番外 かつて博多〜佐賀〜肥前山口間で見られていた、783系電車13両編成の「3階建て」運行シーン | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 現在のJR九州の在来線で運行されております最長編成は、上の画像にあります9両編成でありまして、上の画像にもあります813系電車、そして817系電車でその姿を見る事ができております。

 

 その運行も、福岡都市圏門司港~博多~鳥栖~久留米~大牟田~荒尾間で運行されております快速・区間快速・普通列車による運行となっておりまして、ラッシュ時を中心にその姿を見る事ができております。やはり、これからご紹介しますようにまだ長い編成も見られていた訳ではありますが、現在も多く見られておりますこの編成が最長編成となったのは利用状況を考えると仕方ない所ではあります・・・。

 

 尚、特急列車の最長編成は、783系電車で運行されております「みどり」「ハウステンボス」・「きらめき」、787系電車で運行されております「リレーかもめ」「かささぎ」・「きらめき」によります8両編成でありまして、特に783系電車で運行されております「みどり」・「ハウステンボス」では博多~早岐・佐世保(「みどり」のみ)間で見る事ができる編成であります。これには、基本的に「ハウステンボス」・「みどり」の各専用車による編成でありますが、一部「リレーかもめ」名目で運行する事から、「ハウステンボス」でも「みどり」として運行する事もあります。

 

 (「ハウステンボス」編成の「みどり(リレーかもめ)」)

 

 (787系電車で運行の「リレーかもめ」)

 

 

 ちなみに、令和3年3月改正までは、門司港→佐賀間で運行されております「かもめ101号」、佐賀→博多間で運行されております「かもめ108号」で見られておりました9両編成がJR九州の特急列車では最長編成でありました。現在は「かささぎ101号」→「かささぎ106号」として門司港・博多~肥前鹿島間で運行されておりまして、787系電車で運行されておりますし、編成も6両に短縮しております。

 

 

 さらにさかのぼりますと、令和2年改正まで九州の旅客列車最長編成は415系電車で運行されておりました12両編成でありまして、その姿も朝に運行されておりました、門司港→博多→南福岡間の快速列車1本のみとなっておりました。

 

 この編成では、編成のうち前4両の鋼製車両が大分車両センター所属、後8両のステンレスの車両が南福岡車両区所属と言う編成でもありまして、末期には画像にもありますように鋼製車両が先頭に立つ姿が見られておりました。

 

 

 そして、平成30年改正前は特急列車でも門司港→博多間で運行されております「きらめき」でも運行されておりまして、以下画像のように787系電車で運行されておりました3号、783系電車で運行されておりました5号で運行されておりまして、特に「きらめき5号」に関しましてはハウステンボス(赤)みどり(緑)・「きらめき」他編成(シルバー)での運行となっておりますので、まさにこのあとご紹介しますかつての長崎線の3階建てを偲ばせる編成となっているのが特徴でもありました。

 

 (787系電車で運行されていた「きらめき3号」)

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 (783系電車で運行されていた「きらめき5号」)
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 さて、ここからご紹介しますのは、平成23年3月改正まで見られておりました、上の画像の平成30年3月改正まで見られておりました「きらめき5号」のように、最長編成でありました13両編成の姿を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 「13両編成」は、当時の「かもめ」・「みどり」・「ハウステンボス」において見られていた編成でありまして、「かもめ」編成が5両編成であるのに対しまして、「みどり」・「ハウステンボス」の編成が各4両編成でありますので、その結果13両編成での組成が可能となりまして、最も需要が高い博多~佐賀間を要します博多~肥前山口(現・江北)でその姿が見られておりました。
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 平成23年撮影の783系電車5両編成によります「かもめ」であります。当時肥前山口~長崎間は、基本的にこの「5両」での運行となっておりまして、「13両」での姿とは大きくかけ離れている印象さえも感じさせる所ではなかったでしょうか。
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 こちらは、長崎・佐世保線の現在の最長編成であります「ハウステンボス」・「みどり」編成によります8両編成での姿であります。この「8両」はこれまでも述べておりますように博多~早岐・佐世保間で見る事ができておりますが、先述のように高需要区間であります博多~佐賀間ではよりその力を発揮する事にもなります。
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 さて、ここからは平成23年2月に撮影しておりました、「13両」ができるまで、及び「13両」から「5両」・「8両」に分かれるまでの姿をご紹介します。撮影駅は、佐賀県江北町の現在は江北駅と称します肥前山口駅でありますが、この駅では長崎線・佐世保線の分岐駅でありますので、このような分割・併結の姿が国鉄時代より見る事ができるようになっておりました。

 

 

 画像は、肥前山口駅の2番ホームであります。既に783系電車の「みどり」・「ハウステンボス」編成のいわゆる「8両」が入線してきておりまして、この後併結へ進む事になります。
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 その後、「5両」の「かもめ」編成が肥前山口駅2番ホームにやってまいりました。これから併結へと進む事になります。
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 そして、さらに誘導します係員の手によりましてゆっくりとした速度で併結されまして、13両編成の「3階建て」となります。このような姿が日中見る事ができておりまして、運行末期時には多くのファンの姿も見る事ができていたのが当時の姿でもありました。
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 (連結完了)
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 「13両」の最後尾にあたります1号車からの画像であります。よく見ましても全長が約260メートルもありますので、ずいぶん長い事がわかります。この後この列車も次の停車駅でもあります佐賀駅におきまして多くの乗客を乗せる事にもなりますが、高需要区間に入る前を思いますとよくわかる姿ではないかと思います。 
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 こちらは、「13両」から「5両」・「8両」に分割されるシーンであります。このようなシーンは、やはり分割される事もありまして、いつ見てもいいシーンではなかったかとも思う所でもありましょうか。
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 今回は、過去の画像から「13両」の姿及び「13両」の姿になるまでなどをご紹介しましたが、現在783系電車による運行は4両編成のみでの運行されているなどその姿を見る事はできませんし、「5両」に関しましても令和2年改正で姿を消している事もありまして、そう言った組成自体見られなくなっておりまして、今や特急で「8両」、快速・準快速・普通でも「9両」までしか見られなくなっているのが現状ではあります。けれども、これまでもご紹介しましたように実際に過去にはこういった長編成で運行されていた姿が見られていた訳ではありますので、ご覧の皆様も過去の姿を覚えていただければとも思っております。

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