西鉄バスの福岡～東京線「はかた号」と言いますと、これまでも当ブログでもご紹介しておりますように、日本最長距離を誇る高速路線バスとして運行されておりまして、所要時間は約１４時間３０分を誇る高速路線バスでもあります。
使用車両は、上の画像にありますように、博多営業所に所属します三菱エアロクィーン（２ＴＧ－ＭＳ０６ＧＰ）が２台（０００１（画像１）・０００２（画像２））運行されておりまして、この１台に座席区分も２区分（個室型プレミアムシート・独立３列ビジネスシート）に分けられておりまして、いずれのシートも約１４時間乗っておかないといけない事もありまして、従来の車よりも快適さを見せているようでもあります。
尚、先代の車であります三菱エアロクィーン（ＱＲＧ－ＭＳ９６ＶＰ）に関しましては引き続き予備車として在籍しておりまして、画像の２台が現タイプが検査時や続行時に東京へ足を運ぶ事があります。やはり既存のタイプと違いまして装備が違う事もありますので、予備車として在籍するのは良かったかとは思う所でしょうか。
（０００３（元０００１））～以下画像（バスタ新宿撮影画像）が０００１時代、その下の画像が０００３
（０００４（元０００２））
それにしても、過去の画像では東京での「はかた号」の姿は福岡では見る機会が多いとは言いましても、もちろん東京へは出向いた時しか見られませんので、普段とは違ったような印象かな？と思ってならない所でもあります。今後また行く機会があれば是非とも利用出来ればとも思っております。
さて、今回ご紹介しますのは、先代ＱＲＧ－規制車の前の代の「はかた号」専用車でありました、先々代の三菱エアロキング（ＢＫＧ－ＭＵ６６ＪＳ）の福岡帰還シーンを所属先の博多営業所までの姿を平成２６年に収めておりましたので、皆様にご紹介してまいります。
「はかた号」の先々代の専用車は、平成２１年１２月から平成２６年１２月までの５年間は画像の三菱エアロキングでありまして、２台が西鉄バスに所有しておりまして、博多営業所所属で運行されておりました。
（０００１→０００３）
（０００２→０００４）
当時の装備は、２階前部にプレミアムシートが、２階中央～後部が最も座席が多いビジネスシート、１階は４列シートでありますエコノミーシートが装備されておりまして、座席数も３５席と現在の２２席としますと１３席も多く取られておりまして、まさにダブルデッカーゆえの姿が見られておりました。
さて、ここからは福岡帰還シーンをご紹介してまいります。以下画像は平成２６年１月、福岡市の住吉通りで撮影しました０００２（→０００４）でありまして、東京から戻ってまいりました「はかた号」の天神高速バスターミナルへその日最後の走行を行っている所でもありました。
この「はかた号」は走行距離が片道でも１０００数百キロ、約１４時間かけまして福岡に戻って来ていた訳でもありますので、本当に長い時間運行して来た事を実感するのではないかとも思う所でもあります。
この後、私も西鉄バス博多営業所の近くに行く用事がありましたので、その用事から戻るついでに画像にあります博多営業所に寄ってみる事にしました（御笠川対岸より撮影しております）。
すると、博多営業所に帰還しておりました０００２が営業所内の給油スペースにて給油を行っておりまして、この日の夜にまた東京へと向かう事になりますので、この時担当しておりました運転士の最後のお仕事を行っている姿をも見る事ができておりました。
それにしても、よく見ますと３軸ありますタイヤの後輪に、チェーンを巻いた跡を見る事ができました。この日の運行では、雪の心配もなく定時で戻ってきておりましたが、この撮影日前の間には雪も降っていた時もありましたので、おそらくはその時の跡が残っていたのでしょうか？やはり１０００数百キロには何があるかもわかりませんので、この姿もわからなくはない所ではあります。
その後この平成２６年暮れに、新たな車であります現０００３（元０００１）・０００４（元０００２）２台が導入されておりまして、その結果三菱エアロキング２台は「はかた号」からは引退しておりまして、以降は貴重な車であった事もありましてそれぞれ（前）０００３・（前）０００４に改番されましてイベント用などで使用されてもいましたが、その後０００４は廃車になりましたし、０００３に関しましてはさせぼバスに移籍しておりまして（Ｃ０２１）、させぼバス目玉の貸切車両として第二の車生を送っておりましたが、今年廃車売却されております。
今回は、過去の姿となりました西鉄バスの三菱エアロキングの「はかた号」としての帰還シーンの姿を中心にご紹介しましたが、この車も「はかた号」から引退しましてもう９年（平成２７年１月～）になりますので正直早いなと言う印象でしょうか。この間には、先代のＱＲＧ－規制車も予備車となりまして現在の２ＴＧ－規制車に至っておりますので、より早いなと言う印象さえも感じさせられますし、先々代のエアロキングも他社移籍あれば廃車となった車もありますので、かつてこのように存在していた事を存じていただければと思いますし、長い距離を連日走っていた事も伺わせていただければとも思っております。
