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JR九州の北部九州におきまして運行されております近郊型電車と言いますと代表的な電車が813系電車でありますが(所属両数にちなんでご紹介しております)、それに次ぐ形で運行されておりますのが、上の画像にもあります811系電車ではないかと思います。
この811系電車と言いますと、4両固定編成で現在上の画像2のリニューアル編成(画像はPM2108編成)を除きまして、画像1の非リニューアル編成(画像はトップナンバーPM1編成)が転換クロスシート車となっておりまして、リニューアル編成とともに、普通列車の他快速列車にも使用されておりますし、所要時間も1時間前後で運行されている列車がほとんどでもありますので、まさにふさわしい電車であると言えるのではないでしょうか。
そんな811系電車と言いますと、平成29年より画像2にもありますリニューアル編成が登場しておりまして、これら車はシートもロングシート化されているなど、見栄えにも変化が生じておりままして、定員もこれまでよりも多くなっておりまして、1500番台及び車いすスペースも設けられた2000番台(クハ810形を除く車両が+2000番を付番)も存在しておりまして、811系電車も大きく様変わりしております。
そんな車両に変化が見られ始めております、現在の811系電車の運行区間は・・・
鹿児島線 門司港~博多~大牟田~荒尾
日豊線 小倉~行橋~中津~柳ヶ浦~宇佐
長崎線 鳥栖~佐賀~江北~肥前浜
佐世保線 江北~早岐~佐世保
が現在の運行区間でありまして、特に「有田陶器市」時しか入線しなかった佐世保線でも全線で乗り入れておりますし、過去には大分地区までも運行区間に入っておりまして、それは以下画像にもあります行先表にそれが物語っているのではないかとも思います(46番~53番)。
さて、上の行先表にもありますように、この811系電車自体は4両固定編成であるにもかかわらず、幕式車両には「ワンマン」に関しました行先も装てんされていた編成も存在しておりました。今回は幕式車両でも見られません、この行先に関しまして皆様にご紹介させていただきます。
811系電車の「ワンマン」行先は、実際に画像5の行先表からでは、37・54・55・65・69の各番、種別に関しましても9番に入っておりまして、駅名に関しましては、画像の青い部分がそのワンマン対応の行先にあたる部分でありました。尚、この行先からもわかりますように、全て日豊線の駅を表しておりまして、ワンマン運行も行っております813系電車に合わせていたようであります。
さて、実際に幕に関しましては見ておりませんでしたが、画像の乗務員室にあります助手側に行先表示機の操作盤がありますが、その部分にあります対照表にもワンマンに関しました行先が入っている事が見ていてわかるのではないかと思います。その証しとしまして、種別幕の部分にも「ワンマン」とありますし、行先表示の37番の部分にも「ワンマン 門司港」と書いてあるのが見えるのではないかと思います。
上の画像を見ましても、実際にワンマン対応の行先も入っているのがわかるのではないでしょうか。先述のように、おそらくは813系電車に合わせた形になっていたのではないかと思われますが、813系電車が南福岡車両区所属車でも日豊線で一部車両がワンマン運行を行っているのに対しまして、811系電車では現時点でも行っていないだけに、このワンマン幕装てんは将来に合わせてではなかったかな?とさえも思うほどであります。
ただ、準快速の系統も生まれました平成30年3月改正以降、幕式車両はおろか、リニューアル車両にもそのワンマン行先は姿を消しておりまして、残念ながらプログラムから入っていないようであります。実際に私自身も画像のリニューアル車にあります行先表を収めておりましたが、先述の対象番号にはワンマン対応の行先・種別が入っておりませんので、元から入っていない事が伺わせております。
今回は、811系電車にも入っていた「ワンマン」行先に関しましてご紹介しましたが、私自身、行先表にありました「ワンマン」行先を見まして、いずれ4両ワンマンの形で運行されるのでは?とも思っておりました。実際に、九州でも4両でもワンマン列車が運行されておりますので、将来的には・・・と言う事も伺える所ではありました。しかし、現在のリニューアル車両にはそう言った行先はありませんので、恐らくしばらくは予定はないようではあるようであります。けれども、現在のJR九州の合理化次第では再びそう言った形も考えられますので、今後の動きにも注目したいとも思っております。