カバオの現場探訪記

カバオの現場探訪記

ハロプロのこと、現場のこと

Amebaでブログを始めよう!

毎年恒例、楽曲大賞投票公開です。


1位 3.0 Teenage Solution / モーニング娘。'21

娘。シングルではひさびさの良曲だと思いました。イントロから「何かが始まるぞ」というわくわく感があり、AメロBメロサビと色を変えながら展開していく構成はこれぞつんく楽曲という印象です。

卒業シングルとなるまーちゃんを中心に、メンバーの使い方もバランスがとれていて、MVを含めた完成度が高い。オリジナルで披露する機会が限られてしまったことだけが残念です。


2位 3.0 ビートの惑星 / モーニング娘。'21
TSがつんくの良い仕事だとすれば、こちらは非つんくの素晴らしい仕事と言えます。ブラスから始まり、推しが活躍する曲はどうしても評価が甘くなるところがありますが、奇をてらっていない分だけ、素直に曲にノれて楽しいです。

多くの楽曲がメインメンバーの歌いやすい音域に合わせている中、ビートは高音寄りであることがまた印象を変えています。こういう外に向かっても分かりやすく、パフォーマンスを見ても明るく楽しい曲というのはもっと重宝されるべきだと思いますね。


3位 2.0 Sunset Summer Fever / L!PP (from Hello! Project Dance Team)
今までのハロプロでできなかったことをやった楽曲。西寺郷太ワークス。シンプルなんですが、それは無駄なものがないというだけで、よく聴くと要所に華やかな音が入って曲を彩っているというのが分かります。参加メンバーも各ユニットの時とは全然違う歌い方を見せていて、普段とは全然違う方向性だからこそハロプロの実力の高さが際立つ結果になりました。

ダンスパートで入るメンバーの合いの手が最高に多幸感。ハロプロダンス学園の注目度が上がった1年を象徴する楽曲として、上位に入れていいと思います。


4位1.0 愛すべきべき Human Life / アンジュルム
3位に推したL!PPが西寺郷太なら、こちらは堂島孝平ワークス。音としてはブラスがずっと前面に押し出されて華やか、かつちょっとごちゃごちゃした感じがアンジュルムらしさを引き出していると思います。

「アンジュ」に聞こえる歌詞とか「お先はまっキラだ」ってフレーズの遊び心。コールできるようになったらもっと盛り上がるでしょうね。グループでずっと歌い継がれるアンセムになり得る曲だと思います。


5位 1.0 Mon Amour / Juice=Juice [植村あかり、稲場愛香、段原瑠々、井上玲音]
まなかんを含めた今のメンバーだからこそ歌える曲、海外のテイストを取り込んだ非常に上質なJ-POPという印象です。かつては娘。のアルバム曲で現場のヲタ人気がやたら高い曲がよくありましたが、あんなイメージ。ちょっと離れたところからの私見ですが、Juiceはかなとも卒業後にれいれいの声がグッと前に出てきましたね。周りに合わせていた声が主張するようになって、輝きが増したと感じています。


ハロプロ楽曲カバー部門
1位 3.0 I WISH / モーニング娘。'22
新録I WISH。もっと使ってくるかなと思ったけどなあ。黄金期楽曲を今のメンバーがパフォーマンスするとまた違った色になるので、コンサートでの披露だけでなくupdateしない新録はもっとやってもいいと思います。保存会にならない程度に。


2位 2.0 誤爆 ~We Can't Go Back~ / 高橋愛・田中れいな・夏焼雅
平成ギャル。この曲をひと言で表すなら、このフレーズに尽きるでしょう(笑)30代も半ばになったのにギャルでいる田中れいなに乾杯です。


3位 1.0 ザ☆ピ~ス! / HELLO KITTY
林原めぐみがつんく♂歌唱でピースを歌っているというだけで一聴の価値がある。それ以上は何も言うことないでしょう。ありがとうございました。


MV部門
1位 3.0 Sunset Summer Fever / L!PP (from Hello! Project Dance Team)
おしゃれってこういうことですよね。ロケとダンス、撮影しているシーンは何種類もあるのに、全然ごちゃごちゃしていない。ダンスはシンプルにかっこよく、6人の楽しそうなシーンでは話し声が聞こえてきそう。去年は鈴木愛理×Blue Vintageの『Apple Pie』に入れたんですが、こういうテイストが単純に好きというのは否めない(笑)
2位 2.0 Sunset Summer Fever Dance Shot ver. / L!PP (from Hello! Project Dance Team)
L!PPとハロプロダンス学園は別のものです。という建前はともかくとして、ダンスショットまで公式に出してもらえて大変ありがたい。ガツガツ踊るタイプの曲ではないけれど、スキルの高さは存分に伝わってきます。本音を言えば、一度は生でパフォーマンスしてほしかったなあ。


3位 1.0 アドレナリン・ダメ / つばきファクトリー
作り自体はダンス、ソロにちょっと細かい演技ショットが加わっている程度なんですが、カメラワークとつなぎ方の工夫でこんなによく見えるんだと感じました。セットが豪華なわけでもロケや派手なCGがあるわけでもないんですが、ダンスショットでもカメラが動いて歌ってるメンバーに寄るのとか良いですよね。ソロパートでつないでいくつばきならでは。


YouTube部門
1位  3.0【踊ってみた】怪物 / YOASOBI 踊ってみた【ハロプロダンス学園】振付/DA PUMP KENZO
参加メンバーのファン(の中でもさらに一部)しか見ていなかったハロプロダンス学園を、一大注目コンテンツにしたのは間違いなくこの動画でしょう。KENZOさんが振付からカメラワークからこだわり抜いて作ってくれたものに、全力でメンバーが応えたからこそできたもの。難しい振付ですが、無理にそろえず個性を尊重したことでフルパワーのパフォーマンスになっています。

SSFと違うのはまなかんがいるという点。るるちゃんも素晴らしいけど、長く見てきたヲタにとってこの6人の映像作品が世に出て、多くの人の目に留まったことはこの上ない喜びでした。


2位 2.5 SONGS/モーニング娘。
加賀楓振付作品その一。とにかくかっこいい。かえでぃーから石田さん、小田さんへの信頼が伝わる高難易度の振付です。非常に曲線的でラインを見せるような動きも多く、2人の個性がちゃんと引き立つように作ってあるのがよく分かります。シンプルなモノトーンの衣装なのに、めちゃくちゃ華やかで色気がある。イントロから30秒くらいゆったりポージングを見せておいて、曲に勢いが出るところから一気にダンスもテンポアップするつくりがとても好きです。


3位 2.0 The 摩天楼ショー/モーニング娘。
加賀楓振付作品その二。ソロなので加賀楓の好きなもの詰め込みました!という振付です。まず音の取り方が面白い。バックのホーンセクションの音を存分に生かしていて「そんな音も鳴っているのか」って発見があります。

あとは指の動きや手のポージングをふんだんに使っていて、手指の長い自分の特徴をよく理解した表現でもあります。元のダンスも印象的な曲なので、ニュアンスを随所に取り込みつつ深化させていて非常に興味深い動画でした。


4位 1.5 セクシーキャットの演説/モーニング娘。’16
加賀楓振付作品その三。教育係としてたくさんのことを教えてきただけに「15期はこんなこともできますよ!」というかえでぃーのメッセージが伝わってきます。加入から3年で成長して大人っぽい表現ができている部分もあれば、ちょっと背伸びした感じも垣間見えて、絶妙のバランスで今しかできないダンスに仕上がっています。衣装も含めて今の15期に対するプロデュースとして高いレベルでバランスがとれていると思います。


5位 1.0 モーニング娘。'22 加賀楓 加賀温泉郷広告撮影に密着!withカメラマン石田亜佑美
なんというか、こういう動画でしか見られない顔ってありますよね。石田さんが主に撮影してくれているおかげでとてもリラックスした様子のオフショット動画になっていますし「かぁいいねえ」というヲタクの間での流行語(一部でですが)も生み出しました。

加賀楓にとって大事なお仕事だった加賀温泉郷が、動画で残って良かったなと思います。


推しメン部門
加賀楓
最後の最後まで、色んな爪痕を残して卒業していく推しです。今年もまた様々な面で成長を見せてくれましたし、もっとモーニング娘。で色んなものを生み出していく姿を見たかったという気持ちはあります(グループにも大きな力になってくれたはずですし)。

その一方で、もう娘。という枠では収まらなくなってしまったな、と感じる部分もあります。外からの刺激をたくさん受けた影響が大きかったのでしょう。娘。だからできることと、娘。にいたらできないことを天秤にかけて、後者の方が大きくなったからこのたいみんぐで卒業の決断なんだと思います。
本来はもっとグループで輝くこともできるはずですが、内部的な事情も含めてこれから進むべき道が分かれてしまったかなあ。ここから個人で勝負していくことになりますが、元モーニング娘。という肩書きのいらない新しい加賀楓になってほしいという気持ちでいます。応援しています。

加賀楓さま

卒業コンサートを明日に控えてブログを清書しています。卒業発表から約3カ月、何かを伝えなければと思いながら書きたいことがまとまらず、今日まで来てしまいました。

最初に、今さらですが約8年ハロプロのかえでぃーを推すことができて幸せでした。ありがとうございました。そして、これからも応援しています。

 

まず、卒業について思っていることを書きます。自分はかえでぃーの卒業を、もうモーニング娘。という枠では収まりきらなくなったからだ、と捉えています。もちろんまだまだ娘。にいることで学べること、成長できる部分はあったと思います。でも、娘。にいるとやりたいけどできないこと、学びたいけど時間がとれないことも出てきていたと思います。両方を比べて、後者の方が大きくなったから卒業を選んだのだと解釈しています。

 

加賀楓の表現を突き詰めていきたい、もっと成長したいと思ったときに、それがモーニング娘。にとって必要なものなのかと言ったら、必ずしもそうではなかったのでしょうね。加賀楓の色が強く出るモーニング娘。もきっと素晴らしいものだったでしょうし、かえでぃーが加入してからずっとそれを見たいと思って応援してきました。でも、その願いが叶うとは限らないし、時間も有限です。だから、このタイミングの卒業は前向きだ、そう考えることにしました。

 

夢だったモーニング娘。から抜けるというのは大きな決断だったと思います。決して、順風満帆だったとは言いません。しんどいこと、思うようにならないこともあったでしょう。ただ、ひとつ誇りに思ってほしいのは、そんな中でもあなたのファンは確実に増え、多くの人に愛されるようになった6年間だったことです。それはずっと現場に通ってきた自分には肌身にしみて分かります。かえでぃーもステージで、盛りだくさん会で感じていたでしょう。在籍していれば、もっと人気になったのは間違いありません。それくらいあなたは魅力的な人です。

 

ご自身でも言っていましたが、研修生時代からかえでぃーはずっと誰かのため、グループのために色んなことを考え、後輩に教えたり全体の中で自分の立ち位置を考えたり、常に周りの人との関係性の中で活動をしてきたと思います。ステージ以外の部分でもそうでした。それ自体はかえでぃーの美点であり、多くのメンバーに慕われてきた理由でもあるのだと思います。

 

たとえば、卒業前に出した振付動画は、石田さん、小田さんや15期のことを本当によく見て、知って、良いところを引き出す力がなければできなかったものでした。振付そのものの完成度はもちろんですが、出演したメンバーのファンから色んなところでお礼を言われました。それくらい、メンバーの魅力をアピールできて、ファンが見たかった動画だったことは、ちゃんと自信にしてほしいと願っています。

 

卒業したら、当分は自分のことに集中できる環境になります。と同時に、誰かを生かすことで自分も輝くというシーンは小さくなり、むしろ自分の力だけで勝負しなければいけない場面がずっと多くなるでしょう。そういう試される覚悟をして、グループを出て行くんだと思います。ただ、そうなったときに加賀楓が自分の中に何を見つけるのか、どんな成長をしていくのか、未来がすごく楽しみになります。

 

今までのように定期的なステージがないので、成長の過程をつぶさに見ることはできなくなります。でも、きっとステージに戻ってきてくれると信じています。今回のツアーでもあらためて感じましたが、加賀楓がいるべき場所はステージの上です。自分で考えて、自分で作った表現を最もよく表現できることは幸せなことです。単なるダンサーとしてのスキルではずっとやっている人たちに及ばない部分もあるかもしれませんが、ステージの上で表現し、人を魅了する力というのは単純な歌やダンスのうまさとも違うものだと思います。私たちファンは、加賀楓の持つ引力に惹きつけられているということを忘れないでください。壁に当たったときでも、もっと自分を信じてほしいと願っています。

 

最後のオンライントークで伝えたことですが、卒業してからは「元モーニング娘。」という肩書きなしで多くの人に知られる人になってほしいと願っています。実はすごく難しいことで、OGの方の中にもそうやって評価されている人はごく少ないと思います。でも、加賀楓にはその可能性があると信じています。TikTokなどを通じて、すでに「今のモーニング娘。は知らないけど加賀楓は好き」という人が少しずつ出てきています。この6年間は大きな財産ですが、そこに頼らない加賀楓の作った世界を観たいです。

 

勉強を終えて戻ってきた時、必ずしも今までのファン全員がまた同じように応援するとは限りません。それでいいんです。あなたの魅力は、元モーニング娘。という肩書きで理解できるものではない。あとから「え、加賀楓って昔はモーニング娘。だったの?」って気付かれるくらいでちょうどいい。そういう活動をしてほしいなと願っています。あ、でも私は帰ってくるのを待っていますよ。

 

研修生の頃から手紙に書いてきた言葉ですが、加賀楓の前に決まった道はなく、自分で道を切り拓いていく人だと感じてきました。これから踏み出していく先にも、決して舗装されたきれいな道はなく、可能性という平野が広がっているばかりです。どこまでいけるのか、誰も分からないし保証もありません。でも、加賀楓が進んでいく先を自分はもっと見たいと願っているし、そこには見たこともない素晴らしい景色が広がっていると信じています。

 

今までは振り返らずに進んでください、背中はファンが押しますと伝えてきました。これからはちょっと違います。不安に思うとき、思うようにいかずつらいとき、高い壁に当たってもがいているとき、ふと振り返ってみてください。加賀楓に魅了され、たくさんの力をもらった人たちの思いが背中を支えています。「自信を持ったら成長が止まる」といつも言っていましたが、自信じゃなくていいから、自分がそういう特別な存在になれるということを認めてあげてください。それで一息ついて、また進んでいってほしいと思います。それで、たまにはその人たちに姿を見せてくれるとうれしいです。


正直、これを書いている今も、明日が卒業コンサートってちょっと信じられない気持ちでいます。卒業ツアーのホールラストだった西条公演、開幕早々からすごく優しい顔で手を振られたときは「いやいや、いつも通りって言ったじゃん!!最後感出してくるなよ!!」ってなりました。でも現実ですからね。かえでぃーが前に進んでいくように、自分もちゃんと前を向いて見届けようと思います。集大成となる最高のパフォーマンスで思いを届けてくれるの、楽しみにしています。

 

2022年12月9日 カバオ

今年も楽曲大賞の投票をすると、いよいよ年末だなあと感じます。ちょっとプライベートでバタバタしているので、年の瀬という感覚もないのですが・・・。

 

今年はそれほどずば抜けて好きって曲が浮かばず、リストを見ながらあらためて色々と聴いて決めました。結果的にバランス良く色んなところからつまんでくることになりました。ただ、ポイントを振り分けるほどの差は自分の中でなかったので、すべて2.0ptずつです。順位もあくまで参考程度です。

楽曲部門以外については、意外と毎年あまり吟味していません。楽曲はちゃんと聴き直すけど、MVはもう初見というか第一印象をけっこう重視しています(特に昨今はYouTubeで映像のインパクトの重要性が上がっています)。YouTube部門はほぼ好みです。1位が好きすぎるってのもあるんですが、性質が違うものが多すぎて選べないんですよね・・・。

【楽曲部門】

1位 Upside down girl / ハロプロ研修生 2.0pt
つんく×研修生にしか出せない良さがある。超名盤の1stアルバムを彷彿とさせる楽曲がひさしぶりに来たなと思いました。ハロプロ正規グループの楽曲が全体的に大人っぽい(20代以上の)世界観になっていく中で、10代の等身大っぽい全能感のある歌詞を細かいリズムに叩きつける楽曲って、妙に琴線に来るんですよね。

研修生楽曲全般、どうしてもお金がかけられないのでオケがちょっと安く(軽く)なるのはやむなしかなと思います。でも、こういうサウンドをまだ声も子どもっぽいメンバーが歌うという良さは、正規グループの模倣ではない研修生楽曲の持ち味だと思います。ちょっと取りにくいリズムと高音に向けて駆け足のメロがつんく先生からの課題曲って感じ。

 


2位 愛してナンが悪い!? / モーニング娘。'21 2.0pt
つんく曲でも半端に売れ線に寄せないといけないシングル曲(エビギュー)よりこれくらい癖のある方が良いかなー。無印終盤~'14あたりの楽曲ってこれくらい尖っていたと思うんですよ。アイドル界の中でもモーニング娘。にしか歌えない楽曲という色がちゃんとある曲です。モーニング娘。のアルバム曲ってこういうのだよね、っていう曲をアルバムの1曲目に持ってくるのは、構成としてもよくできていたと感じます。

アルバム曲の中から、ライブで化ける曲が出てくる方が面白いって意味でも、この曲かなと思っています。ひなフェスでは「このまま!」でしたけど、これをちゃんとダンス込みでパフォーマンスしたら人気出るんじゃないかなー。でも、オリジナルメンバーで歌う機会がほとんどなかったのが悔やまれます。

3位 Apple Pie / 鈴木愛理×Blue Vintage 2.0pt
90~00年代のオフィスオーガスタで青春を過ごした自分にはたまらないこのテイスト。アンプラグドなサウンドと、ボーカルの掛け合いで進んでいく感じがけだるい休日の午後にコーヒーとアップルパイでもたしなみながら聴きたい(そういうのに憧れる10代後半男子でした)

こういう曲を聴くと、声というのも楽器なんだなと感じます。鈴木愛理さんは色んな人から楽曲提供を受けていますが、彼女の声をこんな風に生かした曲というのはハロプロ時代も含めてなかったんではないかと。ハロヲタでソロになってからの愛理の楽曲に触れてこなかった人にもぜひ聴いてほしい曲です。

 

 


4位 愛されルート A or B? / アンジュルム 2.0pt
今年のハロプロシングルの中で一番おしゃれ。MVと合わせて完成度が高い。こういう3拍子のジャズ(で良いのだろうか)って勢いでは乗り切れないし、こなれた感じを出すのが難しいのですが、新メンバー含めてうまく仕上げたなあと思います。このシングル共通で佐々木莉佳子、川村文乃、笠原桃奈の高身長トリオの使い方が良い。パフォーマンス、ビジュアル、声と特徴を生かしてます。

作詞の山崎あおいさんは知っていましたが、作編曲の山崎真吾さんって誰?と思ったら、つばきの「足りないものを埋めていく旅」とこの曲がハロプロ初参加だったのですね。アニソン中心にお仕事されているようですが、また楽曲提供してほしいと思う作家さんです。こうやってクレジットをあらためて確認して発見するものがあるのも楽曲大賞の楽しみ方かもしれません

 

 


5位 マサユメ / つばきファクトリー 2.0pt
自分の中では、武道館コンサートでセトリのラストにぶち上がって大きく評価を上げた曲。これがなかったらつばきからは素直にガラクタDIAMOND入れていたと思います。楽曲大賞で何を重視して選ぶかは人それぞれだと思いますが、自分はライブで歌ったときにどうか、ということも一つの重点にしています。昨今は全グループの楽曲を全部現場で聴くのも難しくなっていますが。

つばきの中では定番の卓偉楽曲ですが、この曲の肝は少人数→多人数→キメのソロでたたみかけるパート構成だと思います。ソロのパートの使い方がうまいし、一つずつのパートが非常に強く印象に残る。女のドロドロした感じを、今までのイメージを覆すようなパワフルな歌い方でぶつけてくるメンバーがとても映えています。

【MV部門】
1位 だからなんなんだ! feat. 小野田紗栞 (Music Video Solo Ver.) / つばきファクトリー 3.0pt
ティザーが公開されたとき、あんなに笑ったのひさしぶりでした。本人も言っていましたが、オシャレに正統派に仕上がっている他のメンバーとの落差に呆然としますよね、これは(笑)やりきったさおりに今年の1位を差し上げたいと思います(動画はティザーの方)。

 

 


2位 rescue / 鈴木愛理 2.0pt
すっごいアホくさいんだけど鈴木愛理さんの素の顔に一番近いと思う。インパクトが強すぎて楽曲の方が全然入ってこないので、何回か再生してしまいました。まんまとやられました。

 

 


3位     およげ! たいやきくん / たいやき たべたの なんで? 1.0pt
この豪華な3人使ってこれ作るんかい!というもうそれだけでハロプロ(OGだけど)。アップ時に話があったアルバムまだですか?楽しみにしてるんですが?(これを書きたかった)
 

 


【YouTube部門】
1位 LIPPS × HELLO! PROJECT DANCE TEAM / 選抜 6.0
ハロプロとは思えないかっこよさはタイアップならではですね。ダンス部から6人というか、ダンス学園メンバーそのままなので。ビジュアルもダンスも持ち味がそれぞれ違うので、個性が重ならないのにみんなかっこいいという素晴らしい仕上がりになりました。音楽も撮影も制作サイドがガチになるとこんなに違うのか、と普段のハロプロ公式との差を思い知らされた面もありますが・・・(笑)

ダンス学園は視聴しているヲタが決して多くはないのですが、めちゃくちゃ面白いことしているのでこれを機にもっとたくさんの人に見てほしいなと思います。

 

 


2位 【特集】「加賀は引力」モーニング娘。'20 加賀楓さん 加賀温泉駅50周年 一日駅長密着ドキュメント / 加賀楓 1.0
これは本当に感慨深かった。ヲタクが署名まで集めて実現したイベントですからねえ。コロナでどうなることかという状況の中で、波と波の間でギリギリ開催できたことも含めて、良かったなあと思います。

 

 


3位 モーニング娘。'21 加賀楓《SOLO DANCE SHOT》ギューされたいだけなのに / 加賀楓 1.0
やはりYouTubeの高画質で見るソロダンスは最高。OMAKEのダンス動画では画質を上げるとフレームレートが60fpsまであるので、動きがよく分かるんですよねえ。もっとフレームレートを気にして動画をアップしてほしい。

 



4位 加賀楓&森戸知沙希《自由時間》外国語禁止ゲームで遊んでみた! / 加賀楓、森戸知沙希 1.0
フリーダムすぎて本当に笑いました。2人とも少々お勉強が苦手なので何が外国語なのかの基準がめちゃくちゃで、単に遊んでいる動画というよりネタ動画みたいになっているのがとても良いです。
 

 


5位 黄色い線の内側で並んでお待ちください / 八木栞(つばきファクトリー)歌唱動画 / 八木栞 1.0
2021年の大きなニュースが新メンバー加入だと思います。どの動画も甲乙つけがたいのですが、ここはチーム風から俺たちの栞を。本人は「同期の中で一番再生数が少ない」と気にしてましたが、曲に左右される部分もあるので気にしないでほしいと思います。それくらい、この曲を歌いこなすヤギシオは魅力的です。風公演でも見る度に良くなっていました。

 

 


【推しメン部門】
加賀楓
今年もとんでもない進化を見せてもらいました。本人の中では今までと同じように歌やダンスを研究してはそれをステージに生かしていくという日々の繰り返しなのかもしれませんが、積み重ねてきたものが一気に花開いた感があります。

花開いたというのは力が伸びたということもありますが、花鳥風月など歌割をもらったり立ち位置で真ん中に来ることが増えて、具体的に発揮する場面が来たことが大きいと感じます。どうしても注目される機会は少ないのがもどかしいここ数年だったのですが、見せ場が来たことで溜めてきたパワーを多くの人に見てもらうことができて本当にうれしいです。今年の楽曲大賞のノミネート外ですがシングルの歌割もしっかりつかみました。

出番が増えたことのもう一つの効用は、有り余るパワーをしっかりとコントロールする必要性に気付けたことではないかなと思います。全部をフルパワーでやっていてはなかなか続かない。出力が8割くらいでも元のパワーが大きければ十分なパフォーマンスになります。そしてここ一番で100%を開放する。そういうベストミックスを本人の中で探している段階なのかなと感じています。モーニング娘。のパフォーマンスの柱になれるように、ずっと応援していきます。

加賀楓さん、22歳のお誕生日おめでとうございます。

昨年来、世界が大きく変わり、様々な「当たり前」が崩れていく中でも、今年もこうしてお祝いができること、あらためてうれしく思います。予定外の卒業があったこともあり、こうして応援できることが当たり前ではないと、実感します。

この1年は、グループとしての活動は少なかったけれど、ずっと積み重ねてきた努力が少しずつ実を結んできたように感じています。

風チームで歌割をたくさんもらったこと、ダンス学園の6人でコラボCMのお仕事が来たこと、最新シングルでソロパートがあること。どれも、日々かえでぃーが頑張ってきたことが認められた結果だと思います。

かえでぃーにとって、パフォーマンスを磨くのは好きなことであり、仕事でもあるから当たり前で、特筆することではないのかもしれません。それでも、ずっと見守ってきたファンにとっては、その成果を発揮させてもらえる場面が少ないこと、注目してもらえる機会が少ないことにもどかしさがなかったと言えば嘘になります。

でも、この1年、個人としての力量を見せる場所が増え、多くの人が知ってくれる機会ができたことは、自分にとって我がことのようにうれしいことでした。

「踊ってみた」にしてもそうです。色んなグループのダンスに挑戦してきて、AKB48さんの『根も葉もRumor』では、かえでぃーのことを知らなかった人にも見てもらえました。思いつきではなくずっと続けてきたからこそ、音ありを許可してもらえたんだと思います。そこで培った技術があったからこそ、初めて見た人に「この子うまい」って思ってもらえるものになったのだと感じます。

22歳はどんな1年になるでしょうか。

この1年、少しずつ出てきた結果を土台に、一気に花開く年になったらいいと願っていますし、ファンはみんな加賀楓の力を信じています。だから、安心して大暴れしてください。好きなように、たくさん動いてください。

毎年のように書いていますが、かえでぃーの前に造られた道はないかもしれません。でも、加賀楓にしか造れない道があると思います。だから、自分を信じて切り拓いていってください。

後ろからは、たくさんのファンが背中を支えています。振り返る必要はないので、どうか安心して、前だけ見て進んでいってほしいと願っています。

健やかで幸せな22歳でありますように。

2021年11月30日
カバオ=クリシュナ

これから書くことはあくまで私見です。

 

中の人から聞いた話とかではなく、加賀温泉郷観光大使に初めて就任した時から今までの流れを見てきて、今回のことをどう考えるのかというのを自分なりにまとめた文章です。これが正解というわけでもないし、一つの見解だと思って読んでください。

 

以下のツイートに、ハロヲタの間でも色んな意見が出ています。ツイッターで連ツイしようかと思いましたが、長くなるのでブログにまとめました。

 

 

 

端的に自分の見解を言うと「現地販売が当然で、受注してくれってのはさすがに無理でしょう」ということです。まあ、全面的に中の人を支持するってことになります。

 

まず大きな前提として「加賀温泉郷観光大使」は加賀にたくさんのお客さんを呼んで、地域を盛り上げるために任命されているものです。優先されるのは加賀温泉郷にとってのメリットであり、ヲタクがグッズを買えるかどうかというのは、現地に来た時の満足度とは関係しますが、実際に来ていない人にまで満足してもらうというのはそもそも目的外です。

 

 

「でもFSKを売ることで売り上げを上げられるじゃないか」という人もいるかもしれませんので、大久保さんが言っている「利益はほとんどありません」について自分の理解を書きます。

 

ハロショは店舗も通販も受注もシステムがすでにできあがっており、グッズ販売に最適化された(とはとても思えない部分はあるけれど)運営がなされています。おそらく梱包、発送などは外注もしているでしょうし、スケールメリットで経費を抑えることもできます。その中で1体1000円のFSKを売るのは、1体あたりそれなりの利益を出すことも可能でしょう。

 

翻って加賀温泉郷には、常設でグッズを販売するような場所はないので、販売のために場所と人手を確保しなければいけません。当然、そこにはお金がかかります。「かいねや加賀」も地元の産品などを販売する通販システムを立ち上げたばかりです。サイトを見ると、基本的には注文を受けたかいねやが出品者に連絡し、発送してもらうという仕組みのようです。自前での発送作業が増えれば負担は相当大きくなると思います。

 

また、おそらく、かえでぃーの写真をグッズ化するにあたって事務所にもそれなりの取り分が発生しています。話がそれるので詳述しませんが、タレントと芸能事務所のマネジメント契約には肖像の利用というのがあり、タレントの姿形(肖像)を使って商売をする権利を事務所が持っています(というざっくりとした理解をしてください、詳しく知りたい方は「パブリシティ権」で検索)。

 

加賀温泉郷が加賀楓の写真を使ったグッズを販売するということは、アップフロントが持っている加賀楓の肖像を利用する権利を使わせてもらうことなので、通常であればアップフロントにお金を払うことになります。それが芸能事務所の商売です。ポスターなどにも写真を使っているため、用途に応じて金額やマージンの%を契約で決めているでしょう。

 

一度のスタジオでのグッズ撮影で生写真からFSKからクリアファイルから全部作る事務所と違って、加賀温泉郷での撮影はロケもいるし単価も上がります。撮影したものを使った成果物も、ポスターやパンフレットは直接お金にはなりません。毎回のクオリティで分かるように、FSKのデザインも相当にこだわって作ってくれています。

 

つまり、ハロショと同じ値段でFSKを売っていても、手元に残るお金は大きく違うということです。手間暇かけて100個売って10万円、300個売って30万円、1000個売っても100万円では、正直言って割に合わない商売なのは間違いないものと思います。特別なグッズだからと3000円とか5000円で売っても買う人はいるでしょうけど、多分、事務所が認めないだろうなあ()。

 

 

多分、ここまで読んでくれた方はそれなりに興味を持っている方だと思います。でも、やっとここからが本題ですが「なぜ今回、加賀温泉郷でFSKを売るのか」というところを、お客さんに来てもらうためというところから、もう少し掘り下げます。

 

今までも売ってはいたのですが、徐々に仕掛けが進んできていると思うんですよね。

 

 

今回の販売方法の最大の特徴が「宿泊セット」です。で、しれっと入っている「飲食セット」の原型が、おそらく昨年2~3月に実施された「加賀温泉郷ナイトバル」だと推測します。

 

ナイトバルは、チケットを買って加賀温泉郷内の飲食店で食事をする、支払いにも使えるけどちょっとお得なチケット専用メニューが食べられる、といった企画です。石川県内で放送されたCMに加賀楓さんが出演したことでも話題になりました。ロケ地のSwingさんはヲタクの聖地みたいになっています。

 

 

 

 

そして、そのときに「ナイトバルの一部参加店で食事した人が買えるFSK」というのが3連休に合わせて発売されたんですね。正直、めちゃくちゃな争奪戦になりました。さすがに現地に行って手に入れられなかった人はいなかったようですが、連休だけでほぼ完売してしまいました。

 

最初は片山津の片隅でひっそりと販売され、ただヲタクが買いに来るだけだったFSKが、加賀温泉郷の中で直接的な「誘客手段」として使われるようになったわけです。


でも、実際にFSKを置いてくれたお店はナイトバル参加店の中でも必ずしも多くなかった。だから少ないお店にヲタクが集中して、あっという間になくなってしまった。中にはヲタクの勢いを知って、開始前に急遽増やしたお店もあったと聞いています。

 

なんで置いてもらえないかといえば、それはひとえに現地で大使の認知度がまだ足りないこと、そしてその効果が十分に知れ渡っていないことだと思います。つまり、一部の盛り上がりで終わってしまっている。ヲタクは誘客手段としてのFSKの強みを知っていますが、お店からしたら「このアクリル板を置けばお客さんが来る」って言われても、正直信じないでしょう。

 

 

大使になったからといって、すぐに地元で認知され、歓迎されるわけではありません。やっぱりそこには強い訴求力を持つ「成果」が必要になります。裏返せば成果が上がれば興味を持ってくれる人がだんだん増えて、加賀楓を使ったプロモーションに参加したい事業者は増えてきます。

 

だから、ナイトバルで"加賀温泉郷観光大使 加賀楓"が持つ一定の集客力を一部のお店だけでも示せたことは、とてもポジティブな結果でした。実際、これに参加してくれたお店の多くではかいねや加賀のみらい飲食券が使えるし、先日から各店舗にかえでぃーがプリントされたポップやポスターが設置されるようになりました。主催の人たちとの関係があるのは前提ですが、次に繋がったわけです。もし第2回が開催されていたら、もっと参加店は増えていたのではないでしょうか。

 

 

本来はここからさらに展開していきたかったはずですが、コロナで色んなことが止まってしまいました。その間に「かいねや加賀」という新しい取り組みも始まりました。かえでぃーの立場も「加賀市の公式な大使」になりました。ただ、かいねやもまだ地元産品なんでも取りそろえておりますという状況ではなく、走りだしてこれから充実させていきますという感じです。

 

こういうご時世だからこそ「誘客手段が必要だ」という旅館、ホテル、飲食店側の需要は高まっていますし、プロモーションのために様々な手を打つことが必要な状況でもあります。

 

説明が長くなりましたが、以上のように、これまで少しずつ進めてきたことに、コロナという状況が絡まり合って、ついに今回、加賀楓を使った誘客が、加賀温泉郷の本丸ともいえる「宿泊」にまで進出したわけです。ナイトバルの飲食店と同じように、旅館、ホテルや関係するみなさんに「これでお客さんが来るんだ」と思ってもらえるかどうかが、今回のFSK販売の非常に大事なところだと思います。

 

宿泊プランはもちろんですが、やっぱり地元の人に良い印象を与えるヲタクの振る舞いや、SNSを通じた発信など、ポジティブなイメージを持ってもらえることがとても重要だと考えます。それが、次のもっと大きなプロモーションに繋がっていきます。

 

それは同時に、地元でのかいねや加賀の存在感を大きくことでもあります。かいねやにもかえでぃーは登場しています。「ここに商品を出したい」というお店が増えることで、品揃えは充実し、ECサイトとしての魅力も増していきます。

 

2018年に初めて大使に就任して以来、これまで、色んな仕掛けを地道に続けてきてくれた加賀温泉郷のみなさんが目指してきたものが、ようやく形になってきた。加賀温泉郷に何回も足を運んできた身としては感謝していますし、今回は是非とも成功してほしいと応援しています。そして、もっとたくさんの旅館、ホテル、お店を巻き込んだ展開に広がっていくことを願っています。そのためのFSKだと、みなさんに理解してほしいなと思ってこのブログを書きました。

 

ここまで書いてきて、さすがに長いので筆を置きます。最後に、ここに書いたことはあくまで僕が表に見えている事象から推測していることだともう一度おことわりをしておきます。長文を読んでいただき、ありがとうございました。

 

追伸

 

タイトルのお話は終わりです。ここからは要望ですが、今回のFSKは花鳥風月の富山、金沢公演に合わせて展開するものです。ただ、大久保さんの反応を見る限り、FCで受付が始まったときにヲタの騒ぎで初めてこの公演を知ったようです。事務所側から事前に教えてもらえないのかいなと思いますが、どうもメンバーも発表の直前に知ったようです。コロナで色々ギリギリ進行のようです。

 

ただ、やっぱり今回のFSKにしても、告知が直前になってしまう感は否めないので、うまいこと事務所かキョードー北陸からもっと早く情報とれないものなのかなと。というのも、ツアーの日程は事務所だけでなく、プロモーターの事情が深く関わるからですね。会場の手配その他はプロモーターのお仕事で、アップフロントが北陸でコンサートをやる場合のプロモーターはほとんどがキョードー北陸です。

 

こうしたところから先に情報を得て、ツアーの日程発表から速やかに仕掛けを打ち出すことで「それなら石川県の公演まで遠征してみようか」「そのときは加賀温泉郷に泊まろうか」という需要を喚起し、より効果的なプロモーションを打てるのではないかなと。事前に準備できれば、加賀の中でも巻き込める人はもっと増える可能性がありますし。

 

まあ、このレベルになるともはやヲタクの余計な口出しという感じになるので(そもそも加賀楓の日程ありきでプロモ打つのも変な話)なので、ヲタクがどうしても「もっと早く情報を出してほしい」と思う部分への解決策の一つとして妄想してみました。