ドイツ在住歴約20年
海外フリーライフ・アドバイザー
ブットラー惠子です。
ミュンヘン
ドイツでは、
求人募集に応募する際、
求職者は
希望給与を提示します。
といっても
ドイツで初めて就職する場合、
どれぐらいの
希望給与を言えばいいのか、
分かりませんよね。
(オーストリアでは
夏と冬のボーナスが
義務だそうですね)。
夏のボーナスは
Urlaubsgeld(休暇給与)、
冬のボーナスは
Weihnachsgeld(クリスマス給与)
と呼ばれます。
この他にも、
冬のボーナスだけの場合、
「13.Monatsgehaelter
(13か月目の給与)」
と呼ばれる
場合があります。
私はドイツで
初めて転職した時、
「13か月目の給与」の
ことを知りませんでした。
面談で
月の希望給与の代わりに
前社での給与を伝えると、
12か月?13か月?
と聞かれ、
よくわからずに
12か月と答えました。
実際にはボーナスを
別に頂いていたのですが、
「13か月分」の意味を知らず、
間違って
回答してしまったんです。
実際に内定を頂き、
雇用契約書の
年間給与額を見ると、
前職より大幅に減給。
ダメ元で
「実は前職の給与は
13か月でした」
と伝えて再交渉しました。
幸いオッケーを頂き、
正式に採用となりました。
最初から
年間給与額を言っておけば
間違えなくて
すんだんですけどね(;'∀')
さて、
海外就職で希望給与額を
決める場合、
基準はやはり
前職のお給料です。
実は私は希望給与額を
はっきりと言いません。
代わりにこう言います。
「前職では€XX〇〇
もらっていました。
なので
同じぐらいの金額を
希望です」
これ、実はポイントです。
なぜかというと、
前職より給与が下がると、
採用された方は
モチベーションが上がらない、
もしくは
採用しても蹴られる
と採用側は考えます。
それに前の会社は
その金額を払っていた、
というのは
採用側にも一つの
目安になります。
なのでこう言うと、
希望額を
承諾してくれることが
多いです。
前職より給与アップを
狙う人は、
その金額を少し高めに
言うのも手です(←裏技)。
ちなみに日本から
ドイツに転職する場合、
為替レートは変動するので、
極端なレートの時に計算すると
ユーロ換算にした時に
おかしなことになります。
もちろん会社側にも
ある程度の予算はあります。
でもあなたと
話をしてみたいと思えば、
ということは
あまりありません。
そこで交渉するか
その提示額を受け入れるかは
あなた次第です。
でも個人的には、
希望給与よりちょっと
少なくても、
その仕事をしたい、
その会社で働きたい、
と思ったら受けるのを
おススメします。
なぜなら自分の頑張り次第で
お給料は上がるから。
それにドイツの物価は
例えば東京よりも安め。
だからちょっとの
減収が理由で
チャンスを逃してしまうのは、
勿体ない。
すでにヨーロッパ企業で
働いている人の
給与交渉については、
また明日♡
*・゜゜・*:.。..。.:*・
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