ちょっと前にも話しましたが、気が付けば整備士時代も含めバイク&車に乗り始めて”ウン十年”、初めてガソリン添加剤なるものを使用しました。
むかしガソリンスタンドで知らない間に入れられてしまう”水抜き剤”なるものも含めて、車&バイクの燃料タンクには燃料以外の物を入れたことが無かった。
ディーラーで整備をしていた頃、サービスニュースで「添加剤一般の使用が、インジェクションのインラインポンプ・ブラシに悪影響を与える可能性について」という通達が有り、卑屈に偏見を持った私に、以来「添加剤”悪”」というイメージが浸透とてしまった感が有ります。(⊙ꇴ⊙)
まー、そんな昔話のヨタはさて置き、今回投入したガソリン添加剤はホルツのプレストンという、あまり聞かない代物です。
いや、ホルツ自体は有名ですよ。ガンガムパテとか、ワンダーウェルドなどは整備士時代に応急処置的にお世話になったことが少なからず有ります。
今回の洗浄剤プラスα的な商品でメジャーなのは、やっぱりワコーズのフューエルワンです。量販店などで見ていると、ゴッソリと買い求めていく方も見かけることが有ります。
多分何らかのメリットを感じての事だと思うので、横からツベコベ言うのはよしますが、商品の性格上、連続使用は避けてインターバルを置いた方が良いかもしれません。
オイルの添加剤などと違い、ガソリンは継ぎ足しになるので残量の如何によっては、希釈率が把握できなくなる場合が有ります。
そして本製品ですが、パッケージ以外の製品説明が有りません。国内代理店らしい「武蔵ホルト」のHPで調べましたが、パッケージ以上の説明はありませんでした。(-_-;)
成分その他の情報は、国内でこれだけ?。
実際のところ、洗浄効果は何処も似たり寄ったりで、だいたい主成分はポリエーテルアミンの配合率だと思いますから、それ以外のプラスα部分に着目します。
商品説明よりも目につくのは「飲み物じゃない」「飲むなっ」「飲んだときの注意事項」と、やたら”飲むな”と書いてある。(笑)なんか、これ飲んでパワー漲っちゃいたい人の需要が有るんでしょうか
しかし、まーこれ燃料タンクに入れるだけで「ある種の高揚感」を味わえるんだったら、大枚叩いてマフラー交換などの物理的”改造”より、お手軽感はありますからね。
ですが……コイツ、助燃材にジェット燃料&ロケット燃料採用成分配合と書いてある。 (⊙ꇴ⊙;)
ジェット燃料はケロシンだから灯油レベルでいいとして、ロケット燃料はあの悪名高いヒドラジンのイメージが濃い!! 松本零士の「エルベの螢火」みたいに人が熔けるとか‥‥(-_-;)。
でも、まー成分表を見ると「石油系炭化水素」と書いてあるので、よくよく調べるとケロシン系の液体ロケット燃料もあるようなので、そう思う事にしておましょう。
燃焼補助剤「PS-CBI」を高純度で配合しているということですが、「CBI」ってのがcombustion improve の略らしく、直訳すると「燃焼の向上」って意味でいいのかな、一般的な成分の名前ではないようです。
でもでも…ガレージ内でエンジン掛けたり、空ぶかしとかはヤメておきましょうかね?
最初はガソリン満タンにして(もちろんレギュラーです)、ボトルから50ccほど給油しました。
40~60Lでボトル一本200ccという事なので、レブル満タン11L程度なので、だいたい1/4で50ccになると思います。ボトルにクオーター・ラインがあるので楽です。
そして肝心のフィーリングですが、コレは主観というか個人的な見解というか、まー半分残っている”使いかけ”を貰ったものなので、逆に商品に関する思い入れは希薄だったぶん、プラシーボも比較的フラットの状態だと思って聞いてください。
投入後、軽くゆすって50kmほど走りました。これに関しては、全く本当になんでもなかったです。(⊙ꇴ⊙)全く普通。使用に問題ないと言ったのは、このことでした。
その後ガソリン残量そのままで、3週間ほど放置して軽く山道を走ってきました。
むむむっ!なんか、排気音がデカいぞ。それに、タケガワのサブコンは結構アフターファイヤーするんですが、それも緩和されている気がします。
まーでも、この冬2次減速やチェーン変えてますし、ここ数日で気温も10℃近く上昇してますんで、他にも不確定要素が多いですからね、洗浄性能意外の+αな部分は「アハハ!」っでことで。(⊙ꇴ⊙)
実害がないのなら、こういうので遊ぶのも良いのかもしれません。