番外 拠点としての姿が見られ始めていた、平成21年撮影当時の九州新幹線熊本総合車両基地工事中の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 熊本県熊本市富合町にありますJR富合駅は、平成23年に開業して以来、駅周辺の住民の方々の最寄り駅として存在しておりまして、今年3月で開業から13年になります。
 

 この駅は、熊本市南区に属しておりまして、鹿児島線の川尻~宇土間に開業した駅でもありまして、ホームに待合スペースがある程度の無人駅でもあります。

 

 この駅のホーム配置は、上の画像2・以下画像でもわかりますように2面2線のホーム配置となっておりまして、鹿児島線・三角線の普通列車は全列車停車する駅でもあります。尚、線路の有効長は4両分のみでありまして、これは熊本地区の普通列車が最高4両しか設定されていないためでもあります。したがって、日中はワンマン運行します、815系・817系各電車、キハ40系気動車の各2両編成の列車、そして3両編成ながらワンマン運行します821系電車が主となっております。

 

 (ホーム)~こ線橋より先

 

 (817系電車、銀水行き)

 

 また、この富合駅は西口と東口と分かれておりまして、西口は1番ホーム側に、東口は2番ホーム側にそれぞれあります。画像は西口になりますが、西口には県道297号線沿いにあたっておりまして、住宅が見られておりますし、広い駐輪場もありまして、「西口駅前広場」と称する所もみられております。

 

 (駐輪場、「西口駅前広場」)

 

 (国道3号線へつながる道路)

 

 尚、この西口には、九州産交バスの最寄りバス停として国町駐車場バス停もあります。このバス停は、「駐車場」からもわかりますようにバス車庫(松橋営業所の現地出退勤)も設けられておりまして、そんな車庫がある所に駅が設けられております(駅開設前から車庫は存在)

 

 一方、東口には駅の近くに九州新幹線の熊本総合車両基地(正確には熊本総合車両所)が存在しておりまして、その姿からも車両基地への最寄り駅である事も伺わせております。またさらに進みますと国道3号線の通りへと進む事もできております。ちなみに、トイレは東口に設けられておりますし、列車利用されない方も西口と東口との通り抜けも可能になっております。

 

 (東口に設けられているトイレ)

 

 画像が、富合駅近くの歩道より収めておりましたその熊本総合車両基地でありますが、まさに熊本総合車両基地の最寄駅として存在している事を伺わせております。そのため、その車両基地で勤務されます職員の方も利用される方もいらっしゃいまして、朝夕を中心にお勤めされる方々の姿をも見る事ができております。
 
 (熊本総合車両基地、留置線)~新幹線車内より
 
 
 さて、今回ここからご紹介しますのは、その富合駅が最寄り駅でもあります、九州新幹線熊本総合車両基地の工事中の姿を今から15年前の平成21年に収めておりましたので、皆様にご紹介してまいります。
 
 
 この熊本総合車両基地は、広さは全体では約20万平方メートル、車両基地の本体では約17万平方メートルの広さになりまして、非常に広い車両基地となっております。
 
 ちなみに総合車両基地とは、車両の留置や乗務員の配置をはじめ、整備・点検・大規模な検査や修繕を行う、いわゆる工場的な施設を備えている事を言います。そんな九州新幹線も、部分開業時は鹿児島県薩摩川内市にあります車両基地が拠点でありましたが、開業しますと新たな九州新幹線の拠点としての機能を発揮する事に至っております。
 
 
 さて、この熊本総合車両基地を工事中の姿をこの時初めて収めておりましたが、ここは国道3号線沿いにもなりますし、以下画像・上の乗車時画像のように車両基地の上には九州新幹線の高架橋も存在しておりまして、九州新幹線からもその車両基地の姿を見る事ができております。また、その反対側には鹿児島線の線路も存在しておりまして、鹿児島線からも見る事ができるようになっております。
 
 
 この時私は、まず国道3号線沿いから見ておりましたが、この時点でもあちこちに新幹線基地関連の建物が多く見られておりました。こうして見るとわかりますが、建物の色は白地に赤が入った建物であるのがお分かりいただけるのではないかと思います。これでわかりますのが、九州新幹線800系新幹線電車に合わせているのだなと言うのが実感できる所でもありました。

 さらに、ちょうど施設の中間部分にこ線橋がありましたので、ここに行って見ますと、車両基地全体を見る事ができておりました。まず、画像が熊本寄りの部分であります。やはり建物は白地に赤の縦ラインが入った建物である事がおわかりいただけます。私自身、とにかくこの姿がさらにどうなるのか、正直楽しみな所でもありました。
 

 一方、こちらの画像が鹿児島寄りであります。こちらは留置線にあたる部分になります。ここに800系新幹線電車や、N700系新幹線電車が留置する事になると思いますと、大変楽しみな所でもありました。また、車両は最高8両までしか九州新幹線では運行しない事もありまして、それに合った形にもなっている事がわかるのではないでしょうか。
 
 
 その後、九州新幹線の車両の拠点として、現在に至っておりますが、新幹線車両(N700系新幹線電車)も、画像のように撮影しました翌平成22年には搬入されておりまして、以下画像の時には試運転を待っている姿を見る事・収める事もできておりました。また、この時JR西日本の車両の姿もありましたので、より九州新幹線と山陽新幹線とが繋がった事をも実感させる姿ではなかったかとも思っております。
 
 (JR西日本の車両)
 
 
 今回は、平成21年撮影当時の九州新幹線熊本総合車両基地の工事時の姿をご紹介しましたが、当時の姿からもまだ車両基地内が工事が行われていた所も実際に見られておりましたので、まだ稼動すらしていない初々しい所が見られていたのが懐かしい所でもあります。現在は九州新幹線の拠点としてN700系・800系各新幹線電車の検査・整備に必要な場所にもなっている訳でもありますし、さらには冒頭ご紹介しました富合駅に関しましても近隣住民・熊本総合車両基地で働く方の最寄り駅でもありますので、これからもこの地におきまして九州新幹線を支えるようにしていただければとも思う所ではあります。