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カバオの現場探訪記

ハロプロのこと、現場のこと

今年もあっという間に年末、楽曲大賞の季節ですね。

 

さすがにいつものようなイベントはできずオンラインでの発表ということですが、今年はどうなるのかなと思いながら自分もまた票を投じました。仕事でコロナに関わることが多かったこともあり、そういう自分の一年を色濃く反映した結果になったなあ、というのが実感です。

 

ということで、いつも通り投票とコメントを載せます。

 

●楽曲部門

1位3.0pt     青春の花 / こぶしファクトリー

こぶしのラストシングル。この歌詞を誰に向けたものと解釈するか、人それぞれだと思うのですが、自分はファンに向けた歌だと感じたんですよね。スタートラインが自分たちの未来を歌った曲だとしたら、青春の花はこぶし組に贈られたメッセージだったのではないかと。複雑な感情が入り交じりますが、こぶしファクトリーを走りきった彼女たちへの敬意を込めて2020年の1位とします。

2位3.0pt     人間関係No way way / モーニング娘。'20

1位と同点ですが、こちらを2位に。これまた曲の評価なのかと言われると難しいのですが、やっぱり推しがメインに近いところをつかんだ記念すべき曲は、上位に入れたい。ホーンセクションのキレキレなイントロから、耳に残るメロディーと児玉雨子女史によるちょっと癖のある歌詞。つんくさんの作る曲とは好対照で、新しいモーニング娘。って印象があってとても良き。

3位1.5pt     Borderline / Juice=Juice

ライブで映える曲。シングルカットはされなかったけれど、ファンが好きなライブの鉄板というタイプの佳曲として長く愛される気がします。初期曲でよくあったんですが、激しめだけどフリコピしたくなるダンスが入っているのもポイントが高いです。TOKYOグライダー、愛のダイビングの流れをくむ、かっこいいJuice=Juiceのアルバム曲、とても好きです。

4位1.5pt     ビタミンME / BEYOOOOONDS

ハロプロ的良曲か?と訊かれると正直、答えに窮するところではありますが、今年の世相もあってこういう能天気な感じには心を救われるところがあったので、票を投じてもいいかなと思いました。思わず口ずさんでしまうサビの作り方、謎のビタミン豆知識、本当に楽しいなと感じます。タイアップならではの面白さ、ハロプロにこういう仕事がコンスタントに入ってくると良いなあ。

5位1.0pt     ルーレット / PINK CRES.

もっと注目されて良い楽曲だったと思います。ハロプロとはまったく違うベクトルのかっこよさ。今時っぽくはないけれど、流行に左右されない良さとも言える。ボカロでもこういう曲調が流行した時期があったなあ。雅ちゃんのユニットとして出発したPINK CRES.ですが、2人も実力、キャラともけっこう好きです。ディーラー姿の小林ひかるちゃんが大好きです
 

●MV部門

1位2.5pt     ポップミュージック / Juice=Juice

なんというおっさんほいほい・・・リアルタイムで経験したものが多くて、思わず笑ってしまうシーンがたくさんありました。作詞作曲クレジットを見て、なるほどコンセプトが通底しているのね、と(笑)楽曲の方では惜しくも(?)Borderlineに負けて入れられなかったので、こちらで。あと、工藤由愛は逸材だと思います。

2位2.0pt     LOVEペディア / モーニング娘。'20

15期にスポットライトを当てたMV、まだ加入したてという初々しさを表現したコンセプトが珍しく(?)うまくいっていると感じました。アップとダンスだけじゃないMVがようやく出てきていますが、すべり気味だったりチープだったりする中で、ほどよいバランスに収まっていて好きです。

3位1.5pt     鈴木愛理 / Let The Show Begin (Remote ver.)

コロナで色々出た宅録っぽい動画ですが、ちゃんとMVにまで仕上げてきたのが鈴木愛理らしいところだなあと思いました。ただ演奏しているだけではなく、よく見ると細かいところでギミックが凝っていたり、作り込んであります。これまたもっと見てほしいという意味でのランクイン。
 

●YouTube部門

今回から新設されたYoutube部門、何に投票するか色々と考えたんですが、やはり今年は普通のコンサートができなかった年ということで、それでも動画を通じてパフォーマンスを見せてくれた動画を選ぶことにしました。リピートするのはやっぱり歌やダンスの動画だったのですよね。


1位3.5pt     加賀楓の「振付けに挑戦してみた」 (2020/07/10) 
踊ってみたをアップしたダンスメンたちが軒並み「怖かった」と言っているあたり、一人でのパフォーマンスって本当にプレッシャーあると思うんです。そして、そこから一歩踏み出して振付に挑戦するこの動画は、実はとてもすごいことなんではないかと。歌詞がない、音だけに合わせるダンスですが、一つ一つの動きに意図が感じられて加賀楓をまた好きになりました。他にもたくさんの動画を上げてくれたことも含めて1位に。

2位2.5pt     「井上玲音がJuice=Juiceの歌を・・・」#05 (2020/09/26) ※ゲスト:高木紗友希 / 井上玲音
このシリーズとても好きなんですが、その中でもこれが一番です。最小限の楽器(ギターとカホンかな?あとれいれいのボイパ)しかないアレンジで、2人の歌を聞かせる意図がよくわかる。このリズムがしっかりしている歌がハロプロイズムだと思います。「好きって言ってよ」も好きなんですが、るるちゃんは別の動画入れたのでこのシリーズはこちらで。

3位2.0pt     Juice=Juice段原瑠々「スッピンと涙。」ピアノ弾き語り (2020/08/10) 
この動画には「いや、るるちゃんすごすぎやろ・・・」と固まってしまいました。ハロプロが誇る歌姫の実力を遺憾なく発揮した動画。ってか、ピアノも弾けるんかい。正直言って、詳しく語る前にとりあえず見て、というひと言に尽きるかと思います。

4位1.0pt     高木紗友希 x 小田さくら「逢いたくていま」カバー (2020/09/05) 
今年の活動を象徴する1曲として、これは外せないでしょうねえ。それぞれのソロの動画もめっちゃ伸びましたし。2人の歌声がとても心地良い。動画出すのに手間もかかっていて、こういうのをメンバーを変えてもう何本かできたら良かったなと思います。

5位1.0pt     「TEKI」~お家でもビヨンズver~ (2020/05/15) / 楽曲動画
1.0 よくぞこの曲を歌ってくれました!という気持ち。こぶし組に人気があった曲ですが、シングルではないので認知度は低いしこのまま消えそうなところにこの動画がきました。歌詞がコロナ禍にマッチしたってことなんでしょうけど、感謝を込めた投票。
 

●推しメン部門

加賀楓
グループとしてはというか芸能界全体が大変な一年でしたが、加賀楓が信じられない速度で成長していった一年でもありました。踊ってみたでは、ハロプロとは異なるジャンルに挑戦し、動画を出すごとにうまくなっているのが分かりました。ソロで歌うバラードでのコンサートでは、普段の娘。では音域の広さとコントロールに加え、表現力の向上が著しく、素晴らしい歌を聴かせてくれました。
そのほか、ソロフェス、バースデーイベントなど書いていけばキリがないくらいたくさんの感動をもらいました。自分のパフォーマンスとじっくり向き合いたくさん研究と練習ができる時間を自粛期間に与えられたことで、ここ数年の色んな蓄積が成果となって現れたのではないかと思います。誇れる推し。

加賀楓さん、21歳の誕生日おめでとうございます。

 

ちょっといつもとは違う状況でのお誕生日ですね。まさか、記念すべき二十歳の1年が、こんな形で過ぎていくとは、去年の誕生日には想像もしていませんでした。そんな中でも、たくさんの元気をかえでぃーからもらったし、応援していて良かったと思うことがたくさんありました。

 

個人的な話になりますが、コロナの感染が拡大した春頃は、それで仕事がめちゃくちゃ忙しく、精神的にもかなりしんどい状況が続きました。世の中が大変なことになると忙しいのはいつものこととはいえ、息抜きだったハロプロの現場もなくなり、かなり参っていました。

 

そんな中でアップされたのがかえでぃーにとって(投稿順で言うと)最初の「踊ってみた」だった#Homesessionの動画でした。比喩ではなく何十回も見ました。それくらい、あの動画は自分にとって救いでした。繰り返し繰り返し見るうちに自分が精神的にいっぱいいっぱいだったことにも気付けたし、それでもまたがんばろうと思えました。

 

いつもそうやって、かえでぃーの存在に、パフォーマンスに、元気と活力をもらっています。異例のバラードコンサートが始まってからも、参加するたびに成長していく姿を見るのが楽しくて、毎回、とても満足して帰路についていました。

 

こんな状況の中で、あらためて加賀温泉郷の観光大使に任命していただいたり、2冊目の写真集を出したり、色んな形で雑誌に載ったり、かえでぃー個人としても色々なお仕事が増えてきました。少しずつ活動の範囲を広げていくかえでぃーを応援するのはとても楽しいです。

 

加賀楓という存在が力になっているのは、自分だけではないと思います。自粛期間中に好きになってくれた人もいたし、きっとこれからもファンは増えていくと思います。だから、今まで進んできた道に間違いはないと自信を持って、前に進んでいってほしいと願っています。

 

毎年書くことですが、加賀楓の前には可能性という荒野が広がっています。そして、道のないところを進む加賀楓の背中を、たくさんのファンが支え、後押ししています。だから、まっすぐ自分の道を切り拓いていってください。

 

これからパフォーマンスの形態がどうなっていくか、まだ分からないところもありますが、グループとしても個人としても、誰にもまねできない、まねさせないパフォーマンスに向けて、邁進することができる1年になりますように。

 

かえでぃーの健康と幸せを願っております。

 

それでは!(・Д・)ノ

加賀楓さんへ

 

ひと言で表現するなら、ソロフェスMVPは加賀楓でした。それくらい、本当に素晴らしい『シルバーの腕時計』でした。俺がハロメンだったら、確実に投票していたよ!

歌とダンス、どちらに重きを置いてくるのかなと思って待っていたのですが、両方をしっかりやって、さらに表情や表現力を全開に出してきて、今まで自分が見てきた加賀楓の中でもベストパフォーマンスでした。

感想は山のようにあるのですが、まずはやっぱり表情、表現です。特に間奏から大サビの流れ。あまりの切なさに、かえでぃーが本当に泣いているのかと思いました。思わず涙がにじんできました。

ダンスは最初からオリジナルの振付でしたが、一つ一つの動きで表現したいものの意図がしっかり伝わってきました。音にはめたり、あえてゆったりと動いたり。そして要所で繊細な指先の動きで感情を表現してくる。

歌は、多分かえでぃーのことをよく知らない人は「え、かえでぃーってこんなに歌えるの」って驚いたと思います。もちろん、加賀楓ファンにとっても、また新しい歌い方を聴かせてもらいました。

特に息をしっかりと使いながら、張りすぎずに出す発声がとても良かった。キーを下げたことで上下の音域の広さをフルに使って、大好きな加賀楓の声が堪能できました。好きすぎてもう20回は見た。

しっかりと踊れるからこそ、止まって表情と歌で見せるところとのコントラストがいっそうくっきりとするんですよね。そういう「静」の表現力は、この1年くらいで急激についてきた力だと思っています。それが余すところなく発揮されていました。

もうね、歌もダンスも表現も、トータルで一分の隙もなく細部まで考え抜かれたパフォーマンスで、息をするのも惜しいくらい言葉もなく見入ってしまいました。終わった瞬間に、思わず大きく息を吐くくらい、比喩ではなく息が止まっていました。

トランペットも面白かったかもしれないけれど、真っ正面から真っ向勝負!というのが良かったと思います。一芸を入れた方がインパクトは簡単に出せるけど、あえて高いハードルを自分に課して挑戦したことは、確実に多くのハロプロファンに印象を残したし、これからかえでぃーに注目する人も増えると確信しています。

副音声で松岡茉優さんが「かえでぃー、なんかまた二つくらい山越えた」っておっしゃっていたんですが(たくさん褒められているからぜひ見て!)、いきなり越えたわけではなく、歌もダンスも表現力も、日々の積み重ねが花開いたんだと思います。

これまでのツアーで加賀楓ファンはそれをしっかりと見てきました。それに加えて、かえでぃー自身が言っていたように、この自粛期間に一人で踊る動画を出したことがとても良い方向に働いたんだと感じました。

周りに誰もいない状態で、加賀楓のパフォーマンスとは何か、自分にしかできないものは何か、たくさんたくさん悩みながら、試行錯誤したこの数カ月だったと思います。コンサートがなかったのは寂しかったけれど、決して無駄な時間ではなかった。むしろプラスの時間にしてくれたというのが、とてもうれしかったです。

 

鞘師里保さんのイメージが強い曲を、鞘師さんを追いかけるのではなく、加賀楓のパフォーマンスで表現しよう!というのは、本当に精神面でも成長したんだなと感じます。自信、ではないか、むしろ覚悟でしょうか。一人のパフォーマーとして強く立っていくんだという気持ちが伝わってきました。

そして、来週から始まるハロコン(できるといいなあ)が本当に楽しみになりました。バラードというくくりですが、加賀楓がどんな表現を見せてくれるのか、今からわくわくしています。

会えない時間は長かったけれど、その時間を経た加賀楓を見てもっと好きになりましたし、応援してきて良かった・・・とつくづく感じます。そして、これからさらに成長していく姿を見ていきたい、と心から思っています。

本当に素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。

それでは!(・Д・)ノ

ハロプロダンス学園、5月21日23:30~いよいよシーズン3の放送ですね。

 

ヲタクの間では、秋ツアーのブルーレイで話題が持ちきりですが、ツアーで何度も見たものよりもある意味で楽しみだったり・・・。メンバーにたくさんの経験をさせてくれる良い番組だなと思います。いつも加賀楓さんがお世話になっております。

 

https://www.youtube.com/watch?v=HHCylxN9HG0

↑予告動画でも言っているのですが、今回は「半年にわたってリハーサルを重ねて披露」というスタイルになりました。

 

今までの2シーズンは「一日で覚えて本番!」だったんですよね。たとえばシーズン2のKANA-BOON!さんとの回とか、本当に面白かったんですよ。普段、グループでの活動ではダンスで苦しむ姿を見ることがないダンスメンたちが、ギリギリまで追い詰められて終わってから泣くほどの苦戦をした回。

(Amazon Primeから見られます→動画リンク

 

先に言っておきますが、一日でやり遂げなければいけないからこその集中力や、鬼気迫る表情は、画面越しにも震えました。どうやっても練習時間は詰め込みになる。完成度が犠牲になるのはやむを得ない。「覚えることの次の段階にいけるほどじっくり取り組んだらどうなるんだろう!」ってのは、どうしても気になっていました。

 

ダンスメンって身体表現力豊かな子が多いので、だいたい「振り付けを覚える」の先に色々なものを出してくるんですよ。今までもメンバーのダンスを見ていて「ダンス学園のおかげで変わったなあ」って感じるところがあったのですが、じっくり教わってじっくり詰めることで、今まで以上の成長が促されていくとも思いますし。

 

そもそもハロプロの全グループからメンバーを選出しているだけに、スケジュール調整の難しさから「一日で」というコンセプトだった部分もあると思うんですよね。だいたい、どこかのグループはCDのリリース期間だったり、ツアーのリハが追い込み期間だったりしますから。

 

それを、長期のリハーサル期間をとり、各グループの活動の合間に負荷を分散させることでうまく何度か集まる機会を作っていただいたのでしょう。ありがたいことです。

 

シーズン1でもコラボした梅棒さん(ダンスと演劇要素をミックスしたエンターテインメント集団)と、再び共演ということで、前回も良かっただけに楽しみなんですよね。メンバーもかなり充実感を抱いている様子がブログなどから伝わってきましたし。

 

まあ、ひとつ無念を言うとすれば、本番は公開収録のはずが、新型コロナウイルスの影響で公開中止になってしまったことでしょうか・・・しかも当選してたんですよ・・・。ハロプロには、お客さんを前にやる!というのが力になるような子が多いだけに、そこは本当に残念です。


それと、ダンス学園の待遇って信じられないくらい良い気がします。上述したKANA-BOONさんの回、終わってから高級焼肉店ですよ。しかもタイムマシーン3号も入れて9人。普段の活動だと、これゲームで勝った人しか食べられないようなやつじゃないですか?(笑)

 

そして課外活動編ですよね。今のところ平井美葉さん、加賀楓さん、稲場愛香さんと3人の課外活動が出てきてますが、ダンス関係なくほぼ丸々メンバーのやりたいことをやらせてくれるという。加賀楓編予告見たら分かりますけど、今のハロプロで「ずーっと推しだけ」って映像めちゃくちゃ貴重ですからね。

 

結びに、浜浦彩乃さんにとっては今回が最後のダンス学園ですね。というか、諸々が中止になってしまった今となっては、動いているはまちゃんを見られる当面、最後の機会かもしれません。

 

新型コロナウイルスのおかげでエンタメ業界はどこもとても大変なのですが、どうかこの番組は今後も長く続いてほしいと強く願っております。メンバーの成長にもつながっていますし。そのためにも、ぜひみなさん、ちゃんとお金を使って見てください!(ダイレクトマーケティング)

大型連休中の5月4日に「緊急事態宣言下のモーニング娘。'20を考える」というブログを書きました。事務所の人がそれを読んだわけではないでしょうが、大型連休の終わりからいきなりモーニング娘。の動画投稿のスタイルが変わりました。

 

端的に言えば

毎日YouTube動画がアップされるようになった

ということなのですが、それについて今回は書きます(一部敬称略です)。

 

§1.いきなりの投稿ペースアップから考える

§2.推定される撮影時期から考える

§3.事務所の方針の変遷を推定する

§4.今後どういう展開になるのか

 

の4章構成です。読む方によっては「そんなことは分かってるよ」という内容もあるかもしれませんが、整理しておく意味でやや細かく記述していきたいと思います。

 

 

§1.いきなりの投稿ペースアップから考える

まずは、YouTubeのモーニング娘。チャンネルにアップされた動画の一覧(5月16日夜現在)を見てみましょう。

 

春ツアー初日の八王子公演(振替未定)が開催予定だった3月14日にアップされた動画(ゲネプロ映像)以降、5月16日までの約2か月間に計30本の動画がアップされています。このうち、15期2人のフォトブック動画はコロナとは直接関係ないものと考えると、今回の自粛を受けての動画は計28本です。

 

OMAKEチャンネルにアップされたゲネプロ舞台裏無人カメラ(前後編)と小田さくらさんのアカペラ動画を合わせるとモーニング娘。のメンバーは計31本の動画を投稿していることになります。一覧にして各動画にリンク貼ろうかと思ったんですがあまりに面倒くさいのでやめました。

 

投稿された時期で分類すると

3/14~3/31 5本

4/1~4/15 2本

4/16~4/30 6本

5/1~5/15 16本 

5/16 2本

と5月に入っていきなり増えたことが分かります。

 

毎日投稿が始まったのは大型連休が終わった直後の5月7日で、この日は牧野真莉愛さんのイラスト作製動画と、全員参加のWEBトークPart.1がアップされています。それ以前は1週間以上、何も投稿されない時期もあり、動画は基本的にインスタグラムでした。

 

そのインスタグラムの動画ですが、前後するように、5月9日で止まっています(個人アカウントを除く)。やはり、大型連休あたりに事務所の考え方、フェーズが変わったと推測できます。その前に方針が出た緊急事態宣言の延長見通しを受けてのものだと思いますが、別の理由がある可能性を含め、現時点で十分な材料となるソースはありません。

 

ただ、当初の事務所の想定以上に長期化した自粛で、このままコンサート活動ができなければ、ファンが離れていくというのは相当に危惧しているのだと思います。

 

 

§2.推定される撮影時期から考える

投稿された時期とは別に、撮影された時期でも動画は分類できます。ゲネプロ動画(5本)は撮影時期が明確ですが、他の動画もメンバーの服装などから何本かずつ同日にまとめて収録されたことが分かります。そういった視点でまとめてみます。本数は5月16日現在です。

 

①3月収録(譜久村石田横山森戸)・・・7本

・スパイスカレー作り(石田企画)

・スマブラNo.1への道×2(森戸企画)

・踊ってみた×3(譜久村企画)

・闇たこ焼き(横山企画)

 

②3月収録(小田加賀北川岡村山﨑)・・・5本

・15期食レポ

・パンダさんゲーム(山﨑企画)

・利き水(北川企画)

・小田さくら×浜浦彩乃対談

・ロッキン鑑賞会

 

③4月以降に個人撮影・・・8本

・石田亜佑美の泡沫エクササイズ

・加賀楓の踊ってみた×2

・山﨑愛生の歌詞解説×2

・読み聞かせ(譜久村・石田)

・小田さくらのアカペラ

 

④4月以降に事務所収録・・・3本

・牧野真莉愛のイラスト密着

・生田衣梨奈と小田さくらのセトリ踊ってみた×2

 

⑤4月以降にWEB収録・・・3本

・WEBトーク×3

 

ここから分かることは、必ずしも撮った順にアップされているわけではないということです。3月収録分でも、闇たこ焼きや利き水は大型連休以降のアップですし、スマブラ後編も前編が出てからえらく待たされました。逆に、収録からアップまで1週間以内の動画もあります(牧野さんの動画、後述)。
 

編集の都合もあるでしょうが、少なくとも④が撮影されたとみられる4月終わりごろまでは事務所は撮りためていたものを小出しにすることで乗り切ろうと考えていた可能性が高いと考えています。

 

また、生田佐藤野中羽賀牧野と3月に収録した動画がないメンバー5人が撮影済みなのか、それともないのかは不明です。思った以上に「自粛」の空気が強まったために一時的に追加で動画を収録できなくなったことが影響したとも考えられます。ただ、「3月収録②」に15期2人がそれぞれメインの企画があるので、おそらく岡村さんメインの動画は今後出てくるものと思います。

 

 

§3.事務所の方針の変遷を推定する

事務所の方針がどう変わったのかを見極める上で重要な証言として、牧野真莉愛さんのイラスト動画での発言があります(4:00~

 

「春ツアーの会館ゲネの時にMCでYouTubeで何やりたいみたいな話になって『絵を描きたい』って言ったんですよ。後日、マネージャーさんからメンバーに『YouTubeでやりたい企画あったら言ってね』って言ってくださって、そのときは『絵を描きたい』って言わなかったんですけど」

 

これと、スパイスカレー企画での石田さんのブログなどを考え合わせると、おそらく「3月に収録①」は、マネージャーから企画募集がかかって、各メンバーの提案の中から採用されたものを撮影したのだと自分は考えています。

 

「3月に収録②」も同様にメンバー企画という可能性もありますが、15期の動画がメインということもあり、①よりも事務所が主導している部分が大きいのではないかと考えています。予定されていたブルーレイ発売日付近でアップされたロッキン鑑賞会なんかはまさに事務所が販促のために作った動画でしょう。

 

そして、それだけでは足りないという事務所の方針転換が上述した大型連休あたり、4月終わりか5月初めにあったと思われます。マネージャーに提案はしていないという牧野さんのイラスト企画動画は、5月2日にヤンタン収録(洋服が同じ)に合わせて事務所で新たに撮影され、5日後にアップされています。同時期に投稿されたWEBトークは3回分、ほぼ撮って出しの感があります。


そして、連休以降、YouTube動画のストックを増やそうする動きが見えてきます。譜久村さんと石田さんの朗読がそれぞれの個人インスタからYouTube動画になったことも石田さんのブログから推定されます。山﨑さんの動画もおそらくインスタのために撮影していたものでしょう。生田さん小田さんの踊ってみたの締めに出てくる「また明日」という言葉からは、連続投稿するという前提で収録したことが分かります。

 

で、上記のどこにも出てこないのが、石田さんの泡沫エクササイズと加賀さんの踊ってみた2本です。この3本については、踊ってみたをインスタ用に撮ると同時に、せっかくだからYouTube用の動画も撮ろうという、ある意味ここまでの31本の中でも最も「個人プレーのYouTube動画」と言えるような気がします。

 

分からないのは、OMAKEの小田さんのアカペラ動画です。§3で触れなかったのですが、石田さん加賀さんの動画と同じ個人プレーのように見える一方、牧野さんと同じように事務所の方針転換に伴って個人のスキルを生かして撮影された可能性もあります。

 

 

§4.今後どういう展開になるのか

さて、今後もYouTubeの動画が上がり続けるのはほぼ確実です。どういう動画が出てくるかも、一部には示唆されています。たとえば野中さんはブログでピアノ演奏でなんらかの動きがあること匂わせています。また譜久村さんが「ひさしぶりに衣装を着た」とブログで書いた日もありました。
 
すでに撮影を済ませている動画もありそうです。内容は不明ですが、譜久村さんが動画を撮影しようとした5月12日には、加賀さんもレッスンスタジオにいてダンス動画を撮っていました。譜久村さんがうまくいかなかったとして撮った動画のアップを断念しているので、毎日投稿が始まって以降も、撮影したのは必ずしも事務所が企画した動画だけではなく、個人でも撮っているということが分かります。
 
さらに同じ日のスタジオには森戸さんがいたことも、加賀さんと森戸さんのブログ写真から推定されます(それぞれのブログをご参照ください)。かえちぃでROCKエロティック踊ってくれないかな(個人的願望)。

こうした流れから、今後も「事務所主導の動画」と「個人企画の動画」が混在してアップされることが予想されます。ただ、3月収録①のような「Dマガ的な企画動画」を撮影、編集して毎日あげるのは相当大変です。事務所主導も個人企画も、個人のスキル、特性にフォーカスするような動画が増えていくのは必然で、小田さんのアカペラのようにどちらか班別できないものも増えてくると思います。
 
そうなると、結局のところメンバー個々の持っている能力が問われます。メンバーごとのアップ頻度は平等にしたいと事務所が考えているかは分かりませんが(インスタは個人任せでした)、ストックがあるメンバーの動画を出すしかない局面もおそらくあるでしょう。
 
つまり、動画をアップするステージがインスタからYouTubeに移っても、前の「緊急事態宣言下のモーニング娘。'20を考える」での結論と同様に、メンバーによって発信にはかなりグラデーションができ、再開後に様々な差が現れてくると思います。むしろ、差は大きくなることも考えられます。
 
なお、YouTube広告に伴う収益化については、おそらく事務所はそこまで重要視していなかったのではないかと思っています。少なくとも、ここまでアップされた動画は「今のファンを楽しませる」ことは考えていても「外向けにバズる」という意図を感じる内容はほとんどありません。
 
まあ、メンバーごとの違いも事務所の意図も、今後アップされる動画で新たに見えてくるものもあると思います。毎日の投稿が始まってからまだ登場していないメンバーもかなりいますし、ある程度本数がアップされて材料が揃ったところで、また考察をまとめていきます。
 
今回も長くなりましたが、最後まで読んでくれる方がいたとしたら、ありがとうございました。
 
それでは!(・Д・)ノ