NO.3047 今は見られない分懐かしいです、平成26年撮影及び乗車時の485系臨時「にちりん」 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 JR九州の485系電車は、九州内の定期運用を終了しましたのが、今から13年前の平成23年3月改正でありまして、日豊線を中心に運行されておりましたが、それからも国鉄塗装に戻されておりましたDO2編成・DO32編成が後述のように同じく日豊線を中心に臨時列車や団体列車で活躍する姿がしばらく見られておりました。

 

 しかし、車両の老朽化などもありまして、DO2編成が先に引退となりまして、、そして最後まで残りました上の画像にありますDO32編成が平成27年に引退するに至っておりまして、その結果JR九州の485系電車は全廃へと至っております。

 
 上の画像2で485系電車(DO32編成)の末期時の行先表を掲載しておりますが、485系電車の行先自体は、順次改められておりましたので、これまでこの485系電車の運行区間でありました長崎・佐世保線、鹿児島線の北側(23番「にちりん 博多」を除きます)の行先はもうこの時点ではなく、日豊線や南九州地区をメインとしました行先表に変わっておりまして、幾度の行先変更がそれを物語っておりました(中身に関しましては詳しくはクリックしてご覧ください)
 
 (「にちりん 南宮崎」)
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 その後は、これまでもご紹介しておりますように平成27年に引退、この引退式の模様は私自身も小倉総合車両センターに出向いておりましたので存じておりましたが、電源を落とされる姿・パンタグラフが降ろされる姿はもうここからは走らない事を実感する所でもありました。その後は、小倉総合車両センター内に保存されております先頭車クハ481-256以外は解体されておりますので、よりそう思う所ではなかったかと思います。
 
 
 さて、今回皆様にご紹介しますのは、485系電車の引退する1年前の平成26年に乗車していました時の模様を皆様にご紹介してまいります。
 
 
 この当時は、小倉~大分間におきまして、多客期には日豊線臨時特急の目玉としまして、上の画像の唯一の国鉄型電車であります485系電車DO32編成も臨時「にちりん」として使用されておりまして、多客期の目玉車両として多くの利用客を裁く姿が見られておりました。

 

 この485系電車DO32編成も、この時点で既に5両とも車齢が40年を経過しておりまして、いよいよ引退の時も迫りつつあります編成でもありました。それでも、このように臨時列車として使用されている姿は、まだまだ健在である事を伺わせるとともに、国鉄塗装でもありますので、鉄道ファンの間からも注目されていた事には間違いなかったのではないかとも思います。

 

 

 

 そんなこの485系電車の臨時「にちりん」に、私は平成26年のゴールデンウィーク時に乗車する事ができておりましたが、この時の乗車駅は、上の画像を撮影しました小倉駅ではなく、諸事情がありまして福岡県行橋市の行橋駅でありました。
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 当時乗車しておりましたの485系電車の臨時「にちりん」は83号でありまして、速達列車並みの行橋・中津・別府各駅にしか停車しない列車でありました。それでも所要時間は小倉→大分間1時間34分と、883・885系各電車で運行します、宇島・柳ヶ浦・宇佐・杵築(・亀川)に停車します「ソニック」でも1時間20分台後半ですので、表定速度が遅かった事も伺えていたのではないでしょうか。
 
 この行橋駅では、ちょうど885系電車で運行されておりました「ソニック84号」がやってきておりました。この列車は博多駅へは行かず、小倉駅発着でもありました。したがって、普段定期列車では見る事がありません、臨時列車である事を表しますソニック 小倉の行先がそれを伺わせているのではないかと思います。

 

 

 (「ソニック 小倉」行先)

 

 

 さて、今回乗車列車の「にちりん83号」がやってまいりました。やはり、JR化後に登場しました車両と違いまして堂々としているスタイルがよかったのではないかと思います。ちなみに、885系電車の「ソニック84号」の姿も左側に見られておりますが、残念ながら885系電車と485系電車とのフロントスタイルの姿を収める事はできませんでした。

 
 この列車は大分行き列車でありますので、行先も「にちりん 大分」と表示されております。しかも、左側下部にはL特急マークもありますので、まさに以前からある列車である事が伺えるのではないでしょうか。
 
 そして、この時から登場しておりましたにちりん 小倉-大分のサボでありまして、まさにこの時のために作られたサボでありました。私自身も見まして、小倉~大分間で運行されている事をわかるためを思いますと、この存在自体もわからなくはなかったのではないかとも思います。

 

 

 さて、今回乗車時の車内の姿であります。この時乗車しておりました「にちりん83号」は、画像のように乗車率はそれほど高くはない事を伺えるべく、ガラーンとした姿が印象的でもありました。この中には、私みたいに乗り鉄」の方もいらっしゃっていたようでありましたので、乗車されていた方何割かはファンの方でもあったのではなかったかと伺えます。
 
 (座席)
 
 
 また、画像は案内図であります。この案内図はトイレ・洗面所の位置をわからせるにはふさわしいとは思うのですが、すでに運行されていなかった「きりしま」「ひゅうが」も記載されていた所が、まさに運行していた証しとしていいのではないかとも思います。

 

 

 さらには、使用されなくなった自動販売機も残されておりました。やはり、稼働面を考えますと使用されなくなってしまう事も仕方がないのではないかとも思いますが、かつて使用されていた証が出ていいのではないかとも思います。
 
 
 こうして、485系電車の臨時「にちりん83号」は大分駅1番ホームに到着しまして、その後すぐ宮崎方の留置線に一旦引き上げられます。その後今度は大分駅5番ホームに転線の上、今度は「にちりん90号」として再び小倉駅へと向かう事になりました。
 
 
 その5番ホームに入線してまいりました「にちりん90号」であります。この列車の行先は、その下の画像にもありますようににちりん 小倉と表示されておりまして、まさにこの時だけしか見る事ができない行先を画像のように見る事ができておりました。
 
 (行先)
 
 
 画像は、画像6にもありましたにちりんの愛称幕であります。この「にちりん」の絵入り愛称幕も、国鉄・JR初期時代よく見られていました愛称幕でもあった訳でもありましたが、考えてみましてもこの「にちりん」として運行される時だけしか見る事がない愛称幕な訳でもありましたので、まさに貴重な姿を収めたなと思っております。
 
 このDO32編成も、よく見ますと汚れが目立っておりました。それがJNRマークの部分に見られていた訳でもありますので、正直残念な姿であると言ってもいいかとも思う所です。

 

 

 また、このDO32編成はご存知のように中間車2両モハ485-196+モハ484-298以外は旧鹿児島総合車両所(現・鹿児島車両センター)に所属していた車両でしたので、その証しとしまして本カコが残されておりました。ちなみに、鹿児島時代はDk9編成でしたが、この前の塗装が緑の「きりしま塗装でしたので、この国鉄塗装になったのは、ここまで持たせる事ができた要因かなと思ってならない所ではあります。
 
 
 さて、この時の撮影では、発車前に多くのファンの方々の姿もありました。それほどこの485系電車に関しましての関心度も高かった事も見ていてわかるのではないかと思います。何と言いましても、この臨時「にちりん」こそ目玉列車でもあった訳でもありましたので。

 

 

 こうして、折り返しとなります「にちりん90号」は大分駅を発ちまして、小倉駅へと向かいました。この「にちりん90号」も、83号と同様に速達列車並みの別府・中津・行橋の各駅しか停車しませんが、所要時間が1時間33分でもありましたので、やはり883系・885系電車と所要時間が違うのも仕方がなかったのではないでしょうか。

 

 

 今回は、10年前に撮影しておりました画像より、485系電車の乗車の模様をご紹介しましたが、引っ張り出した画像からもこの電車の懐かしさが伺える所でもあります。何と言いましても、翌平成27年にこの編成は引退する事にもなる訳ですし、九州から485系電車も姿を消す事にもなりますので、今思うと懐かしいの一言かなとも思います。しかも、冒頭でもご紹介しましたように現在は以下画像の先頭車クハ481-256以外は解体されておりまして姿もありませんので、より言える所ではないかとも思いますが、ご覧の皆様の中でもこの編成を撮影されました方も、これで懐かしがっていただければと思います。