JR(←国鉄)松浦線から転換しまして36年となりました松浦鉄道西九州線では、佐世保~たびら平戸口~伊万里~有田間に全部で57箇所駅が存在しておりまして、転換前の32箇所からしますと約1.8倍の駅の数となっておりますが、これらの駅はれっきとした地名の駅名・施設に関しました駅名があれば、タイトルにもありますように気になる駅名もあるものであります。
これら駅の中には、先述のように施設に関しました駅もありまして、長崎県松浦市の松浦火力発電所の所にあります「松浦発電所前」駅や、長崎県佐々町にあります、甲子園(高校野球)にも出場歴もあります県立清峰高校の所にあります「清峰高校前」駅と言った駅なども存在しておりまして、施設に関しました駅が存在している事がお分かりいただけるのではないかと思います。
また、この他にはフェリー・渡船の発着場がある事から、それにちなんだ駅も存在しております。実際に、長崎県松浦市には今福港から同じく松浦市の鷹島へ鷹島汽船が運航されている関係でその発着場としての最寄り駅も存在しておりまして、以下画像の「鷹島口(←今福鷹島口)」駅がその駅であります。
さらには、佐賀県伊万里市には同じく長崎県松浦市に属します福島へ運航されております渡船発着場が近くにある関係で以下画像のように最寄り駅としまして「福島口」駅が存在しておりまして、実際に国道204号線を越えまして、徒歩数分で浦ノ崎の発着場へ行く事もできるようになっております。
これら駅は、MR転換後に開業しました駅でありまして、特に福島口駅は「桜の駅」でも知られております隣の浦ノ崎駅とはわずか500メートルしか離れていない所でもありますし、鷹島口駅も今福のフェリー乗場から少々高い位置に駅が設けられている駅でもありますが、それでもこれら島へ向けて利用されます方のために設けられている事が伺える所でもあります。
さて、これからご紹介しますのが、タイトルのように気になる駅名をご紹介しますが、私自身もこのうち3つの駅に関しまして気になりましたのでここでご紹介してまいります。尚、一部駅は「ストリートビュー」を使った画像での紹介とさせていただきます事をご了承ください。
今回ご紹介します、私が気になります3駅と言いますのは、いずれも佐世保市に属します駅でありまして、江迎町にあります「すえたちばな」駅、同じく江迎町にあります「いのつき」駅のいわゆるひらがなで書かれております駅、そして川下町にあります「大学」駅の3駅であります。
まずは江迎町にありますひらがなの2駅についてご紹介しますが、「すえたちばな」駅の場合は、平成11年に開業しました駅でありまして、「末橘」と言う地名においてこの駅が設けられております。この駅は、入口は国道204号沿いにはあるものの、画像のように高い位置にホームがありますので、特に高齢者の方でしたら登るのも大変かなとも思います・・・。
(上の部分にホームがあります)~ストリートビューより
また「いのつき」駅の場合も、平成2年に開業しました駅でありまして、「猪調」と呼ばれる地名にありまして、こちらは国道から外れた所に駅が設けられておりまして、1面1線のホームが設けられております。これら2駅に関しましては漢字を見るとわかりますが、確かに読みにくく、これら駅はこう呼ぶのか!?と思ってしまうほどであります。
(ストリートビューより)
一方、「大学」駅に関しましては、その駅名にもあります通り、長崎県立大学がこの大学駅の近くに存在している事からこの駅名になったものであります。ただ、この駅も開業しました平成3年から平成6年まで駅名が「大学前」と言う駅名でありましたので、正直なぜ「前」を消したのか気になる所でもあります。
(駅舎)~ストリートビューより
それでも、この駅は縁起駅となっている事もありまして、駅の所には神棚がありましたり、大学入学祈願としましてこの駅の入場券(7枚、1120円)や、「大学合格祈願切符」としまして、「勝利の里」として有名な今福駅から大学駅までの切符(1570円)まで販売しているため(これはインターネット・郵送で販売)、気になる上に珍しい駅名としてこの駅自体侮れない存在ではあるようです。