ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
昨日の夕方
約半年ぶりに東京に到着しましたが、
さすがにまだ時差ボケです(-_-;)
ちなみに、ドイツの空港内は
ほどほどの混み具合でしたが
日本人はパスポート審査は
別ゲートでスムーズに。
荷物チェックもさほど待たずに
通過出来て、時間通りに
飛行機に搭乗も出来ました。
が!
全員の搭乗が終わって
ドアも閉まった様子なのに、
飛行機が滑走路に
向かう様子はありません。
私は機内でスマホが使えない時こそ
読書タイムと決めていて
あまり気にしてなかったのですが、
搭乗時刻を過ぎていたようです。
「管制塔より離陸の許可を
待っております」
とまずは
フライトアテンダントさんから。
後に機長さんからお詫びと
遅滞の理由について
説明がありました。
遅滞の理由は
「ドイツ国内線で空が
混雑しているため」。
ドイツは電車も遅延や運休も多いし、
最近は高速も工事やら事故やらで
よく渋滞しています。
でも、空まで混んでるとは…(;'∀')。
結局1時間遅れて離陸しました。
ドイツ（に限らず）ヨーロッパは
色んなコトがゆっくりです。
だから、日本のスピード感覚で
考えていると
就職活動でもイライラしたり
焦ることになります。
具体的に言えば、
・自分に合った求人が見つからない
・応募した求人募集や面接の回答
・ビザ発行のタイミング
など。
そして残念ながら、こちら側の
出来ることは、ただ一つ。
宙ぶらりんな状況にも焦らず、
じっくり待つ能力を
身に付けることです。
今の世の中、
仕事でも日常生活でも
スピード重視で、問題を早く
解決する能力が求められます。
だけど、ヨーロッパでは
早く解決できないことも多い。
だから、そんな時にでも
穏やかな心で待てる能力が
同じように必要です。
日本では恐らく、
応募すればすぐに返答が来る。
無ければ不採用
というのが、
割とすぐに分かるでしょう。
でも私はドイツで応募して、
面接に呼ばれるまで
かなり待ったこともあります。
具体的には、応募してから2週間後。
今までドイツでは
書類選考は
１００％合格してきました。
だけど、さすがにこの時は
落ちたかなと思いました。
ちなみに面接自体も
2週間後ぐらいだったし、
面接の後も
数日待たされた記憶があります
（どんだけのんびり？）。
でも後日面接をした同僚から
聞いた話によると、
面接をしてからすぐに
私に決めてくださったようです。
こちらの希望給与と
会社側の予算にだいぶ
開きがあったため、
社内で調整をしていたのかも？
これは勝手な推測です。
ヨーロッパでは
担当者が有休や病欠で
不在だった、
ということもよくあります。
だから、応募してから
2週間または3週間待つことも
あること。
「すぐに返事がないから
書類選考で落ちた」
と諦めるのは早計です。
「のんびり」の背景の一つには、
残業をしない働き方、
仕事に対する考え方の違い
というのもあるでしょう。
もちろんサービスを
受ける側としては、
日本のスピード感はありがたいです。
だけど働く身としては、
そのために残業したり
週末出勤をするわけです。
ヨーロッパは、その逆で
だから何事も善し悪しがあり、
どの国が良いとか
言うつもりはありません。
だけど、郷に入っては郷に従え。
ヨーロッパでは働くこと
生活することを目指すのなら、
「待つ能力」も必須です。
だから就職が決まるまで
時間がかかることを考えて
準備を始めることが大切です。
そしてたとえ、
求人がなかなか見つからなくても
じっくり続けることです。
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