番外 熊本バスで最後まで残っていた「熊ナンバー」で登録の車でした、丸目一灯日野レインボーRJ紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 
 丸目1灯の日野レインボーRJと言いますと、九州では現在上の画像の宮崎交通(画像は宮崎22か・764、(画像1)、宮崎22か・829(画像2)、P-RR172BA)におきまして、県内でまだ多く在籍している事からまだまだ健在な姿が見られておりまして、登録から既に30年以上経過しているとは言えないような姿が見られております。
 
 私自身も、訪問時にどれだけの車が健在かという事を訪問時に拝見しておりますが、画像のような丸目1灯の車を見ますとまだまだ大丈夫だなという事を伺わせております。特に、画像1の宮崎22か・764に関しましては昭和62年式と今年で36年になるとはいえ、ヤマト運輸の「貨客混載バス」として西都~村所間で運行されておりますので、より健在である事が伺わせております。それでも、徐々にではありますがこのタイプに関しましては台数は減らしてきておりますので、正直どのくらいまで活躍する姿が見られるのかという事には間違いないのではないかと思います。
 
 
 それ以外の事業者に関しましては、大分バスグループ大野竹田バスで角目2灯のタイプが1台見られておりますが、それ以外の事業者では年式柄廃車が進みまして、在籍しておりました事業者も全廃となった事業者も少なくはありません。
 
 
 そして、今回ご紹介します熊本バスでも日野レインボーRJ(P-RJ172BA)が平成26年まで在籍しておりまして、熊本市内あるいは近郊で見る事ができておりました。しかし、以下画像にもあります「スマイル塗装」をまといました京王グループなどからの移籍車によりまして廃車となっておりまして、結果全廃となっております。
 
 (熊本200か13-76、KL-JP252NAN改)~元関東バス、現在はラッピングを施しています
 
 
 さて、今回はその熊本バスでは最後まで残っておりました「熊」ナンバーのうちの1台でありました熊22か18-44を中心に皆様にご紹介してまいります。
 
 
 先述のように、この車の陸運登録ナンバーは「熊本」ではなく、「熊」となっていたのが特徴でありまして、上の画像の撮影を行いました平成24年の時点でもより古さを出しているのではないかとも思う所でもありましたが、実際にこの車は昭和62年式でありまして、形式に関しまして詳しくご存知の方ならお分かりいただけるのではないかと思いますが、「P-RJ」からわかりますように、バネは板バネとなっておりました。
 
 ちなみに、画像1の宮崎交通の車(宮崎22か・764)に関しましては同じく昭和62年式ですので、もしも「宮崎」ではなく「宮」での陸運登録が存在していたならばそう名乗っていたのかもしれない所ではあったのではないでしょうか(尚、「宮」ナンバーは宮城県で存在しておりました)
 
 
 画像は、平成24年訪問時に当時の熊本交通センターからたまたま乗車する事ができておりました同車の車内であります。車内を見る限りではそんな古さは感じられませんでしたが、それでも窓など細かい部分では汚れなども見られておりまして、そう言った所から古さを感じる所でもありましたし、乗車してみまして車のエンジン音がより古さを感じる所でもありました。
 
 
 その後、この車は新たな移籍車の導入によりまして撮影から2年後の平成26年10月に廃車となりまして、既にほかの僚車も廃車となっていた事もありまして、それによりましてこのレインボーRJ自体も熊本バスでは全廃となりましたが、この撮影時点でも25年経過していた訳ですので、宮崎交通以外の事業者からしますと大変長く活躍していたのではないかとは思います。ちなみに、冒頭からご紹介しております宮崎交通は30年以上の車も現在も在籍しておりますので、宮崎交通からしますとまだまだという印象ではありますでしょうか・・・。
 
 
 今回は、熊本バスに所有しておりました丸目1灯日野レインボーに関しましてご紹介しましたが、この平成24年撮影時点でも「熊22」と言う車が存在していただけでも貴重な印象がありましたし、加えまして丸目1灯と言うタイプ自体もこの撮影時でも熊本市内ではあまり見られないものでもあった分より頭に残っておりましたが、先述のように登録から25年は経過していた訳でもありましたのでなおさらではなかったでしょうか。現在は、こうした車は存在しておらず、自社発注車より移籍車が多く見られている熊本バスの路線車ではありますが、こう言った車もかつては存在していた事を覚えていただければとも思っております。