先日、フォロワーさんが添加剤について書き込んでいたので、「そういえば以前に燃料添加剤について書いたことがあるな?」と思い読み返してみた。
内容的に間違っている所も無いし、そのままリブログ上げても良かったんですが、補足したいところもあり、こうして追記しております。
そもそもが、フューエルラインの浄化やカーボンの除去が謳われている燃料添加剤ですが、信憑性のある製品の成分表示にたいがい「PEA(ポリエーテルアミン)」なる洗浄剤が書いてあります。
このポリエーテルアミン、非常に粒子が細かく、浸透性もあり洗浄効果が期待できる物質らしいのです。
しかし、粒子が細かく浸透力がある物って、樹脂系やラバー系パーツにアタックしてしまいます。現に、希釈率を守れって謳って有るものもあります。
それに、PEA自体は難燃性であるが為にガソリンとの混合比も指定以上に入れてしまうと、エンジンの不調を起す場合もあります。
例えば、満タン10Lとして給油直後に添加します(大体が燃料の1%程度)、そのまま走って残量あるうちにまた給油するとして、たいがいの人は入れた燃料から計算して次に添加する量なんて測りゃしません。
満タンにしたら、また1%って!!どんどん希釈率が濃くなっていきます。
もともとが、難燃性のPEAを補うために加えてある、燃焼補助剤もPEAの濃度が濃くなってしまっては補完しきれなくなる恐れがあります。
コレが、連続使用の危険性だと思います。
プレストンも「1,000km毎の使用がお勧め!」と書いてあります、メーカーとしては毎回使わせた方が売り上げになりますが、そこを”インターバルを開けろ”!と言っているのには意味があると思いますよ。(⊙ꇴ⊙;)
「オイル交換前に添加するほうが良い」てのも、一緒に燃えちゃえば排ガスとして出ていきますが、難燃性ゆえオイルに流れ込み悪影響を…という事なんでしょうかね。ブローバイに含まれる水分によって加水分解起す!!なんていうのと似たようなことだと思います。
使用後、外部電極周りが赤茶色に焼けていた。
通常がこんなものなので、明らかに何かが行われていると思います。(;'∀')
それに前回のUPで「燃料ポンプのブラシに…」と、整備士時代にメーカーからの通達が在った旨書いていますが、このブラシという部品の主成分が”カーボンとポリエーテルエーテルケトン”の物が有るらしいです。
まんざら与太でもない符合を感じますが…(;'∀')