番外 いわさきGP「グリーントライアングル」高速車に存在しました、最後の夜行用三菱エアロクィーン | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 
 鹿児島県の事業者でありますいわさきグループのバスと言いますと、一番の印象のカラーは白地の塗装に青色などヤシの木をかたどったデザインをよく見る事がありますが、それ以外にもグリーントライアングルと称しますデザインも存在しております。
 
 この「グリーントライアングル」とは、基本的には指宿・種子島・屋久島を表しておりまして、それぞれにありますいわさきグループのホテルを意味してもいます。実際に、指宿には指宿いわさきホテルが、種子島には種子島いわさきホテル(平成29年営業再開、それまではコスモリゾート種子島ゴルフリゾート)が、屋久島には屋久島いわさきホテルが存在しておりまして、それぞれ利用者もいらっしゃっております。
 
 そんなこのデザインは、平成初頭より高速車・貸切車で見られていたものでありまして、いわさきグループの事業者におきましてそれぞれ見る事ができておりました。
 
 ご紹介しております高速車に関しましても、後述の平成9年式の車まで一度採用されておりましたが、平成25年に導入されました以下画像の鹿児島交通観光バスのヒョンデ(ヒュンダイ)ユニバースにおきまして再採用されるようになりまして、このデザインの高速車両は引き続き見られるに至っております。尚、上の画像にあります鹿児島交通の車(鹿児島200か17-91、LDG-RD00)に関しましては、13年ぶりに鹿児島交通の高速車にてこの塗装が採用されておりましたが、鹿児島交通便4列化に伴いまして、現在は鹿児島交通観光バスに移籍しております。
 

 (鹿児島200か15-38)

 

 (鹿児島200か15-39)

 

 それでも、このほど鹿児島交通の4列シートユニバースにも「グリーントライアングル」カラーが現れておりまして、ユニバースの4列シート高速車でのこのカラーは初めてでもあります。現在は他の車とともに鹿児島~福岡線「桜島号」で活躍する姿が見られておりまして、私も現時点収めておりませんので、今後収めれればと思っております。

 
 
 さて、今回ここからご紹介しますのは、先述のように平成9年式でありまして、タイトルにもありますように最後の夜行用でもありました「グリーントライアングル」デザインの三菱エアロクイーン(鹿児島22き・940、KC-MS822P)に関しまして皆様にご紹介してまいります。
 
 
 この車は、平成9年に鹿児島交通(旧称)におきまして新製導入されまして、夜行高速バス用として本州向けの路線(神戸・大阪方面)を中心に使用されておりました。
 
 その後、平成16年に運行会社が旧南九州バスネットワークとなりまして引き続き本州向けの路線で運行されておりましたが、その年に導入されました4台の新車導入によりまして、これまで先代の三菱エアロクイーンが使用されておりました「桜島号」に転用されまして運行されておりました。
 
 しかし、平成18年にその南九州バスネットワークが解散、所有先も林田バス(その後いわさきバスネットワーク→鹿児島交通)に移管されまして、引き続き「桜島号」専用車として使用されましたが、平成19年に現在の鹿児島交通観光バスに所有先が変わりまして、引き続き「桜島号」で運行されておりましたが、平成25年に導入されましたユニバース新車の導入によりまして、残念ながら廃車となっております。
 
 
 画像は、平成25年に乗車・撮影しておりました、鹿児島22き・940であります。この時は熊本県の宮原サービスエリア休憩時での撮影でありますが、画像からもわかりますように「グリーントライアングル」デザインが印象的でありました。私も、このデザイン自体以前から好んでいたデザインではありましたが、「グリーントライアングル」と言う事で、指宿・種子島・屋久島をかたどった姿は、まさにいわさきグループを代表するデザインの一つなのではないかとも思う所であります。
 
 (アップ)
 
 
 今回は、「グリーントライアングル」デザイン最後の夜行高速車でありました三菱エアロクィーンに関しましてご紹介しましたが、冒頭に述べましたように、この「グリーントライアングル」デザインの高速車も、現在もユニバースで継承されております。それは置き換えられた車に施されておりましたデザインを継続させるべくと言ってもいいかとは思いますが、このエアロクイーンの存在自体もかつてのいわさきグループの「波」を経験しただけありまして、やはり大きな存在であったのかなとも思ってならない所でもあります。とにかく、現在も見られますこのデザインでありますが、いつまでもその姿を見せていただきたいものであります。