

例えば5年くらい前だったら

自分の時間を犠牲にしている

感覚がありましたが、

 

一人の時間を持つことが必要だと

夫に伝えることができるようになり、

 

自分を犠牲にしている気持ちが

薄くなって来ています。



今回は、義理の母から学んだ

「一人時間の確保術」をお伝えしました。

勇気を持って自分には今

一人の時間が必要だと伝えること。

 

そしてそれを実行すること。

そんなの無理、と思うと、

本当に無理になります。
 

これは、相手の大切を

大切にすることにもつながるんだ!

 

という意識を持って、ぜひ

勇気を出してみてください。

 

世界の中心で、愛を叫ぶ。

という映画が昔ありましたね。

自分の世界の中心で

自分の大切なことが何かを叫ばずして、

他に誰が、自分の大切なことを

大切にしてくれるでしょうか。

 

いや別に叫ばなくてもいいですが(笑)

私の義理の母のように毅然とした態度で、

主張する&宣言することは、

自分のためにも、周りのためにも

大切だなぁと思います。

少しでも参考になっていたら嬉しいです。

 

今も元気なお義母さん

 
 
 

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とあるきっかけで先日、

アーチェリー

ワークショップに参加しました。

 


アーチェリーって見たことがありますか?

あるいは、やったことはあるでしょうか。


高校時代は弓道部だったので

日本の弓道は馴染みがありますが、

 

それ以外で弓を使うスポーツは

これまで経験したことがなかったんです。


色々な調整装置がくっついた

戦闘マシーンのようなものもありますが、

今回私が経験したのは、

それとは比べ物にならない

ものすごくシンプルなもの。

 

イメージとしては

ロビンフッドが使っているような感じです。

 


弓道の弓よりずっと小さく

正直その簡単さに驚いたんですが、

このワークショップがもう最高だったんです。

何が最高だったのかの話はまたの機会にして...

 

今日は、このアーチェリー体験で

これからずっと胸に留めておきたい

大切な学びをシェアしますね。

それは

「アンカーを持つこと」

 

 

アンカーは日本語でいう「いかり」。

 

船を繋ぎ止めるために海底に下ろす

あの「錨(いかり)」です。

 

自分を「今、ここ」につなぎ留めるもの。

 

集中力を研ぎ澄ますポイント、

とでも言いましょうか。

 


今回教わったアンカーは三つあって...

 

一つは、踏みしめる足元

二つ目は、頭のてっぺんが向いている

そして三つ目は、矢を放つ先の


アンカーを意識することで

自分の集中度がグッと

アップすることが実感できます。

 

これはアーチェリーにとどまらず

普段の生活でも使うことができるし

使うべきだな、と思ったんですね。

 


コーチングのクライアントさんたちから

よく聞くお悩みなんですが、

 

思考を邪魔するものが多すぎて

目の前のことに全く集中できず

ものすごく効率が悪いことを

している自分に気づく...

 

こういうこと、ありませんか?

そんな時、このアンカーの考え方が役に立ちます。

 

一旦目を閉じて息を吐いて

自分の立っている足元を意識する。

 

吸って、自分の頭のてっぺんが

向いている空を意識する。

 

目を開けて自分のターゲットを意識する。

 

それが、目の前のパソコン画面でも、

子供でも、本でも、野菜を刻む包丁でも、

これから干そうと思っている洗濯物でも。

 


これを1、2、3、でやるんです。

 

そして、

 

息を吐きながら矢を放つように

これからやることをやり始めます。

 


ちょっと練習が必要かもしれませんが

アンカーを意識しながらまず吐いて、

吸って、吐いて、アクション。

 

集中力を研ぎ澄まして

やるべきことに向き合うのに

かなり良い方法じゃないかな。

 

私も日々、実践してみます。

 

良かったら貴方もぜひ、

試してみてください☺️

 

 

 

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今日のテーマは「子供のいない人生の歩き方」についてです。

 

初めてのことに向き合う時、何か参考になる情報を探しますよね。それが本だったり、その道を歩いている先輩だったりしますが、例えば本の場合、

・母親になる方法(妊活)
・子育てのアドバイス本
・子離れ親離れについて
・親子関係について

こういった子供を持つ親に向けての本はたくさんあるのに「子供がいない人生をどう歩くか」についてのアドバイスだったり、相談したりできる先輩っていうのは、これまでほとんど見かけませんでした。

 

実はそれほどマイノリティではないんですが、表に現れるロールモデルになるような女性が簡単に見つからなかった気がします。

これについてふと考えたきっかけは、学生時代のバイト先、ヴィドフランスでのある出来事を思い出したからです。

 

今でも忘れられないその出来事のポイントは「マニュアル」

今日は、このマニュアルに関するエピソードを振り返り、それをきっかけに探して読んでみた本「誰も教えてくれなかった子どものいない人生の生き方」から、これからの人生を豊かにするヒントを二つ、ご紹介しようと思います。

どんな経緯があるにせよ、子供がいない人生が見えていて、それに対して社会の中で疎外感を感じていたり、どんな風に心の整理をしたらいいのかわからずに立ち止まっている方の道を少しでも照らすことができたら嬉しいです。
 

 

 

 

さて、くだんのヴィドフランスで何があったかというと...

大学時代、東京は巣鴨駅前の店舗で早朝アルバイトをしていた時のことです。

ある朝、開店前の準備で、フィルターコーヒーを作ろうとコーヒーマシーンをセットしたのはいいんですが、肝心のコーヒーを下で受けるサーバーをセットし忘れるという大失敗をしてしまったんです。ドリップされたコーヒーが、そのまま滝のように流れてしまって、コーヒーメーカーの電源が緊急停止!

 

巣鴨駅は開店と同時にコーヒーとパンをささっと食べて会社にいくサラリーマンのお客さんが多く、このタイミングでコーヒーメーカーが壊れてしまったら本当にやばい。

 

半泣きで副店長に報告すると、彼は一つも怒らずに、こう言ったんです。

 

「マニュアルは、こういう時のためにある!」

 

さすがチェーン店なだけあり、分厚いマニュアルがあったんですが、その中にコーヒーメーカーがこんな風に停止してしまった時の対処法も載っていました。詳しくは覚えていませんが、うまく再起動できて、早朝のピーク時に間に合いました。

この6月に一時帰国した際、ヴィドフランスを久しぶりに見て、このエピソードを思い出しました。

そしてね、思ったんです。

 

非常時のためにマニュアルはある!のはずなのにこんなはずじゃなかった人生、子供のいない人生になりそうだという時に、そのマニュアルは存在しない。

人間は機械じゃないですし、人の人生は十人十色なので、別にマニュアルが欲しい訳ではないですが、母親になった女性のためのいわゆる参考書はたくさんあるわけで、だったら母親になれなかった女性の参考書があってもいいんじゃないか、と思ったんですね。

今回一人で一時帰国をしていて、気持ち的にも身体的にも余裕ができたこともあり、子供のいない人生についての本を探して、一冊読んでみました。

タイトルは「誰も教えてくれなかった子どものいない人生の生き方」著者はくどうみやこさんです。

 

彼女は大人ライフプロデューサー/トレンドウォッチャーとして、自身もずっと感じていらっしゃった子供のいない女性が抱える生きづらさや苦悩を言葉にするため、多くの当事者とのインタビューで得られたリアルな本音を紹介しています。また、気持ちの整理や受け入れ方の参考になればと、子どものいない女性に限らず、子どものいる女性にもアンケート調査を実施し、多方面から見た子どものいない人生を浮き彫りにしています。

もしご興味があったら、ぜひ手にとっていただきたい一冊なのですが、今回私が読んで、特に心に響いた箇所を二つ選んで、ご紹介しますね。子供のいない人生がまだ100%確定した訳ではないという、いわば過渡期の自分の心を、少し強くしてくれた考え方です。


人生の正午でうまく転換できるように自分と向き合う

 


有名な心理学者ユングが提唱した考え方で、「人生の正午」というものがあるそうです。ライフサイクルを日の出から日の入りになぞらえ、少年期、成人前期、中年期、老人期と4つの時期に分ける考え方です。このうち、成人前期から中年期にさしかかる40代が人生の正午にあたり、この時期は「転換期」で、人生最大の危機であると説いています。
 

なぜ危機かというと、この時期は特に、今までのアイデンティティや常識が揺れ動き、これからの人生をどうしていくかを考えざるを得ない時期だから。

 

ここまでの人生でうまく行っていないこと、不満が残っていることに向き合って、変えたり手放したりしたほうがよい価値観を見極めたり、新しい可能性を試したりして、「自分」というものを、人生の午後に向けて軌道修正していく、みたいな感じでしょうか。

 

特に心に響いたことは、「子どものいない人生が決まる時期と人生の正午はちょうど重なる」ということ。

もちろん、スッキリとした切り替えはまだできなくても、子供がいない人生で終わるかもしれないということを真っ直ぐ見つめて、それなりの自分の生き方を考える時期にある、ということです。

子供を介して知り合うネットワークは期待できない訳ですから、自分が動いて、一生ものになる友人関係を温める、とか、熱中できることを探してみる。両親がもっと年をとった時のサポートをどうするか、今から検討し始める、というのも、子供がいないからこそできることだと思います。

 

 

さて、この本で心に響いた考え方のもう一つは、

つらい経験が人を成長させるPTG理論


PTSDというのは、聞いたことがあるでしょうか?

Post-Traumatic Stress Disorder(心的外傷後ストレス障害)という名で知られていますが、これは、戦争や自然災害、事故、虐待、犯罪など、命の安全が脅かされるような出来事によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、ものすごい苦痛や、日常生活を送ることが難しくなるようなストレス障害のことです。

これに対し、PTGというのは、何の略かというと、Post-Traumatic Growth。いわゆる、心的外傷後成長。トラウマになるような出来事があっても、その辛い記憶と共存しながら、それを糧にして人間として成長することができる、という考え方です。

ここから少し本の内容を引用すると、


「つらい経験をしたけれど、そのおかげで今の自分がある」と感謝の念を持ったり、「つらいことが多かったけれど、いろいろ学ぶべきこともあった」と学ぶ機会を得たと解釈するなど、PTGは自分を成長させるための前向きな考え方として近年、注目されている概念です。


もちろん、流産とか、不妊治療、あるいは中絶など、産む、産まない、産めないというテーマに関して辛い経験をしたすぐ後は、そこから何か学びをえようとか、その経験の意味はなんだったのか、なんて考えるのは難しいですが、いわゆるアラフィフの仲間入りし、流産を三度経験した後一年ほど経って、その経験が今の自分のものの見方に大きく影響しているなぁと思うし、女性の生き方というものに広い視野が持てるようになったし、子供がいないからこそできることがあるんじゃないか、という前向きな考えにもなってきました。
 

 

 

 

艱難汝を玉にすかんなんなんじをたまにす)ということわざがあります。

 

人間は、苦労や困難を経験して、それを乗り越えたり、なんとか共存しようと努力することで、人として磨かれていく。大きく成長していく、という意味です。これがまさに、PTG。

辛いことに潰されて、私の人生はもう明るくなんてならない、と絶望する瞬間があっても、悩み抜いて、その先に器がさらに大きくなった自分がいると思えば、ちょっと希望が持てますよね。

PTG、人生の正午に、ぜひ持って行きたい考え方だなと思っています。

 

 

さて、今日は、一時帰国中に読んだ本「誰も教えてくれなかった子どものいない人生の生き方」から、心に響いた考え方を二つご紹介しました。

・人生の正午でうまく転換できるように自分と向き合う

 

・PTG(心的外傷後成長)どんなに悲しくつらい経験であっても、自分を成長させてくれる人生の教訓として、生かせないものはない。過去の辛い経験と共存しながら、自分を磨いていくことは可能。

子供がいない、いる、に限らず、この二つの考え方は40代からをイキイキと、充実感を持って生きていくために背中を押してくれる考えだと思います。

 

ここまで読んでくださった貴方の、少しでも参考になっていたら嬉しいです。

 

 

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昨年12月に日本行きの航空券を買った時、

愛犬のマイラを連れて乗る予定でした。

キャリーケースを含めて

小型犬で8キロ以内なら、

 

ドイツの航空会社はもちろん

多くの航空会社は犬を客席に

連れて入ることを許可しています。

 

犬を飼うときに実はそれを考えて、

小型犬を選んだのもありますが、

 
ドイツ在住の友人が何組も

日本やヨーロッパ内を楽々と

犬を連れて旅行していて、

 

やってみたらそれほど難しくない

というのを目にしていました。

なので、

 

前もって狂犬病のワクチンを打ち

抗体検査の証明書を取ってもいました。

その後の今年一月、

 

あの羽田空港の事故が起き

日本国内では熱い議論が

交わされていたわけですが...

 

あれは1月後半だったでしょうか。

 

私が心から尊敬する

イギリス在住の友人と

しゃべっていた際、

 

日本行きの話の中で

彼女から質問されたんです。

ヨーコちゃんは

なぜマイラを日本に

連れていきたいの?

一緒に行きたいから!

なのは間違いないのですが、

 

こう聞かれて初めて、実は自分が

考えることを避けていた点を

直球で指摘された気がしたんです。

その避けていた理由というのは

自分で分析するに5つありました。

 


機内で一緒に過ごせたとしても

長時間の飛行機旅行を愛犬が

負担に感じないわけがない

東京から鳥取に移動するのも

相当時間がかかる

愛犬にとってのその負担

ベルリンで留守番する夫と彼の娘に

愛犬を預けるのが本心では嫌

愛犬が私のことを忘れることはないにしても

今ほど好きじゃなくなるかもという恐怖感

マイラの世話を全面的に任せるほど

犬の世話に関して夫と彼の娘を

まだ信用していない


要するに、

 

私がどう感じるか 

or どうしたいかが主で、

 

マイラ自身にとって

何が一番いいのかを

考えていなかったことに

気付かされたんです。

これはつまり、

私自身のエゴではないか、と。

 


日航機事故の議論の中でも

キーワードは「エゴ」だったと

記憶しています。

 

エゴと言っても意外と深い意味があって

今回それを解説することはしませんが

色々と調べる中で私が納得した説明は

「大人のエゴ」でした。

それは、

自分よりも弱い立場にある存在の

気持ちや状態に寄り添わず、

 

自分の考えややり方を強引に押し付ける

利己的な大人の振る舞い


この説明に行き当たった時に

思わずふか〜いため息が。

愛犬とずっと一緒にいたくて

いられる方法があるんだったら

なぜそれを選択

してはいけないのか。

 

そればっかりだったんですよね...

 

あとは、

 

「子離れ」ができていない

ということにも薄々

気づいていました。

それが、信頼する友人の鋭い質問で

明るみに出ちゃった感じです。

なぜマイラを日本に連れて行きたいのか?

マイラにとって私の選択はどうなんだろう?

それをぐるぐると悩んでいた様子を見た夫が

あっさりこう言ってくれました。

それは、

 

「今回はマイラをベルリンに

置いて行ったらどう?」
 

 

しばらく考えた結果、

今回は連れて行かない

ことに決めました。

 

そうしたら意外なことに

気持ちがすごく楽になったんです。

腹が座ったというかね。

そして、今回愛犬と離れることは、

私自身にも犬にとっても良い訓練に

なるんじゃないかとも思いました。

 

いつも私べったりの犬なんですが

しばらく離れることでマイラが

精神的に成長するチャンスになるかも。

 

さらには、

 

夫と愛犬の絆を深めるチャンスでもある。

彼はそんな風にも考えているんですね。


もちろん今後ヨーロッパ内の短い距離で

マイラを連れて飛行機で旅行することは

練習としてやってみようと思っていますし、

 

何年か後、皆で一緒に鳥取に

行く夢も諦めてはいません。

 

今はまだそれにふさわしい

状況ではなかった。

 

そういう判断です。




今回の経験で学んだのは、

 

エゴの奥底にある自分の本心は

辛くても掘り出していく

価値があるということ。

 

そうすることで、

 

相手にとって何が本当に良いのかを

考えることができるようになります。

 

それを考えた上で、

 

不安や迷いがあったとしても

今の答えっていうのを出すことが大事。

 

それが正しいかなんてのは

やってみないと分かりません。

 


さて、私がドイツを出発して一週間。

 

マイラはどうしているかというと

意外なことに夜も大人しく寝てくれて

夫いわく「全然問題ないよ〜」。

 

本音としてはちょっと

寂しい気もしますけど(笑)

 

今回のことで夫の自信にも

つながるでしょうし、

 

何よりもマイラ自身がそれほど

辛い思いをしていないことを

知ってホッとしています。

 


さて、あなたは何か今

「これはひょっとすると

自分のエゴじゃないか?」

と思っていることはありますか?

私自身も今回経験したんですが

「これは自分のエゴじゃないか」

と考えている時って結構辛い。

 

なので、もしそういう方がいらっしゃたら

ぜひ声をかけてください。

 

私が今回、友人にしてもらったように

本音を掘っていくきっかけになる

質問を投げさせていただきますよウインク

 

 

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受け付けています。

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イタリア人の食への情熱が

すごいのは知っていましたが

まさかこれほどだったとは...!

 
♡♡♡

 

アモーレ(愛)の国、イタリア。

 

職場の美術館館長の出身国ですが

「愛」をこんなに豊かに

表現する方法があったのかと

目からウロコの出来事が。

 

相手に愛を伝える方法を

豊かにするヒントをお伝えします。

 


結論から言うと

キーワードは...

 

ナンセンスな大袈裟を

使いこなそう!

 

 

 

それは来月のイベントでお願いする

ケータリングについての

打ち合わせに参加した時のこと。


レストランを経営するイタリア人の方が

私が働く美術館の下見にいらっしゃったんです。


二人ともイタリア人ということで

話は食の話題で大いに盛り上がり、

 

その流れで、館長が初めて

ドイツを訪れた時の話になりました。

それは1997年。

 

ドイツ東部の街を訪れ

そこでカフェに入った時のこと。

 

注文したコーヒーを一口飲んで

そのあまりの不味さは思わず

警察を呼ぼうと思ったくらいだったとか。

 


コーヒーが不味すぎて

警察を呼ぶ

 


あまりに大袈裟でありながら

思わず吹き出すほどユーモアたっぷりで

イタリア人の発想すごい!と思ったんです。

警察を呼ぶのは事態とは普通

犯罪が起きた時ですよね。

 

つまりそのコーヒーは

犯罪的にまずかった

 

珈琲代を払うどころか

こんなシロモノを飲ませたカフェに

逆に自分がお金を払って

もらいたいくらいだった。

 

館長はこうもおっしゃいました。

実行に移してはいないと思いますが

イタリア人の珈琲に対する

深い愛を感じましたよね。

 

 

オフィス御用達のコーヒーはこちら

 

 

このエピソードがこんなに

心に残ったのはなぜか。

 

それは、表現の豊かさです。

 

ここ数年の現象だと思いますが

SNS上でなんでもかんでも

「すぎる」を付ける

流れがありますよね。

これまで普通に

使われてきた「すぎる」は

 

難しすぎる

簡単すぎる

優しすぎる

頑固すぎる

高すぎる

量が多すぎる etc...

それが、こんな新しい使い方も

蔓延しています。

 

「美味しそうすぎる」

「楽しみすぎる」

「ワクワクすぎる」

「衝撃すぎる」

「名言すぎる」etc...

うん、気持ちはわかるんです。

 

これまでの用法だと「すぎる」は

くっつかなかった言葉に

あえてくっつけることで、

 

そのミスマッチ的な響きを

楽しむ面もあるんだろうなと思います。

ただ、

 

これがあまりに蔓延しているので

もう新しさがなくて、見るたびに

「またか...」と思わないでもない。

 

流行るものは、やっぱり飽きるんです。

 

そこで、この館長さんの

「警察を呼ぼうと思った」

コメントが響いたというわけ。

 


単に「不味すぎる」だけでは

 到底言い表せないほどの、

 

ものすごい怒りとか

正義感を刺激された感じとか

珈琲という飲み物に対する

並々ならぬ想い

伝わってきますよね。

 

 


今日のポイントである

ナンセンスな大袈裟を

使いこなそう

とは、こういうこと。

誰だって、珈琲が美味しくない

からと言って警察を呼ぶなんて

ナンセンスだとわかります。

 

でも、それがなんとも言えない

おかしみを醸し出して、

 

その対象に対する愛の深さが

感じられるというわけ。

食べ物や飲み物ではなくても

相手に対する愛情を表現する方法として

密かに練習しておくのは大いにあり。

 

どんな組み合わせがあるか

考えてみるのも良い頭の体操に

なりそうですしね。

なんでもかんでもに

「すぎる」をくっつけるのは、

 

その瞬間にパッと書いたり

言ったりするには楽ですが、

 

思考がそこで止まってしまう

気がするんです。

 

言葉って不思議なもので

言葉で言い表せないことは

明確に感じることはできない。

 

「すぎる」以外の言葉で

自分の大きな大きな感情を

言い表せた時、

 

自分の気持ちが再認識できるし

それを読んだり聴いたりした相手にも

ものすごく深く通じるような気がします。

 

 

ちなみに、

 

コーヒーがイタリア人にとって

どれだけ大切かという一例として

こんなエピソードも飛び出しました。

彼のおばさんは典型的な

イタリアのマンマで、

 

家ではまるでサメのように

一時も止まることがないそうなんです。

 

料理をしながらまるで千手観音のように

あれもこれもすごい勢いでこなしていく。

 

そんなおばさんも、

 

コーヒーを飲む時だけは

座ってゆっくり味わうそうです。

☕💗


さて、今日はイタリア人に学ぶ

「愛情表現」を豊かにする方法として

 

ナンセンスな大袈裟を使いこなそう!

 

というお話を、職場の

イタリア人館長さんの言葉を

参考にご提案してみました。


四六時中使うと

それでは自分も周りも

疲れてしまいますが、

 

ここぞという時にとっておきの

ナンセンスさを使って、

 

自分の愛情を表現できるようになりたいな、

と私自身も思っています。

もし、こんな愛情表現思いついた!

というものがあったら

ぜひ教えてください💕
 

 

 

 

 

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