NO.3038 佐賀・福岡県内に導入、昭和バス、現モデルいすゞエルガミオ・日野レインボー全43台 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 これまでも当ブログでもご紹介しておりますように、昭和自動車(昭和バス)では、ノンステップバスの導入が毎年のように行われておりまして、各地で活躍する姿が見られております。

 

 今回は中型車両以外詳しくはご紹介しませんが、福岡地区のノンステップバスに関しましては、平成26年に九州大学伊都キャンパスを運行します「九大線」を中心に、移籍車で導入されておりました画像1のいすゞエルガ(福岡200か29-61、PKG-LV234N2)が始まりに、翌平成27年には初めて自社発注車のいすゞエルガ2台のノンステップ車が導入するなど、低床車両の置き換えが見られております。

 

 以来、毎年のように導入が行われておりまして、平成28年からは現行のスタイルによります車両での導入となっておりまして、よりノンステップバス、そしてこちらも移籍車を中心に導入されておりますワンステップバスと低床車両が福岡地区でも運行する割合が増えておりまして、様々な方でも利用しやすい所が見られている事が伺わせております。

 

 (画像2、日野ブルーリボン、福岡200か46-16、2TG-KV290Q3)

 

 (いすゞエルガ、福岡200か35-10、QRG-LV290Q1)

 

 (日野ブルーリボン、福岡200か40-69、2TG-KV290Q2)

 

 

 一方、本社があります佐賀県唐津地区・佐賀地区におきましても、平成26年より現在までノンステップバスの導入が毎年のように行われておりまして、それとともに並行しまして移籍車のノンステップバス・ワンステップバスの導入も行われておりまして、佐賀県内でも一気に低床化が進んでおります。特に自社発注のノンステップバスに関しましては、既に中型・小型合わせ50台以上も導入が行われておりまして、それだけノンステップバスの割合が増えている事さえも伺わせておりまして、これまでの主力でしたツーステップバスも多くが姿を消しております

 

 (左、佐賀200か11-78(日野2KG-KR290J4) 右、佐賀22き・633(いすゞKC-LR333J)との24年車齢差の並び)~令和3年撮影、佐賀22き・633は令和5年に廃車

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、その佐賀県内(唐津営業所・佐賀営業所・伊万里支所)及び福岡地区(伊都営業所)に所属しております、現モデルでありますいすゞエルガミオ・日野レインボーノンステップバス43台に関しまして、数台は撮影できていない車はありますが、そのほとんどは収めるに至っております。今回はこれら現モデルのノンステップ車に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 (佐賀200か・941)

 

 (佐賀200か11-40)~昭和バスとしては廃止された牛津駅前バス停にて

 

 

 (佐賀200か12-99)

 

 

 昭和バスの佐賀県内における自社発注ノンステップ車は、平成26年に導入されました前モデルの日野レインボーII3台が最初の導入となっておりましたが、平成28年にいすゞエルガミオがフルモデルチェンジ、日野レインボーも「II」がなくなりまして同じくフルモデルチェンジされましてスタイルが一変しておりまして、以下の4台が導入されております。また、ミッションもAMTセミオートマチックトランスミッションでの導入となりまして、運転面にも変化が見られております。

 

 (佐賀200か・941(伊万里))

 

 (佐賀200か・943(伊万里))~以下画像は唐津~伊万里線、その下の画像は中浦線運行時

 

 (佐賀200か・944(佐賀))

 

 (佐賀200か・945(佐賀))

 

 この年はいすゞエルガミオのみ4台の導入が行われておりまして(形式、SKG-LR290J2)、佐賀200か・941、佐賀200か・943が唐津営業所、佐賀200か・944、佐賀200か・945が佐賀営業所に導入されました。その後、令和3年暮れに古参車両置き換えのため佐賀200か・941、佐賀200か・943が伊万里支所に転属しまして、伊万里支所では初めてのノンステップバスと言う形に至っております。

 

 これらは、伊万里支所に所属する2台は唐津~伊万里幹線や、唐津~中浦~満越間の路線(土曜のみ運行)、佐賀営業所所属車は、佐賀~多久~唐津間や佐賀~小城・古湯間などで運行されております。

 

 

 平成29年には、引き続きいすゞエルガミオのみ唐津営業所・佐賀営業所に導入されましたが、この導入車からヘッドランプはこれまでのHIDヘッドランプからLEDヘッドランプに変わっておりますし、尿素SCRを初めて採用すると言った変化も見られております(後輪前部に入れる蓋があります)。導入台数は、この年から現在まで日野レインボーも含め毎年5台前後の導入が見られるようになっておりまして、その分古参車両の置き換えに貢献する事にもなります。

 

 尚、形式はこの導入車からは2KG-LR290J3と変わりまして、佐賀200か10-15~10-17が唐津営業所に、佐賀200か10-18・10-19が佐賀営業所に導入されておりまして、各営業所エリアの路線におきまして運行されております。

 

 (佐賀200か10-15(唐津))~その下の画像が「SAGA2024」ラッピング

 

 (佐賀200か10-16(唐津))

 

 (佐賀200か10-17(唐津))

 

 (佐賀200か10-18(佐賀))~後述・ラッピング前画像

 

 (佐賀200か10-19(佐賀))

 

 このうち、佐賀200か10-18に関しましては、「ひつじのショーン」ラッピングバスとなっておりまして(詳しくは番外参照)、車体も青地のラッピングに覆われておりますし、車内も「ひつじのショーン」に関しました装飾となっております。尚、当初は3月末までの運行でありましたが、好評につき現在も運行が継続しております。

 

 (車内)

 

 

 平成30年には、このタイプになりまして初めて日野レインボー(2KG-KR290J3)が導入されておりまして、佐賀営業所に佐賀200か10-93・10-942台が導入されております。また、引き続きいすゞエルガミオ(2KG-LR290J3)も佐賀200か10-90~10-923台が導入されておりまして、こちらはいずれも唐津営業所に導入されておりまして、唐津所属車は東松浦半島内の路線を中心に、佐賀所属車も唐津~多久~佐賀幹線や、佐賀~古湯・佐賀営業所・小城間に使用されております。

 

 【いすゞエルガミオ、(2KG-LR290J3)】

 (佐賀200か10-90(唐津))

 

 (佐賀200か10-91(唐津))

 

 (佐賀200か10-92(唐津))

 

 【日野レインボー(2KG-KR290J3)】

 (佐賀200か10-93(佐賀))

 

 (佐賀200か10-94(佐賀))

 

 

 令和になりまして、初めての導入車であります計5台が唐津営業所・佐賀営業所に導入されておりまして、これまでと同様、いすゞエルガミオ3台(佐賀200か11-36~11-38)が唐津営業所、日野レインボー2台(佐賀200か11-39・11-40)が佐賀営業所に導入されております。これら車の特徴は、ドライバー異常時対応システム(EDSS)を標準装備したタイプでもありますし、リアランプも違いが見られているのが特徴でもあります。

 

 そう言った事から日野レインボーの場合の形式はこれまでの2KG-KR290J3から2KG-KR290J4、いすゞエルガミオは2KG-LR290J3から2KG-LR290J4に形式が改まるに至っておりまして、各車とも各営業所の運行エリアで運行される姿が見られております。

 

 【いすゞエルガミオ(2KG-LR290J4)】

 (佐賀200か11-36(唐津))~その下の画像が「SAGA2024」ラッピング

 

 (佐賀200か11-37(唐津))~その下の画像が「SAGA2024」ラッピング

 

 (佐賀200か11-38(唐津))

 

 【日野レインボー(2KG-KR290J4)】

 (佐賀200か11-39)

 

 (佐賀200か11-40(佐賀))

 

 

 さらに、令和2年暮れにはいすゞエルガミオ(2KG-LR290J4)3台・日野レインボー(2KG-KR290J4)2台が導入されておりまして、「コロナ禍」ではありますが5台導入へと至っております。内訳は、いすゞエルガミオが佐賀200か11-73・11-74が唐津営業所に、11-75が佐賀営業所に導入、日野レインボーが佐賀200か11-76が佐賀営業所、11-78が唐津営業所にそれぞれ導入されておりまして、この年の導入ではいすゞエルガミオが唐津、日野レインボーが佐賀と言う形は崩れております。尚、装備は前年導入に準じた形となっております。

 

 【いすゞエルガミオ(2KG-LR290J4)】

 (佐賀200か11-73(唐津))~画像なし

 

 (佐賀200か11-74(唐津))

 

 (佐賀200か11-75(佐賀))

 

 【日野レインボー(2KG-KR290J4)】

 (佐賀200か11-76(佐賀))

 

 (佐賀200か11-78(唐津))~その下の画像はラッピング貼り付け後

 

 

 そして、「コロナ禍」でもあります令和3年暮れに導入されました5台であります。内訳は、この年もいすゞエルガミオ(2KG-LR290J4)が3台・日野レインボー(2KG-KR290J4)が2台が導入されておりまして、内訳は、いすゞエルガミオ3台(佐賀200か12-11~12-13)がいずれも唐津営業所に、日野レインボー2台(佐賀200か12-14・12-15)がいずれも佐賀営業所にそれぞれ導入されております。また、装備に関しましてはこれまでの導入に準じた形となっておりまして、この時点でこのフロントタイプ自体も29台も導入に至っております。

 

 【いすゞエルガミオ(2KG-LR290J4)】

 (佐賀200か12-11(唐津))

 

 (佐賀200か12-12(唐津))

 

 (佐賀200か12-13(唐津))

 

 【日野レインボー(2KG-KR290J4)】

 (佐賀200か12-14(佐賀))

 

 (佐賀200か12-15(佐賀))

 

 

 令和4年暮れには、いすゞエルガミオ(2KG-LR290J4)のみ5台が導入されておりまして、唐津営業所に3台(佐賀200か12-52~12-54)、佐賀営業所に2台(佐賀200か12-55・12-56)が導入されております。この導入車の大きな特徴は、画像からもわかりますように白色LED行先となっておりまして、これまでの橙色のLED行先としますと視認性も向上しているのではないかと思われます。

 

 (佐賀200か12-52(唐津))

 

 (佐賀200か12-53(唐津))

 

 (佐賀200か12-54(唐津))

 

 (佐賀200か12-55(佐賀))

 

 (佐賀200か12-56(佐賀))

 

 

 令和5年には、まず秋に「九大線(糸島系統)」向けに日野レインボー(2KG-KR290J5)が伊都営業所に2台導入(福岡200か47-87・47-88)されました。この中型新車の福岡地区導入は実に19年ぶりの導入となっておりまして、伊都営業所所属車でも目立つ存在であると言ってもいいかと思います。尚、この導入からはアリソン製のAT車となっておりまして、この後の導入車も続く事にもなります。

 

 (福岡200か47-87)

 

 (福岡200か47-88)~画像なし

 

 

 そして、令和5年暮れにはいすゞエルガミオ(2KG-LR290J5)のみが導入されました。この導入ではこれまで佐賀県内向けでは5台導入であったのが7台導入となっておりまして、5台が唐津営業所(佐賀200か12-96~12-99・13-01)、2台が佐賀営業所(佐賀200か13-02・13-03)と言う陣容となっております。装備に関しましては、先の福岡地区向け日野レインボーと同様アリソン製のAT車となっておりまして、新たな流れが見られております。

 

 (佐賀200か12-96(唐津))~画像なし

 

 (佐賀200か12-97(唐津))~画像なし

 

 (佐賀200か12-98(唐津))

 

 (佐賀200か12-99(唐津))

 

 (佐賀200か13-01(唐津))~廃止となった、金の手→仮屋→値賀系統時

 

 (佐賀200か13-02(佐賀))

 

 (佐賀200か13-03(佐賀))~画像なし

 

 

 今回は、平成28年より導入されました昭和バスの現モデルいすゞエルガミオ・日野レインボー全43台に関しましてご紹介しましたが、いつの間にかそれだけ導入されていた事には驚かされる所です。確かに、車庫画像からも同スタイルの車が並ぶほどでありますので、それだけ多く導入されている事が伺える所ですし、それによって世代交代や低床化が進んだ事も言えるのではないでしょうか。かつてこれら運行路線には幹線向け大型車両あり、そして支線区でも貸切落としの大型車両が見られておりましたが、現在はそう言った車両が使用されている訳でもありますので、大きく様変わりしている事には間違いないでしょうか。

 

 ※当初「42台」と記していましたが、令和5年導入車が7台であった事から「43台」と修正しております。