ドイツ会社員歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
今日もフランクフルト周辺は
ひんやり、そして曇り空。
咳が出るので、もしかしたら
軽く夏風邪を
引いたかもしれません(;'∀')
さて、私のクライアント様には
転職の多い方も少なからずいて
「海外就職に
マイナスでしょうか」
とご質問を頂くこともあります。
これは私の個人的な意見ですが
転職経験が多い人は
・フットワークが軽い
・適応能力が高い
・多彩な職務経験がある
という長所を備えていると
考えています。
それに４０代以降の人なら
転職経験が多くても
不自然ではないと考えています
（なぜなら自分がそうだから、笑）。
でも確かに採用側からしてみらば、
「採用しても長く
働いてもらえないのでは」
とか
「長く続けられないのは
何か問題があるのでは」
とか勘ぐりたくなる人材です。
実際に何社も２，３年で
転職していた昔の同僚クンは、
期限通りに仕事をやらない人。
人柄はニコニコして
と当初の印象を
裏付けることになりました。
もしあなたが短いスパンで
何度も転職をしているのなら、
むやみに転職を繰り返さないために
まず、するべきは原因の把握です。
職場環境が合わなかったら、
何が具体的に合わなかったのか
分析して、同じような会社には
応募しないこと。
もし業務内容が
自分の性格に合わなかったのなら、
自分はどういう仕事が
向いているのか把握が必要です。
もしかしたら職種ではなく、
業界自体が合わないコトだって
あり得ます。
体調などに問題があって
仕事を長く続けられないのなら、
初めから契約やパートなど
自分に合った勤務形態を選びましょう。
そうすることで、次の転職先も
短い期間で退職というのは
避けることができるはずです。
その上で、応募書類に
初めから採用側の心配を
消すような応募理由を書く、
というのが効果的です。
私も前の会社はわずか
１年で退職しました。
この時に応募書類に書いたのは
冒頭に書いたような
適応能力の高さや
職務経験の豊富さでした。
そして面談では、
転職の理由を伝え
「今度こそ定年まで働ける
会社を探しています」
と長く働きたいという
意思を伝えました。
「色んな会社を見てきたけど、
今度は長く働ける会社を見つけたい」
という書き方をすれば
志望動機にも使えますよね。
そうすると採用側も
求める職務経験や
スキルが合っていれば、
面談で話をしようと思うでしょう。
私も実際、当時１年で会社を辞めて
失業者でしたが、
ドイツ人の応募者を差し置いて
複数の企業から内定を頂きました。
ヨーロッパはアメリカほど
積極的に転職する文化では
ありませんが、昔の日本の
終身雇用という考えもありません。
だからこそ、
なぜ何度も転職してきたのか
伝えられることが大切です。
もしかしたら
やむを得ない理由だった
かもしれないし、
家族の事情だったかもしれません。
もし社内の理由だとしても
昔の雇用者を批判することなく
転職理由をポジティブに
伝えるのがマナーです。
「転職回数が多い」という
事実を変えることはできません。
だから大事なのは、
今度こそ長く勤められる会社を
見つけることが
最重要課題です。
経験の豊富さは武器です。
転職回数の多さをスキルに変えて
前に進んでいきましょう。
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