語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
風邪を引いて２週間近く経ちますが、
未だに体調が
イマイチで困ります(-_-;)
師走にかけて忙しくなる方が
多いでしょうから、
皆さまも温かくしてお過ごしくださいね。
さて、クライアント様からよく、
「海外で働くには
どれぐらいの語学力が必要ですか」
と質問を受けます。
ズバリ海外就職に必要なのは、
「仕事をこなせる語学力、
職場でコミュニケーションが
十分にとれる語学力」です。
だけど翻訳や通訳でもない限り、
語学はあくまで
コミュニケーションの道具
というのを忘れてはいけません。
そしてコミュニケーションというは、
語学力だけではないから、
他の感覚も磨いていくことが大事です。
私が今でも忘れられないのは、
以前勤めていた会社で
とても急ぎの件があって、
イギリスにメールをした時のことです。
いつも返信が遅い相手だったので、
件名に「○○の件（URGENT!)」
つまり「至急」と
添えてメールを送信しました。
しばらくして、
そのメールをした
イギリスの代理店の営業担当から
内容について返信がありました。
だけどメールの最後に
「あなたが『（URGENT!)』と
書いたのは、あたかも大声で
さけんでいるかのようだ
It is a shame（恥ずべきだ）」
とチクリと言われたんですよね。
相手がメールの文章を
どう読み取るかは、相手次第。
今まで他の方からこんなことを
言われたことはなかったし、
それにこの方は以前からちょっと感情的なのは知っていました。
だけど、私としてはただ早く
返信が欲しかったことに対して、
「（書き方が）恥ずべきことだ」
と言われたのは少しショックでした。
あれから１０年？
私は現在、ドイツの会社で営業・
営業管理業務をしています。
周りはドイツ人なのでドイツ語だし、
お客様とは英語が多いので、使う語学は半分・半分です。
でもドイツ語も英語も
ネイティブではないし、
グーグルでドイツ語の冠詞を
調べることもしょっちゅうです
（ドイツ語は男性・中性・女性
名詞があって、しかもルールが
曖昧なので覚えにくい）(;'∀')。
でもドイツ人の同僚と比べると、
社内でもお客様とも
コミュニケーションは
スムーズに取れています。
それは、
・相手が何が必要か
・相手は何を分かっているか
・どうすれば相手に伝わるか
と相手のことを考えているから。
そのためには、相手のいうことを
きちんと聞かないといけないし、
メールなら時として何度も読み返します。
だから急ぎの案件でも
相手から返事が来るまで
多少時間がかかるとわきまえる
ようになりました。
本当に急ぎの時は、電話をします。
だから今では色んな国のお客様と
よい関係を築きながら
仕事をしていると感じます。
試験に受かるために
難しい単語を覚えてもいいけれど、
コミュニケーションには
それだけでは足りません。
それよりも相手のことを考えられる
コミュニケーション能力を
身に付けていきましょう。
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