第20回ハロプロ楽曲大賞'21への投票 | カバオの現場探訪記

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今年も楽曲大賞の投票をすると、いよいよ年末だなあと感じます。ちょっとプライベートでバタバタしているので、年の瀬という感覚もないのですが・・・。

 

今年はそれほどずば抜けて好きって曲が浮かばず、リストを見ながらあらためて色々と聴いて決めました。結果的にバランス良く色んなところからつまんでくることになりました。ただ、ポイントを振り分けるほどの差は自分の中でなかったので、すべて2.0ptずつです。順位もあくまで参考程度です。

楽曲部門以外については、意外と毎年あまり吟味していません。楽曲はちゃんと聴き直すけど、MVはもう初見というか第一印象をけっこう重視しています(特に昨今はYouTubeで映像のインパクトの重要性が上がっています)。YouTube部門はほぼ好みです。1位が好きすぎるってのもあるんですが、性質が違うものが多すぎて選べないんですよね・・・。

【楽曲部門】

1位 Upside down girl / ハロプロ研修生 2.0pt
つんく×研修生にしか出せない良さがある。超名盤の1stアルバムを彷彿とさせる楽曲がひさしぶりに来たなと思いました。ハロプロ正規グループの楽曲が全体的に大人っぽい(20代以上の)世界観になっていく中で、10代の等身大っぽい全能感のある歌詞を細かいリズムに叩きつける楽曲って、妙に琴線に来るんですよね。

研修生楽曲全般、どうしてもお金がかけられないのでオケがちょっと安く(軽く)なるのはやむなしかなと思います。でも、こういうサウンドをまだ声も子どもっぽいメンバーが歌うという良さは、正規グループの模倣ではない研修生楽曲の持ち味だと思います。ちょっと取りにくいリズムと高音に向けて駆け足のメロがつんく先生からの課題曲って感じ。

 


2位 愛してナンが悪い!? / モーニング娘。'21 2.0pt
つんく曲でも半端に売れ線に寄せないといけないシングル曲(エビギュー)よりこれくらい癖のある方が良いかなー。無印終盤~'14あたりの楽曲ってこれくらい尖っていたと思うんですよ。アイドル界の中でもモーニング娘。にしか歌えない楽曲という色がちゃんとある曲です。モーニング娘。のアルバム曲ってこういうのだよね、っていう曲をアルバムの1曲目に持ってくるのは、構成としてもよくできていたと感じます。

アルバム曲の中から、ライブで化ける曲が出てくる方が面白いって意味でも、この曲かなと思っています。ひなフェスでは「このまま!」でしたけど、これをちゃんとダンス込みでパフォーマンスしたら人気出るんじゃないかなー。でも、オリジナルメンバーで歌う機会がほとんどなかったのが悔やまれます。

3位 Apple Pie / 鈴木愛理×Blue Vintage 2.0pt
90~00年代のオフィスオーガスタで青春を過ごした自分にはたまらないこのテイスト。アンプラグドなサウンドと、ボーカルの掛け合いで進んでいく感じがけだるい休日の午後にコーヒーとアップルパイでもたしなみながら聴きたい(そういうのに憧れる10代後半男子でした)

こういう曲を聴くと、声というのも楽器なんだなと感じます。鈴木愛理さんは色んな人から楽曲提供を受けていますが、彼女の声をこんな風に生かした曲というのはハロプロ時代も含めてなかったんではないかと。ハロヲタでソロになってからの愛理の楽曲に触れてこなかった人にもぜひ聴いてほしい曲です。

 

 


4位 愛されルート A or B? / アンジュルム 2.0pt
今年のハロプロシングルの中で一番おしゃれ。MVと合わせて完成度が高い。こういう3拍子のジャズ(で良いのだろうか)って勢いでは乗り切れないし、こなれた感じを出すのが難しいのですが、新メンバー含めてうまく仕上げたなあと思います。このシングル共通で佐々木莉佳子、川村文乃、笠原桃奈の高身長トリオの使い方が良い。パフォーマンス、ビジュアル、声と特徴を生かしてます。

作詞の山崎あおいさんは知っていましたが、作編曲の山崎真吾さんって誰?と思ったら、つばきの「足りないものを埋めていく旅」とこの曲がハロプロ初参加だったのですね。アニソン中心にお仕事されているようですが、また楽曲提供してほしいと思う作家さんです。こうやってクレジットをあらためて確認して発見するものがあるのも楽曲大賞の楽しみ方かもしれません

 

 


5位 マサユメ / つばきファクトリー 2.0pt
自分の中では、武道館コンサートでセトリのラストにぶち上がって大きく評価を上げた曲。これがなかったらつばきからは素直にガラクタDIAMOND入れていたと思います。楽曲大賞で何を重視して選ぶかは人それぞれだと思いますが、自分はライブで歌ったときにどうか、ということも一つの重点にしています。昨今は全グループの楽曲を全部現場で聴くのも難しくなっていますが。

つばきの中では定番の卓偉楽曲ですが、この曲の肝は少人数→多人数→キメのソロでたたみかけるパート構成だと思います。ソロのパートの使い方がうまいし、一つずつのパートが非常に強く印象に残る。女のドロドロした感じを、今までのイメージを覆すようなパワフルな歌い方でぶつけてくるメンバーがとても映えています。

【MV部門】
1位 だからなんなんだ! feat. 小野田紗栞 (Music Video Solo Ver.) / つばきファクトリー 3.0pt
ティザーが公開されたとき、あんなに笑ったのひさしぶりでした。本人も言っていましたが、オシャレに正統派に仕上がっている他のメンバーとの落差に呆然としますよね、これは(笑)やりきったさおりに今年の1位を差し上げたいと思います(動画はティザーの方)。

 

 


2位 rescue / 鈴木愛理 2.0pt
すっごいアホくさいんだけど鈴木愛理さんの素の顔に一番近いと思う。インパクトが強すぎて楽曲の方が全然入ってこないので、何回か再生してしまいました。まんまとやられました。

 

 


3位     およげ! たいやきくん / たいやき たべたの なんで? 1.0pt
この豪華な3人使ってこれ作るんかい!というもうそれだけでハロプロ(OGだけど)。アップ時に話があったアルバムまだですか?楽しみにしてるんですが?(これを書きたかった)
 

 


【YouTube部門】
1位 LIPPS × HELLO! PROJECT DANCE TEAM / 選抜 6.0
ハロプロとは思えないかっこよさはタイアップならではですね。ダンス部から6人というか、ダンス学園メンバーそのままなので。ビジュアルもダンスも持ち味がそれぞれ違うので、個性が重ならないのにみんなかっこいいという素晴らしい仕上がりになりました。音楽も撮影も制作サイドがガチになるとこんなに違うのか、と普段のハロプロ公式との差を思い知らされた面もありますが・・・(笑)

ダンス学園は視聴しているヲタが決して多くはないのですが、めちゃくちゃ面白いことしているのでこれを機にもっとたくさんの人に見てほしいなと思います。

 

 


2位 【特集】「加賀は引力」モーニング娘。'20 加賀楓さん 加賀温泉駅50周年 一日駅長密着ドキュメント / 加賀楓 1.0
これは本当に感慨深かった。ヲタクが署名まで集めて実現したイベントですからねえ。コロナでどうなることかという状況の中で、波と波の間でギリギリ開催できたことも含めて、良かったなあと思います。

 

 


3位 モーニング娘。'21 加賀楓《SOLO DANCE SHOT》ギューされたいだけなのに / 加賀楓 1.0
やはりYouTubeの高画質で見るソロダンスは最高。OMAKEのダンス動画では画質を上げるとフレームレートが60fpsまであるので、動きがよく分かるんですよねえ。もっとフレームレートを気にして動画をアップしてほしい。

 



4位 加賀楓&森戸知沙希《自由時間》外国語禁止ゲームで遊んでみた! / 加賀楓、森戸知沙希 1.0
フリーダムすぎて本当に笑いました。2人とも少々お勉強が苦手なので何が外国語なのかの基準がめちゃくちゃで、単に遊んでいる動画というよりネタ動画みたいになっているのがとても良いです。
 

 


5位 黄色い線の内側で並んでお待ちください / 八木栞(つばきファクトリー)歌唱動画 / 八木栞 1.0
2021年の大きなニュースが新メンバー加入だと思います。どの動画も甲乙つけがたいのですが、ここはチーム風から俺たちの栞を。本人は「同期の中で一番再生数が少ない」と気にしてましたが、曲に左右される部分もあるので気にしないでほしいと思います。それくらい、この曲を歌いこなすヤギシオは魅力的です。風公演でも見る度に良くなっていました。

 

 


【推しメン部門】
加賀楓
今年もとんでもない進化を見せてもらいました。本人の中では今までと同じように歌やダンスを研究してはそれをステージに生かしていくという日々の繰り返しなのかもしれませんが、積み重ねてきたものが一気に花開いた感があります。

花開いたというのは力が伸びたということもありますが、花鳥風月など歌割をもらったり立ち位置で真ん中に来ることが増えて、具体的に発揮する場面が来たことが大きいと感じます。どうしても注目される機会は少ないのがもどかしいここ数年だったのですが、見せ場が来たことで溜めてきたパワーを多くの人に見てもらうことができて本当にうれしいです。今年の楽曲大賞のノミネート外ですがシングルの歌割もしっかりつかみました。

出番が増えたことのもう一つの効用は、有り余るパワーをしっかりとコントロールする必要性に気付けたことではないかなと思います。全部をフルパワーでやっていてはなかなか続かない。出力が8割くらいでも元のパワーが大きければ十分なパフォーマンスになります。そしてここ一番で100%を開放する。そういうベストミックスを本人の中で探している段階なのかなと感じています。モーニング娘。のパフォーマンスの柱になれるように、ずっと応援していきます。