番外 車内外にて見る事ができていました、平成27年運行、キハ220-1501「ブンゴヤージュ号」 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 大分車両センターに所属しますキハ200系気動車の両運転台版でもありますキハ220形気動車は、現在13両が所属しております。
 
 このキハ220形気動車も、令和3年に佐世保車両センターから2両転属してくるも、昨年9月に熊本車両センターに2両が転属しておりまして、結果現在13両と言う陣容に至っております。
 
 そして、このうち4両が上の画像の1500番台となっておりまして、1500番台に関しましては4両全車がこの大分車両センターに配置されていると言った流れになっております。
 
 この1500番台4両は、元は平成9年に香椎線向けに導入されていた車両となっておりまして、後述の画像にもありますようにオールロングシート車となっております。それでも、大分車両センターの前身でもあります豊肥久大鉄道事業部に転属しました際にトイレ設置改造も行われておりまして、そう言った事から久大線・豊肥線・日豊線の長い距離の運行にも対応できるようにもなっております。
 
 画像が車内です。福岡都市圏でもあり利用者需要も多い香椎線向けに導入されました気動車でもありますので、ロングシートの車内となっているのがわかります。また、画像からはわかりませんが手前側にはトイレも設置されておりますので、乗車中にトイレに行きたくなりました方にとっては優しい装備となっております。尚、トイレは車いす対応でもありますので、車椅子で利用される方にとりましても優しい装備でもあります。
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 現在、豊肥線・久大線で運行されておりますが、かつては日豊線の佐伯~延岡間でも運行されておりまして、画像1・3がその時の姿でもあります。しかし、現在は運行されなくなりましたので、その姿も貴重な姿となっている事もわかるのではないかとも思います。
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、そのキハ220形1500番台気動車のトップナンバーでありますキハ220-1501におきましてかつて運行されておりましたラッピング列車でもあります「ブンゴヤージュ号」に関しまして皆様にご紹介してまいります。
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 この「ブンゴヤージュ号」とは、平成27年7月~9月までJRグループを上げて開催されておりますおんせん県おおいたデスティネーションキャンペーンの一環として運行されていたものでありまして、大分県内の駅において開催されておりますスタンプラリー企画ブンゴ・アート・トレジャーにおいて、大分県在住の「ザ・キャビンカンパニー」と呼ばれます2人組の絵本作家作品もこのキャンペーンに一役買っておりました。

 

 

 この「ブンゴ・アート・トレジャー」には、「ザ・キャビンカンパニー」製作の絵本がスタンプラリーの台紙となっておりまして、大分県内のスタンプ設置駅であります、宇佐・別府・大分・鶴崎・臼杵・由布院・向之原・豊後竹田・中判田各駅のスタンプが集まりますと台紙の絵本の最後の1ページがもらえるようにもなっておりまして、ご覧の皆様の中にもこの体験をなされた事もあるのではないかとも思います。
 
 
 さて、この「ブンゴヤージュ号」にも、「ザ・キャビンカンパニー」デザインのラッピングも貼り付けられておりまして、当該車両がそのキハ220-1501でありました。実際に、こちらは由布院駅において撮影していたものでありますが、前面・側面において大きく描かれておりまして、車両自体が元々赤い車体である事もありまして、スタイル的にはこのラッピングもよく似合っているのではないかとも思います。
 
 (前面)
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 (側面)
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 画像は、ラッピング前のキハ220-1501でありますが、普段はまっさらでありますキハ220-1501の前面上の画像のラッピング後の姿とを比べてみましても、イメージからだいぶ違う事がお分かりいただけるのではないかと思います。
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 こちらは車内であります。この時乗車も果たしておりましたのでご紹介しますが、よく見ますと車内の吊り広告やつり革にも「ブンゴ・アート・トレジャー」に関しましたデザインが描かれていた事がわかるのではないかとも思います。ちなみに、ご紹介しておりますようにこのキハ220-1501はオールロングシートでありますが、ロングシートゆえ座席からもそれら姿が座ってでも見られるのがいいのではないかとも思います。
 
 (車内吊り広告)
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 (つり革)
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 そんなこの「ブンゴヤージュ号」は、久大線・豊肥線を中心に運行されておりまして、特に大分地区(大分~由布院・豊後竹田間)を中心に見る事ができるようになっておりまして、ユニークな姿が伺う事ができておりました。
 
 
 今回は、以前運行されておりました「ブンゴヤージュ号」に関しましてご紹介しましたが、最初乗車時に何かな?とさえも思ったほどでもありましたが、後から調べますとこういったラッピング列車でしたので、見ていてなかなかユニークな列車だなとも思ったほどでした。これまでも、このキハ200系気動車ではラッピングされた車両も見られてはいましたが、このようなユニークなパターンはこれまでもないのではとも思います。ご覧の皆様の中にも懐かしいと思われた方もいらっしゃるのではないかとは思いますが、実際にこのようにこの列車自体が運行されていた事を存じていただければとも思います。
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