番外 令和3年3月改正で姿を消しています、博多駅「かもめ」着→「ソニック」発として運行していた姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 JR九州885系電車は、これまでも当ブログでも述べておりますように、博多~武雄温泉間「リレーかもめ」、博多~佐世保間の「みどり」、博多~佐賀・肥前鹿島間「かささぎ」の西九州地区系統、博多~大分間「ソニック」と共通運用となっておりまして、運用自体も数日西九州地区系統→数日「ソニック」→数日西九州地区系統・・・と一体した運用となっております。

 

 このパターンは、平成30年3月の改正から存在しておりまして、去る9月23日からは博多~長崎間「かもめ」が運行しなくなりましたが、先述のように博多~武雄温泉間「リレーかもめ」、博多~佐世保間の「みどり」、博多~佐賀・肥前鹿島間「かささぎ」の西九州地区系統へ運用が拡大しまして、現在は「ソニック」系統を合わせて9運用が存在しております。

 

 また、1次車(「かもめ」編成)・2次車(「ソニック」編成)とスタイルは若干異なる所はありますが、それでも装備自体も共通の装備である事や、一体化する事でより効率的な運用に就けると言う事からそのようなパターンとなっているようでもあります。

 

 しかし、元々は「かもめ」編成と「ソニック」編成と分かれて導入されておりまして、実際に1次車「かもめ」編成が6両編成で導入されていたのに対しまして、2次車「ソニック」編成は5両編成で導入されておりまして、その違いが見えておりましたが、のちに「ソニック」編成も6両化されまして、さらに「かもめ」の運用にも入るようになりましたし、「AROUND」化で塗装も「ソニック」の青に統一されておりまして、ますます一体化した姿が見えるようにもなっております。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、数日間運行されてきました「かもめ」(→現在は「みどり」)から、これから数日間「ソニック」として運行される列車(逆に「ソニック」から「みどり」も)は実際に存在しておりますが、到着後に「かもめ」から「ソニック」に変わる姿も改正前の令和3年3月12日まで見る事ができておりました。今回は、その姿を「かもめ」の終点駅、「ソニック」の始発駅でもあります博多駅で改正前に収めておりましたので皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この運用は、「かもめ」の終点博多駅到着後にすぐ「ソニック」として運行されておりましたが、博多駅停車の間は平日15分・土日祝日19分しかなく、まさに慌しさが伺えるシーンでもありました。

 

 

 さて、これからご紹介してまいりますが、博多駅の発車標では到着前から「ソニック5号」の表示がなされておりまして、乗車されます方もまさか「かもめ」から「ソニック」へと変わるとは思いもしない方もいらっしゃるのではないかと思います。それでも、その下の画像にもありますように「ご乗車はしばらくお待ちください」とも表示されておりまして、到着後に清掃作業を行う事が伺わせておりました。

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 この時は、令和3年3月12日で廃止されました、787系電車で運行されておりました「有明(の回送列車)」の撮影も行っておりましたので、こちらを優先に撮影を行っておりましたが、以下画像の「有明」回送列車撮影時に、上の画像3のように肥前鹿島駅からの「かもめ102号」が入線して来ておりました。この時点では、画像左側に清掃の方の姿が見られておりまして、この後清掃作業を行うために待機する姿も見られていた事がわかります。

 

 

 「有明」の回送列車撮影後は、「かもめ102号」「ソニック5号」の撮影へと移ります。この日の運行列車は、トップナンバーのSM1編成でありまして、この時点では行先表示もまだ「特急かもめ 博多」と表示されておりました。ちなみに、「かもめ102号」は「有明」回送列車撮影時に見た所、窓際を中心に多く見られておりまして、通勤客を中心とした利用が見られていた事が伺わせておりました。

 

 (行先、まだ「特急かもめ 博多」の表示でした)

 

 

 ここからは再び2番ホームに戻りまして撮影を行います。画像にもありますように、清掃作業を行っておりますので、ドアは閉められている事がお分かりいただけます。したがって、「かもめ」利用者も「ソニック」に乗り換える方もいらっしゃったようではありますが、それら利用者もその下の画像にもありますように一度降車する事になっている事がお分かりいただけます。ちなみに、降車時間を含みますともうわずか10数分しか停車時間がありませんので、1両単位2名ほどで作業を行っておりました。

 

 

 しばらくしますと、行先表示が「特急ソニック 大分」に変更されました。これでわかりますように、これからこの列車は「ソニック5号」として大分駅に向かう事になります。

 

 (行先アップ)

 

 

 そしてしばらくしますとドアが開きました。この間は博多駅到着から10分ほどでしたが、清掃作業自体もその時には終了しまして、本当に早さを伺えました。しばらくしますと、清掃の方が車外に出てこられまして、その下の画像にもありますように今度は「ソニック」の小倉・大分方面への乗客の乗車が始まりまして、「ソニック5号」としての発車を待つ事になります。

 

 (ドア開直後)
イメージ 6

 

 

 私も、この後この「ソニック5号」に香椎駅まで乗車します。「かもめ102号」でやって来てから15分、今度は「ソニック5号」として大分駅へと向かう事になる訳でもありますので、こんな愛称まで変わるシーンまで見られるのもこの列車ならではかなとも思ったほどでありました。

 

 

 しかし、この「かもめ102号」→「ソニック5号」に変わる列車は、冒頭にもご紹介しましたように去る令和3年3月13日ダイヤ改正で姿を消しておりまして、「かもめ102号」が787系電車7両編成に変更された事から、このような変則的な姿も見られなくなってしまっております。尚、現在の「かもめ102号」であった列車は、「かささぎ102号」として、783系電車8両(「みどり」・「ハウステンボス」編成)で運行されております。

 

 

 今回は、令和3年3月改正前まで博多駅で見られておりました「かもめ」→「ソニック」と変わるシーンをご紹介しましたが、私もこのようなパターンを実際この場で見ていて清掃の方も慌しくやっている事が伺えていた事が印象的でした。しかも「かもめ102号」の乗客がこれまでも立ち客もいらっしゃる事さえもあったようですので、となりますと降車には時間がかかってしまっていた訳でもありますので大変ではなかったかと思います。残念ながら、博多駅でそのまま変わる事になります変則的な列車は見られなくなりましたが、ご覧の皆様も実際にこのように存在していた事を存じていただければと思っております。