ヨーロッパ企業で給与交渉は当たり前? | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

 
語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う☆

 

ドイツ在住歴約20年

海外フリーライフ・アドバイザー

 

ブットラー惠子です。

 

 

 

昨日はドイツで

就職、転職する場合、

 

どのように

希望給与額を決めるかが

テーマでした。

 

 

今日は社内で

給与値上げ交渉をしたい時に

気を付けたいポイントです。

 

 

日本で給与アップの

交渉というのは

馴染みがないですよね。

 

 

でもヨーロッパで

働いていると、時には

 

自分の労力に相応しい

給与額をもらうために、

交渉することもあります。

 

 

 

フランクフルト・アム・マイン

 

 

 

私も先日、

製造部の同僚から突然、

 

給与の値上げ交渉を

したいのだけど、どう思う?

 

と相談されました。

 

 

私は人事でもないし、

製造部の賃金のことは

よく分かりません。

 

 

なぜ私に相談を?

 

と思いつつ、(-_-;)

役に立てるなら、と

話を聞きました。

 

 

まず給与を

上げてもらうには

正当な理由が必要です。

 

 

 

すると彼の回答は、

 

家賃が値上がりしたから、

 

とのこと。

 

 

ドイツでは近年、家賃が高騰中💦

 

 

 

例えこれが一番の理由でも、

これでは

給与値上げは無理です。

 

 

なので、

 

会社にとって、

彼の給与を上げる理由は

他にあるのか

考えてもらいました。

 

 

 

1)去年病欠は少なかったか。

 

2)何か新しいスキルを学んだか。

 

3)会社に貢献したと言える

コトがあるか。

 

 

答えは全部ノーでした

 

(後で聞いたら、彼は

昨年社員で2番目に病欠が

多かったらしいです(-_-;))。

 

 

この時点で私だったら

賃金交渉をしようとも

思いません。

 

 

でもそこはドイツ人。

 

 

「モチベーションアップの

ためにも

給与アップは大切だ」

 

と彼は一人納得して、

上司に交渉に行きました。

 

 

 

 

数日後、彼から

交渉が上手くいかなかった

ことを聞かされました。

 

まあ、そうでしょうね(-_-;)

 

 

 

 

 

 

給与アップの交渉に

必要なのは次の二つ。

 

1)交渉タイミングの見極め

2)客観的な根拠

 

 

1)交渉タイミングの見極め

 

どんなにあなたが

スキルアップして、

会社に特別な貢献をしても、

 

会社の経営が不振な時に

給与アップは難しい。

 

 

特に昨年からコロナで

売上が下がっている企業も

多いはずです。

 

経営不振を乗り越えるまで

待ちましょう。

 

 

また繁忙期、

組織編成前なども

避けるのが無難です。

 

 

 

 

 

2)客観的な根拠

 

「家賃が高くなっているから」

は、理由になっていません。

 

 

うちの会社の場合、

所属業界が定めた

賃金ベース(タリフ)が

賃金の基になっています。

 

コロナ前に決められた

「タリフ(賃金率」の変更で、

社員の給与は

昨年の秋にアップしました。

 

 

だからタイミングも悪いし、

 

物価上昇率はこのタリフの

アップでカバーされているので、

賃上げの根拠になりません。

 

 

 

「モチベーションアップのため」

も不可です。

 

会社側にしてみれば、

賃金アップした分、

社員が頑張る保証はありません。

 

例え頑張ったとしても、

それが賃金アップ分と

釣り合うかは不明です。

 

 

だから、

 

「頑張れば給与が上がる」

 

これが世の常です。

 

 

そして、この

「頑張り」も客観的であることが

重要です。

 

 

 

 

 

 

客観的な根拠というのは、

 

具体的なスキルアップ、

売上の貢献、

業務の効率化への貢献、

スキルの熟練度など。

 

 

ようは

会社に貢献できているか、です。

 

 

営業なら数字で

アピールできますが、

 

それ以外の場合は

出来るだけ具体的な案件で

アピールしたいところです。

 

 

 

大手企業では

労働組合が社員の

賃金アップのために

交渉をしてくれます。

 

 

でも場合によっては、

自分で行動を起すことも

必要な場合もあります。

 

 

給与は自分の労力の対価。

 

 

頑張っているのに

評価が低すぎる、

 

と思ったら、勇気を出して

交渉してみましょう。

 

 

それが、

ヨーロッパで働く人に

与えられた権利です♡

 

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ブットラー惠子のプロフィール

 

2002年にドイツ語力ゼロで渡独。

 

ドイツ語の語学学校に

8か月間通った後、

インターンシップなどを経験。

 

2004年に日系企業に就職。

 

以降、日系企業3社に勤務し、

 

ドイツ人チームのリーダー

や人材採用、育成に関わる。

 

働きながら

ドイツの通信制大学で

心理学を本格的に学び、

 

心理アドバイザーとしての

修士を2016年に取得。

 

現在は、

ドイツ現地企業で

英語とドイツ語で

海外営業を担当。

 

GCS認定コーチ

ドイツCOP認定キャリアコーチ

 

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自分らしく働きたいと

思う方からのご相談は多数。