Pure Heart熊本のKIMIです。
今年に入りコロナ禍の影響が益々出ている中で、パートナーシップの愛の深め方にも大きな変化が出て来ているように思います。
それ以前にサイレントと言う物理的距離を余儀なくされているチェイサーにとって、コロナ禍は逆に色んなことが冷静に見えて来るかもしれません。
通常ならば、相手に会う理由は
『会いたいし好きだから』
と言った至極シンプルな想いなのだと思います。
更に言えば
『実際に会って触れ合いを通して愛を確かめたい』
と言う欲求が根底にはあるのです。
それは何もスキンシップだけでは無く、一緒に食事したりドライブしたり映画を観たりなど…同じ空間で物理的な共有をすることによる『一体感を感じたい』と言うある意味分かりやすい欲求です。
ですがコロナ禍の影響でこの『分かりやすい欲求』を素直に出すことが難しい中で
『物理的距離を超えた愛し方』
と言うものを私たちは今突き付けられています。
先にも述べましたように、ツインレイの場合コロナ禍以前に物理的距離が大きく横たわっています。
それは海外だろうが近場だろうが実際の物理的距離の長短関係なく、二人の間には目に見えないパーテーションがあるのです。
チェイサーは最初その透明なパーテーションを
『ランナーからの拒絶』
と言う捉え方をしてしまいます。
事実最初はそうだったかもしれません。
ですがサイレント後期に入り、チェイサーはそのパーテーションが単なるランナーの拒絶では無いことを知るのです。
二人が出会った当初。
『会いたいから会う、好きだから触れたい』
このように本能に直結した恋愛感情に突き動かされていました。
そこでエーリッヒ・フロムはこう言います。
『愛というものは、その人の成熟した度合いに関わりなく誰もが簡単に浸れるような感情ではない、ということである。自分の人格全体を発達させ、それが生産的な方向に向くように全力を上げて努力しない限り、人を愛そうとしても必ず失敗する』
つまり『会いたいから会う、好きだから触れたい』と言う原初的な感情を超えて初めて
『真に愛するとはどう言うことなのか』
と言うテーマへとシフトすることが出来るのです。
そしてチェイサーはそこで目に見えないパーテーションの意味をやっと知るのです。
『ランナーは愛しているからこそ会わないと言う選択をしたのだ』
と言う真実に。
次回へと続きます。
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