ドイツ在住歴約20年
海外キャリアデザイン・アドバイザー
ブットラー惠子です。
今日は2つ目のポイント。
職歴や業務経験を
活かせることは海外での
就職・転職おいて大切。
だけれど、
意外と見落としがちなのは、
商品に興味が持てるか、とか
会社の理念に共感できるか。
私が以前、10年勤めた
在独日系の会社では、
工業製品を扱っていました。
数多くある仕様の中から、
でもお客様は社員ほど
型式には詳しくありません。
だから間違って
発注してくるということも、
ありました。
それに知識があればあるほど、
仕事の幅も広がります。
だから私は全く知識のない
電気や機械的なことも
技術担当の方に聞きまくって、
だいぶ詳しくなりました。
なぜ私が仕事に興味を持って
取り組めたかと言うと、
新しいことを
学べるというのが面白かった。
それから、
社長の理念のおかげでした。
「私たちの製品は、
モノづくりの現場の
コストを下げます。
そうすることで、
消費者の方々が製品をより安価に
購入することができます」
というのが会社の理念、
というか、社長の想い。
日常製品と違って、
工業製品は現場で見ないと
重要性とや役割が
よく分かりません。
それでも、
社会貢献に役立つのなら、
と私のモチベーションは
アップしました。
そして営業業務だけれど、
売上げに少しでも貢献できるよう、
出来る限りのサービスを
提供するように心がけました。
ドイツでは志望動機を
履歴書内に書くことはありません。
通常は「Anschreiben」と言って
履歴書の表紙のページや、
メール本文に書いたりします。
商品や会社理念について調べると、
これだけで
志望動機を書くことが出来ます。
私は多くの方の
履歴書を見てきたけれど
「今までの職歴を活かせるから」
というの志望動機が圧倒的に多い。
間違いではないし、無難。
だから、ひと手間かけて、
HPで会社の商品や理念を調べる。
会社の理念に共感できるとか、
商品に絡ませた
志望動機を書いていく
(もちろん嘘はダメですよ)。
いや、面倒くさいですよね。
多くの人は、志望動機は
どの会社に送るときにも
使い回ししているでしょう。
でも、50社に履歴書を
送って返信がないより、
ちょっと手間をかけて
5社に履歴書を送って、
全ての会社から面接に
呼ばれる方が良くないですか。
志望動機も同じように大切です。
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