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ライフコーチのベルリン暮らし13年目

 

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イタリア人の食への情熱が

すごいのは知っていましたが

まさかこれほどだったとは...!

 
♡♡♡

 

アモーレ(愛)の国、イタリア。

 

職場の美術館館長の出身国ですが

「愛」をこんなに豊かに

表現する方法があったのかと

目からウロコの出来事が。

 

相手に愛を伝える方法を

豊かにするヒントをお伝えします。

 


結論から言うと

キーワードは...

 

ナンセンスな大袈裟を

使いこなそう!

 

 

 

それは来月のイベントでお願いする

ケータリングについての

打ち合わせに参加した時のこと。


レストランを経営するイタリア人の方が

私が働く美術館の下見にいらっしゃったんです。


二人ともイタリア人ということで

話は食の話題で大いに盛り上がり、

 

その流れで、館長が初めて

ドイツを訪れた時の話になりました。

それは1997年。

 

ドイツ東部の街を訪れ

そこでカフェに入った時のこと。

 

注文したコーヒーを一口飲んで

そのあまりの不味さは思わず

警察を呼ぼうと思ったくらいだったとか。

 


コーヒーが不味すぎて

警察を呼ぶ

 


あまりに大袈裟でありながら

思わず吹き出すほどユーモアたっぷりで

イタリア人の発想すごい!と思ったんです。

警察を呼ぶのは事態とは普通

犯罪が起きた時ですよね。

 

つまりそのコーヒーは

犯罪的にまずかった

 

珈琲代を払うどころか

こんなシロモノを飲ませたカフェに

逆に自分がお金を払って

もらいたいくらいだった。

 

館長はこうもおっしゃいました。

実行に移してはいないと思いますが

イタリア人の珈琲に対する

深い愛を感じましたよね。

 

 

オフィス御用達のコーヒーはこちら

 

 

このエピソードがこんなに

心に残ったのはなぜか。

 

それは、表現の豊かさです。

 

ここ数年の現象だと思いますが

SNS上でなんでもかんでも

「すぎる」を付ける

流れがありますよね。

これまで普通に

使われてきた「すぎる」は

 

難しすぎる

簡単すぎる

優しすぎる

頑固すぎる

高すぎる

量が多すぎる etc...

それが、こんな新しい使い方も

蔓延しています。

 

「美味しそうすぎる」

「楽しみすぎる」

「ワクワクすぎる」

「衝撃すぎる」

「名言すぎる」etc...

うん、気持ちはわかるんです。

 

これまでの用法だと「すぎる」は

くっつかなかった言葉に

あえてくっつけることで、

 

そのミスマッチ的な響きを

楽しむ面もあるんだろうなと思います。

ただ、

 

これがあまりに蔓延しているので

もう新しさがなくて、見るたびに

「またか...」と思わないでもない。

 

流行るものは、やっぱり飽きるんです。

 

そこで、この館長さんの

「警察を呼ぼうと思った」

コメントが響いたというわけ。

 


単に「不味すぎる」だけでは

 到底言い表せないほどの、

 

ものすごい怒りとか

正義感を刺激された感じとか

珈琲という飲み物に対する

並々ならぬ想い

伝わってきますよね。

 

 


今日のポイントである

ナンセンスな大袈裟を

使いこなそう

とは、こういうこと。

誰だって、珈琲が美味しくない

からと言って警察を呼ぶなんて

ナンセンスだとわかります。

 

でも、それがなんとも言えない

おかしみを醸し出して、

 

その対象に対する愛の深さが

感じられるというわけ。

食べ物や飲み物ではなくても

相手に対する愛情を表現する方法として

密かに練習しておくのは大いにあり。

 

どんな組み合わせがあるか

考えてみるのも良い頭の体操に

なりそうですしね。

なんでもかんでもに

「すぎる」をくっつけるのは、

 

その瞬間にパッと書いたり

言ったりするには楽ですが、

 

思考がそこで止まってしまう

気がするんです。

 

言葉って不思議なもので

言葉で言い表せないことは

明確に感じることはできない。

 

「すぎる」以外の言葉で

自分の大きな大きな感情を

言い表せた時、

 

自分の気持ちが再認識できるし

それを読んだり聴いたりした相手にも

ものすごく深く通じるような気がします。

 

 

ちなみに、

 

コーヒーがイタリア人にとって

どれだけ大切かという一例として

こんなエピソードも飛び出しました。

彼のおばさんは典型的な

イタリアのマンマで、

 

家ではまるでサメのように

一時も止まることがないそうなんです。

 

料理をしながらまるで千手観音のように

あれもこれもすごい勢いでこなしていく。

 

そんなおばさんも、

 

コーヒーを飲む時だけは

座ってゆっくり味わうそうです。

☕💗


さて、今日はイタリア人に学ぶ

「愛情表現」を豊かにする方法として

 

ナンセンスな大袈裟を使いこなそう!

 

というお話を、職場の

イタリア人館長さんの言葉を

参考にご提案してみました。


四六時中使うと

それでは自分も周りも

疲れてしまいますが、

 

ここぞという時にとっておきの

ナンセンスさを使って、

 

自分の愛情を表現できるようになりたいな、

と私自身も思っています。

もし、こんな愛情表現思いついた!

というものがあったら

ぜひ教えてください💕
 

 

 

 

 

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