佐賀県の県庁所在地であります佐賀市内では、特に佐賀市交通局(佐賀市営バス)の路線バスにおきまして、ラッピングを施した姿が見られておりまして、車体が大きい分、引き付けられるようなラッピングも見られております。
その内容も、以前は画像1の車(775号・三菱PA-MK27FH~永池ラッピング)のように企業ラッピングも多く見られておりましたが、現在は公共(佐賀市や佐賀県など)のラッピングが多く見られておりまして、画像2の車も佐賀市が広告主として、Bリーグ「佐賀バルーナーズ」を応援するラッピングバス(860号・いすゞ2KG-LR290J3)も見られておりまして、以前としますとそう言った細かな変化も見られております。
やはり、先述のように引き付けられる所もあるのが印象的な所ではないかと思いますが、それほどまっさらな姿としますと、ラッピングバス自体も「動く広告」でもありますので、以下画像のようにキャラクターを出しますとより注目される部分もあるのではないかとも思う所ではあります。
(837号・いすゞSKG-LR290J2)~佐賀市「ハンドサイン」ラッピング
さて、この佐賀市内および近郊では、同じくこの地域を運行します昭和自動車(昭和バス)でもあるラッピングバスが運行されておりまして、2月中に撮影~乗車まで至っておりました。今回は、このラッピングバスに関しまして、皆様にご紹介してまいります。
それが、「ひつじのショーン」でありまして、イギリスのアードマン・アニメーションズで製作されましたアニメーション作品でもありまして、現在は世界170か国で愛されているものであります。今回この「ひつじのショーン」と佐賀県とがコラボを行っておりまして、ショーンとその仲間たちが佐賀県内にバカンスに来ていると言う設定でこのようなラッピングバスが運行されるに至っているものであります。
現在、昭和バスにおきましてこのラッピングバスが運行されておりまして、佐賀営業所管内の佐賀~イオンモール佐賀大和・佐賀営業所間、佐賀~イオンモール佐賀大和~中極~小城間、佐賀~尼寺(にいじ)~古湯温泉間で運行されております。
さて、「ひつじのショーン」ラッピングバスの姿を拝見してまいりますが、今回ラッピングを施しております車はいすゞエルガミオ(佐賀200か10-18、2KG-LR290J3)でありまして、車体全体にイメージカラーであります青地のラッピングが施されているのが特徴でもあります。
そんな同車のラッピング前の姿です。もちろん路線車両でもありますので、白地に3色のラインが入っているのが特徴であります。ちなみに、画像は令和2年の佐賀地区再編直前に撮影していたものでありまして、撮影場所は現在は廃止→富士町コミュニテイバスに移管されております旧北山車庫(北山中原バス停)で撮影していたものであります。
改めまして、ラッピングの姿をご紹介しますが、フロント・リアには主人公でもあります「ショーン」の姿を拝見する事ができておりまして、リアでは佐賀らしく「ショーン」のバルーンの姿も見られておりますが、フロントの「ショーン」の左側にありますバルーンをよく見ますと昭和バスの路線バスカラーのバルーンの姿を見る事ができております。こうした所からも、窓ガラスの右側の「昭和バス」とともに、この車が昭和バスの車である事をアピールしている事が伺わせております。
(リア・ショーンのバルーン)
また、非公式側では「歩こう。佐賀県。」の文字を見る事ができておりますが、佐賀県では以前からその「歩こう。佐賀県。」をキャッチコピーとした取り組みを行っておりまして、自家用車での移動が前提のライフスタイルから、歩く事や自転車・公共交通の利用などを積極的に取り入れた「歩くライフスタイル」を推進しておりまして、今年の1月にも路線バスの無料デーを実施したりもしておりましたが、この「ひつじのショーン」もこのキャッチコピーとコラボした形で運行されてもいまして、よりアピールしている事も伺わせております。
さて、ここからは以前乗車時の模様をご紹介しますが、車内は「ひつじのショーン」出てまいりますキャラクターの姿を見る事ができておりまして、特に最前列には大きいぬいぐるみの姿を見る事ができます。これらぬいぐるみの姿は「お座りぬいぐるみ」と称されているそうですが、ご覧の皆様もキャラクターをご存知の方でしたらこうした姿に驚かされるのではないかとも思います・・・。
(「ショーン」)
(犬の「ビッツァー」)
こちらは手すりの部分でありますが、この手すり上部にはひつじの「群れの仲間」の姿を拝見する事ができております。正直こんな所にも・・・とも思う所ではありますが、それだけアピールしている事も伺わせているのではないでしょうか。
(アップ)
また、リアにも「シャーリー(左端)」と「ティミー(左から2番目)」、「3匹のいたずらブタ」、「ティミーのママ(右端)」の姿を見る事ができております。こうして見ましても、様々なキャラクターがいる事がわかります。ちなみに、この撮影時はひなまつり前でありましたので、ひなまつりに関しました姿も見られておりますが、このバスを担当されている方が女性の方でありますので、より手が凝ったような姿も見られていました。
(リア行先の部分にひな祭りの姿も)
そして、各座席には「もこもこ座席」も見られております。これは「ショーン」たちの背に乗っているみたいな感じをイメージしての事ですが、背もたれ部分もふかふかしていて大変気持ちが良かったです。尚、押しボタンには「歩」と書かれたボタンとなっておりまして、こうした所からも「歩こう。佐賀県。」をアピールしている事も伺わせております。
(車外より)
(「歩」と書かれた押しボタン)
所で、そのラッピングバスの姿を実際に乗車した模様などからご紹介しておりますが、この車は冒頭述べました佐賀市営バスではなく昭和バスの車であります。やはり、佐賀市内でラッピングバスと言いますと佐賀市営バスの印象が強いのではないかと思われますが、先述・以下画像のように昭和バスと書かれたものもこの車では見られておりますので、これで存じていなかった方は存じていただければと思っております。
今回は、昭和バスの「ひつじのショーン」ラッピングバスに関しましてご紹介しましたが、「ショーン」らが見られております車体のラッピング姿や車内の姿には正直驚かされる所ではないかと思います。中でも私自身は「もこもこ座席」には先述のように大変気持ちが良かっただけにより印象が強い所でもありますし、車内のキャラクターのぬいぐるみの姿からもよりそう思う所でもありましょうか。そんなこのラッピングバスは3月31日までの運行との事でありますので、ご覧の皆様の中でまだ乗車されていない方は乗車されてみてはいかがかとも思っております。その際には、スケジュールも拝見の上で乗車される事をお勧めします。
【参考】
佐賀県HP、「ひつじのショーン」ラッピングバス
同、運行スケジュール