ごよう
【「翌」が使えるのは過去または未来の一地点を基準にしたときだけで、今日、今週、今月、今年の次のことを言うときには使えない】野口恵子「かなり気がかりな日本語」より引用外国人学生に日本語を教えている先生の本にこう書かれていた。今まで間違って使っておりました。恥ずかしい。先週のエントリーを読み返したら「翌日」と記述があり、早速訂正をして証拠隠滅をする。暇つぶしに読んだ日本語本でまた一つ賢くなり、これでまた人の誤用を見つけては、講釈をたれる種ができた、実に悦ばしい。
しかし外人に正しい日本語を教えている端から、周りのネイティブらがへろへろな言葉遣いをしてたんじゃ敵いませんね。
まくど
幼少のみぎり、テレビや映画あるいはマンガなどで、まだ食べたことのないものを登場人物が旨そうに口に入れるのを見て、さぞかし美味しいであろうそれらの食べ物をいつかは口にしたいと願った。
錦之介が頬張る百姓娘の用意した旨そうな粟飯。手塚治虫のマンガに出てくる骨付きのチキン。片時も離そうとしないチビ太のおでん。チビクロサンボの虎バター。ポパイにでてくるおさっんが始終喰っていたハンバーガー。
なかでも激しく連呼しながら欲する行為を連綿と繰り返さざるを得ないほど、成人男子を病みつきにさせるハンバーガーなる食い物に、とりわけ興味を抱いたものである。主人公がとても旨そうに頬張るホウレン草については、皆様と同様すでに口にしており、毎週毎週よくも缶ごと喰えるものだなとの印象に留まるのみ。
成人し念願叶い某ハンバーガーを試す機が訪れた。積年の思いが殊の外強いと、落胆もまたそれに比例する。長栄軒が出荷しているおかずパンの方がはるかに安くて旨かったのだ。
2000年平日半額セールというので、久しぶりに食べてみたらたいそう美味しく感じられ、しばらくは昼食の定番になった。しかし2003年よりの価格改定を機会に食べなくなった。
今年四月、チーズやチキンの挟まったものが百円で食べられるようになり、昼食のローテーション入りを再度検討するようになった。どうやら食べ物の美味しさとコストパフォーマンスが、激しくリンクしているようだ。
この価格までだったら美味しいが、これ以上の価格だったらもっと旨いものを喰った方がマシである。実に貧乏人根性まる出しではあるが、おかずパンセットに五百円以上を投入する気はさらさら無いのである。
こんな人間ばかりじゃないと思いますが、なかなか儲かりませんね原田さん。お気の毒です。
錦之介が頬張る百姓娘の用意した旨そうな粟飯。手塚治虫のマンガに出てくる骨付きのチキン。片時も離そうとしないチビ太のおでん。チビクロサンボの虎バター。ポパイにでてくるおさっんが始終喰っていたハンバーガー。
なかでも激しく連呼しながら欲する行為を連綿と繰り返さざるを得ないほど、成人男子を病みつきにさせるハンバーガーなる食い物に、とりわけ興味を抱いたものである。主人公がとても旨そうに頬張るホウレン草については、皆様と同様すでに口にしており、毎週毎週よくも缶ごと喰えるものだなとの印象に留まるのみ。
成人し念願叶い某ハンバーガーを試す機が訪れた。積年の思いが殊の外強いと、落胆もまたそれに比例する。長栄軒が出荷しているおかずパンの方がはるかに安くて旨かったのだ。
2000年平日半額セールというので、久しぶりに食べてみたらたいそう美味しく感じられ、しばらくは昼食の定番になった。しかし2003年よりの価格改定を機会に食べなくなった。
今年四月、チーズやチキンの挟まったものが百円で食べられるようになり、昼食のローテーション入りを再度検討するようになった。どうやら食べ物の美味しさとコストパフォーマンスが、激しくリンクしているようだ。
この価格までだったら美味しいが、これ以上の価格だったらもっと旨いものを喰った方がマシである。実に貧乏人根性まる出しではあるが、おかずパンセットに五百円以上を投入する気はさらさら無いのである。
こんな人間ばかりじゃないと思いますが、なかなか儲かりませんね原田さん。お気の毒です。
病院
午前中暇だったので、義母を車で三十分ほどかかる此処いらでは大きな総合病院に連れて行く。九時半の時点でだだっ広い駐車場は既に満車、かなり離れた職員用の駐車スペースにしか止められなかった。人や車が多く集う場所には極力近づかないように今まで努めてきたので、朝っぱらから何事であるかという印象だ。
兎にも角にも入館して玄関で降ろした母を探す。同じような服装に加えこの季節から欠かせない帽子を被った老人がわんさか目に入り、視覚情報が脳内で解析できない。十年ほど前にウオーリーを探せという図書が流行ったがそれの実写版の如く、様々に移動を繰り返す老人を一人また一人と見極めなければならない。
「何しとるだっ」と背後から声をがする。どうやら老人ウオッチに疲れ果て呆然と佇む初老の男が目立ったのだろう、母の方から見つけてくれた。錯乱する一歩手前だったので、最近になくうれしい瞬間であった。
兎にも角にも入館して玄関で降ろした母を探す。同じような服装に加えこの季節から欠かせない帽子を被った老人がわんさか目に入り、視覚情報が脳内で解析できない。十年ほど前にウオーリーを探せという図書が流行ったがそれの実写版の如く、様々に移動を繰り返す老人を一人また一人と見極めなければならない。
「何しとるだっ」と背後から声をがする。どうやら老人ウオッチに疲れ果て呆然と佇む初老の男が目立ったのだろう、母の方から見つけてくれた。錯乱する一歩手前だったので、最近になくうれしい瞬間であった。
懐メロ
この前吉永小百合のCDを図書館で借りてきた。同じ日活つながりで浅丘ルリ子のCDは無い物かと探したら、有りました二枚組「RURIKO ASAOKA DISCOGRAPHY 1963-1969」。ぽちゃっとした頃の映画を何かと三本立てうちの一本だったのを、小学生の時に見たような気がする。世の中には綺麗な人がいるものだと思いつつ爆睡したので映画の内容は全く覚えていない。ただ歌は覚えていた。夕日の丘のふもと行く~と裕さんが歌い出すデュエット曲だ。四歳年長で業界の先輩が持ち歌としていたが、小生も二度三度カラオケで唸ったこともある。
結局、全三十九曲中で知っていたのは「夕日の丘」と愛するって耐えることなの?の大ヒット曲「愛の化石」だけであった。どうやら一世代上のスターであったようだ。
昨日から南部方面守備隊長である蜥蜴が姿を見せない。天敵に対し玉砕、果ててしまったのだろうか。
蜷局(とぐろ)
先日爬虫類は歓迎すると表明したところ、早速にも応じてくれた動物が我が家を訪れた。子供の頃は体長の短い奴を捕まえて遊んだ覚えはあるが、一メートルクラスとなると逃げた覚えがある。帰宅し庭で一服しようと濡縁に腰掛けふと足下を見ると、黒く細長い綱のような物が落ちていた。物干しの下でとぐろを巻きかけていたのは、どうやら小生の干支である巳さまのようだ。
一気に食物連鎖での上流に位置する肉食動物が現れ困惑している。はっきりと表明しなかったのは不徳の致すところであるが、この度の「夏期・庭に於ける雑草とそれに伴う不快虫に関する基本方針」の構想からは外れている。大事な先兵である先住のものを餌となす動物の存在は必要としない。直ぐさま退去を通達したいのだが、事を急ぐと思わぬ逆恨みもあり得るので、ここは日没サスペンデッドにして、強制退去は明朝に持ち越すことにする。
一気に食物連鎖での上流に位置する肉食動物が現れ困惑している。はっきりと表明しなかったのは不徳の致すところであるが、この度の「夏期・庭に於ける雑草とそれに伴う不快虫に関する基本方針」の構想からは外れている。大事な先兵である先住のものを餌となす動物の存在は必要としない。直ぐさま退去を通達したいのだが、事を急ぐと思わぬ逆恨みもあり得るので、ここは日没サスペンデッドにして、強制退去は明朝に持ち越すことにする。
早焦(?)
マネーのとらに出ていた女社長のblogを時々覗いている。セミナーに講演に大忙しみたいである。人を指導したり教育したりするのが得意のようだ。
たまに面白い言葉を使うので感心していたのだが今回は「時期早焦」という文言があった。思い違いや読み違いは誰にでもあり、小生もつい最近まで浜木綿子を「はまきめんこ」、麻生太郎を「あさなまたろう」と間違って覚えていた。
しかしこの早焦(しょうそう)、どこからこの漢字を探したのだろう。普通は仮名漢字変換をして「直奏賞・時期、総称」あれ?ってなもんで、字引か何か引きそうなものだが、頑なに自分の読みを信じ単漢字変換で「そう→早、しょう→?」。ATOKで「しょう」を変換しようとすると百近くもの漢字が候補として挙げられる。小生の環境では四十二番目に現れたこの「焦」に、いかにしてたどり着きどんな理由を持って採用したのだろうか、渉・蛸・稍では駄目だったのか。
起業で成功する人には、常人では計り知れない不思議な力が宿っているようだ。無ければ作っちゃえということでもなさそうだが、いやはや恐れ入りました。
因みに同様の能力を持った方が他にもいらっしゃいました。
たまに面白い言葉を使うので感心していたのだが今回は「時期早焦」という文言があった。思い違いや読み違いは誰にでもあり、小生もつい最近まで浜木綿子を「はまきめんこ」、麻生太郎を「あさなまたろう」と間違って覚えていた。
しかしこの早焦(しょうそう)、どこからこの漢字を探したのだろう。普通は仮名漢字変換をして「直奏賞・時期、総称」あれ?ってなもんで、字引か何か引きそうなものだが、頑なに自分の読みを信じ単漢字変換で「そう→早、しょう→?」。ATOKで「しょう」を変換しようとすると百近くもの漢字が候補として挙げられる。小生の環境では四十二番目に現れたこの「焦」に、いかにしてたどり着きどんな理由を持って採用したのだろうか、渉・蛸・稍では駄目だったのか。
起業で成功する人には、常人では計り知れない不思議な力が宿っているようだ。無ければ作っちゃえということでもなさそうだが、いやはや恐れ入りました。
因みに同様の能力を持った方が他にもいらっしゃいました。
修学旅行
明日から豚児がトン京へ修学旅行に行く。私らの頃は鳩バスコースに富士五湖巡りと江ノ島、白糸の滝が定番であったが、今じゃTDLをかませるのが当たり前らしくうらやましい限りである。
といっても二十歳前までの小生は乗り物酔いが酷く、旅行で楽しかった試しがない。何しろ喰ったもの喰ったものを嘔吐してしまうし、何処へ降りても目が回って見学どころではないので楽しいわけがない。なんとかお付き合いで小中学校まではフラフラになりながらも同行したが、高校の修学旅行はご無礼した。
当時訳あって学校に係る経費はアルバイトなどをして自活していた。ある時から旅行の積み立てを事務に支払いに行かねばならなかったのだが、担任が行く先を告げたときに激しく萎えた。四国か小豆島かの石切場を見学するのだそうだ。菅直人じゃあるまいしお遍路にはトンと興味もなく、ましてや高い金を過酷な労働で得た低賃金から支払い、酔っぱらいながら塗炭の苦しみを味わおうなどとは思わず、検討するまもなく旅行中止を決断した。
だが、皆が旅行に出かける間の寂しさを考えるとき、これもまた辛いに違いないと考え道連れを当たることにした。一人は積み立てを使い込んだMくん。もう一人は入学以来なぜが様々な事件で同舟した、これまたMくんが賛同してくれた。後二人ばかり巻き添えを喰わしたような気がしたのだが、三十数年前のことなので忘れてしまった。
旅行中止計画の真実は斯くのごとき誠に身勝手な理由であり、お誘いした方々におかれましては、大事な青春の一ページを奪ってしまう結果になりましたことを、衷心よりお詫び申し上げます。
といっても二十歳前までの小生は乗り物酔いが酷く、旅行で楽しかった試しがない。何しろ喰ったもの喰ったものを嘔吐してしまうし、何処へ降りても目が回って見学どころではないので楽しいわけがない。なんとかお付き合いで小中学校まではフラフラになりながらも同行したが、高校の修学旅行はご無礼した。
当時訳あって学校に係る経費はアルバイトなどをして自活していた。ある時から旅行の積み立てを事務に支払いに行かねばならなかったのだが、担任が行く先を告げたときに激しく萎えた。四国か小豆島かの石切場を見学するのだそうだ。菅直人じゃあるまいしお遍路にはトンと興味もなく、ましてや高い金を過酷な労働で得た低賃金から支払い、酔っぱらいながら塗炭の苦しみを味わおうなどとは思わず、検討するまもなく旅行中止を決断した。
だが、皆が旅行に出かける間の寂しさを考えるとき、これもまた辛いに違いないと考え道連れを当たることにした。一人は積み立てを使い込んだMくん。もう一人は入学以来なぜが様々な事件で同舟した、これまたMくんが賛同してくれた。後二人ばかり巻き添えを喰わしたような気がしたのだが、三十数年前のことなので忘れてしまった。
旅行中止計画の真実は斯くのごとき誠に身勝手な理由であり、お誘いした方々におかれましては、大事な青春の一ページを奪ってしまう結果になりましたことを、衷心よりお詫び申し上げます。
悪口
悪口を言ったり書いたりするのは好きである。もっと好きなのは悪口を書き連ねたエッセイを読むことである。いままでいろんなエッセイを読んできたが、悪口を書かせたらこの人に勝る人は居るまい。いしかわじゅんの「業界の濃い人」。知り合いを貶す貶す、何年もかけ付き合いつつ人の欠点を見つけては指摘し弄ぶ、挙げ句にコラムで晒して生活の糧としてしまう。よくもまあ、無事いられたものだと思うが、どうやら書いてあることが事実のようなので、標的された人も傷口が広がらないように堪えているのだろうか。なんともお気の毒ではある。
早速感想を著者に送ったところ、前回同様に直ぐさま返事をいただき感激した。
あれだけの悪態をついても多くの方とお付き合いが続いているということは、種を切らさないようにどこかで優しくしておられるのだろうか。
ケロケロ
隣の隣が田圃で、どうやら田植えを終え続きになっている裏の用水もちょろちょろ流れ出し、先週あたりからどこからともなく夜中に輪唱する輩も出没し始めた。庭に面したサッシのレール部分を見ると多くの蚊らの死骸が溜まっている。「網戸に虫こない」という殺虫剤が効いているのか毎朝相当な数である。
この様な理由もあって、我が家では爬虫類、両生類の定住を許可している。むしろ奨励していると言っていいだろう。いままで蜥蜴の親子が応じたのみであったが、本日ニューカマーが訪れた。
蜥蜴親子には庭石を中心とした南部方面、雨蛙には用水が流れる東部を安堵することにした。今後は翼々精進し、大いに活躍してもらいたいと希望している。
麦茶
六月に入り気温も上昇したあたりから、それまで銘々給湯室でポットの湯からお茶を飲んでのを、朝に一日分の麦茶を作り冷蔵庫で保冷、氷を入れたグラスで冷たくしたものを飲むことが出来るように、暑い夏を乗り切るためのクールな飲茶方式に切り替える。当然これも新入社員の仕事である。
その月の朝早めに出社すると、それまであまり笑顔を見せたことのない三歳年長のいけずな女上司が、満面の笑みで迎えてくれた。二年間の辛酸から解き放たれて思わず頬が緩んだのであろうか嬉々として引き継ぎ内容を説明し、「じゃ~ぁ~ね」と何かを塗りたくるために現場からご不浄に消え去る。
始業四十分前に出社してアヒルがやらねばならぬことは、まず朝一番で配達された氷をアイスピックで砕き、出来たかち割りを保冷器代わりのジャーに移す。その間にでかい薬罐でお湯を沸かし袋入りの麦茶を投入、暫し冷ました後水筒に移し替え冷蔵庫に入れる。その後いつも通り皿を洗い水張りをすればお昼と相成る。
近所のうどん屋で安いだけが取り柄の「しのだ丼」をかっ込み、午後からは水張りしたケント紙に、上司から指定されたDICの見本色どおりにポスターカラーでべた塗りをする。ケチな性格が災いしてかどうも水の分量が多いらしく色斑がでてしまう。自分の絵の具代ではないと割り切り、潤沢に使用するようにして、筆運びも徐々に慣れてきたころからはNGも少なくなった。グラデーションによる表現が好きな先輩が居て、エアコンプレッサーを使っての暈かしも頼まれる。ガン使いが上達しないので満足のいく暈かしが出来ない。ぬいぐるみを作るのが趣味の先輩から、毎日のように叱責を頂戴をする。以来、白地を暈かしによる変化でやり過ごす姑息な表現であるグラデーション。という理由付けで暈かしを使ったデザインは極力避けて通るようになる。
夏場に氷を弄るのもなかなか気持の良いものだったが、一年後にデザイン専門学校から男子一名が入社、後継者に恵まれたので全てを押し付けアヒルから脱出。
結局一年間の水仕事等から得たもので今役立っているのは、美味しくいれられる麦茶の沸かし方だけではないかと考える。